
日本最大級のスポーツサイクル専門店!日本で最初のクロスバイク専門館!
2025/03/23 07:02
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当ブログをお読みの皆様こんにちは!
新宿クロスバイク館の藤平です。
当店で取付希望の多いアクセサリー第一位は「キックスタンド」
汎用的な部品なので多くの車体に取り付け出来ますが、ここ数年業界全体のディスクブレーキ化に伴いスタンド取り付け部付近のフレーム構造が複雑化
「ちょっと相性が悪いなぁ・・・」という車体が増えてしまいました。
取り付けしたいユーザーは多いのに装着が難しいとなると困ってしまうので、クロスバイクを中心に採用している車種が増えたのがKSA規格
(※略称については調べても判らなかったのですが、おそらくキックスタンドアタッチ)
フレームにスタンド取り付け用のネジ穴が用意されている仕様です。
統一規格化というのはとてもありがたい事なのですが、多くの場合完全に統一される事が無いというのもこの世の常
KSA規格も大きく二種類に分かれているのでなんとなくの見分け方をご紹介しますね。
スタンダードなKSA規格です
二個のネジ穴の中心距離が18㎜で、フレームに直接ネジ山が切ってあります
(代表的な採用車種:TREK FXシリーズ、GIANT ESCAPE DISCシリーズなど)
ネジ穴の中心距離が40㎜の規格
ネジ山はスタンド側に切られており、フレーム側は穴が開いているだけ
(代表的な採用車種:BIANCHI C-SPORT2、MARIN NICASIOなど)
一部の車種(MERIDA CROSSWAY、CENTURION CROSSLINEなど)ではKSAとKSA40両方の規格に対応出来る構造になっていたりします。
見た目がスッキリで相性問題も発生しにくいKSA規格ですが、使用するうえで気を付けないといけない点はいくつかあります
特に通常のKSA規格に多い症例で、取付ネジが緩みガタガタになってしまいます
そのまま使用を続けるとネジが折れてしまい、ネジ穴に残った残骸の影響で新しいスタンドが取付出来ません。
KSA40規格の方が取付面の広さやネジの太さの影響で緩みにくく、万が一ネジが折れてしまってもネジ穴はスタンド側なので車体に残骸が残りません。
ネジ二本で固定する構造上車体の重量を支える事のみを想定されているので、荷物を積んだ状態などでスタンドを使用すると緩みや曲がりが起こりやすいです。
KSA規格はネジ穴の太さが二種あるのですが、一部メーカーのスタンドは付属のネジが一種で太さが違う車種に取付ける為には単品でネジだけ入手する必要があります。
KSA40規格はフレームにより通常のネジを採用している物と皿ネジを採用している物に分かれます。
KSA規格はここ数年で一気に普及しましたが、それ以前からフレーム直付けのスタンドというのは存在します
ついでなのでこちらもご紹介しますね
車種専用、メーカー専用の純正スタンドを製造販売している場合があります
他社と互換性が無い為に廃盤になると手に入りません。
(現行モデルだとCANNONDALE QUICKシリーズやSCOTT SUBシリーズなどが採用)
車体の中心に近い場所(BB後ろ)に取付けるスタンドです
フレーム側に台座が有る車体ならだいたい取付は可能ですが、クランクの横幅や変速ワイヤーなどとの干渉で相性が悪い場合もあります
サイドスタンドよりも耐荷重が大きい事や、二本足で車体が傾かない物がある為荷台や子供乗せを取り付けたい場合はセンタースタンドがオススメ
また、後輪を外した際も出っ張りが少ない為輪行袋に詰めるのにも相性が良いです
台座が無いフレームでもクリアランス(隙間)が大きく取られている車種であればプレートで挟み込んでの取り付けが出来る場合があります。
長々と紹介しましたが、スタンド取付に関しては現物合わせが基本!
自転車店に車体を持ちこんで相談してみましょう!