【電動変速Q’AUTO】実際に乗ってみた！滑らかな変速！【NESTO AUTOMATE】
by: 田渕 喬介

先日発表になりましたクロスバイク用電動変速コンポーネントQ’AUTO！

↑の記事でも紹介させていただきましたが完成車として販売されるNESTO AUTOMATEに試乗させていただく機会がありましたのでインプレを書いていこうと思います！

電動変速コンポQ’AUTOとは？

まずは概略ですが、Q’AUTOはシマノが出すクロスバイク用のコンポーネント（自転車を構成するパーツ）のCUESシリーズで電動変速の物になります。
これまでロードバイクやMTBでも電動変速はありましたが、満を持してクロスバイク用のモデルが誕生しました。

しかも他の電動変速シリーズにない特徴として充電不要！というものがあり、ハブ（車輪の軸部分）の中に発電機能と少ないながらもバッテリーを詰め込んでおり、走り出すと給電、変速してくれるというもの。

ロードバイク乗りであれば自転車の乗る前の準備の一環として一緒に充電するという方もいらっしゃると思いますが、クロスバイクは普段使いの自転車、煩わしい充電作業がないのは嬉しい機能です。

また、最大の特徴は自動変速機能！漕いでいる速度、ケイデンス（ペダルの回転数）、斜度などを考慮して自動で変速してくれます。
変速のモードもチョイスできるようになっており、ケイデンスの早い遅いに合わせて３つのモードで変速の違いを選べます

インプレッション！

ということで実際に試してきました。
NESTOのAUTOMATEはこのQ’AUTOの搭載専用に作られたモデル！
変速ケーブルが無いのに見た目にスッキリ！ブレーキケーブルも昨今のロードバイクのようにステムから内蔵されるようになっており、クロスバイクではなかなか見ない仕様です。

さて実際に走った感じは・・・

なんか気づいたら変速してる・・・

ロードの電動変速は力強く変速する感じですが、Q’AUTOは滑らかに変速する感じで、変速時のショックが少なく足に衝撃が少ないです。

また、オートで変速する感じは自転車に乗り慣れている人間からすると最初は自分のタイミングと違うので違和感はありますが、変速の滑らかさもあってかあまり気にせず任せちゃえば、これはこれで楽といった感じでした。
そもそもが変速の煩わしさから解放されるためのアイテムなので、そこにこだわる方はマニュアル操作にしちゃいましょう（AUTOMATEには付属しませんが別途変速のためのスイッチは付けれます）

オート変速でも変速機のボタンをダブルクリックすることで、変速モードが切り替わります。
ケイデンスの「早い方用」「普通」「遅い方用」の3種で、試した所、変速するポイントが明らかに変わった印象で、個人に合わせた変速モードにすることもできます

また前述の変速スイッチと連動させれば、変速するポイントを学習し個人に合わせた変速パターンに学習してくれます。30分位乗ると適応されるとのことでしたが、今回はいろんなスタッフで複数乗っていたので、こちらに関しては実感出来ず・・・

今回は準備された試乗車だったので、バッテリーは充電されている状態だったので漕ぎ出しから変速していましたが、そこまでバッテリーの容量が多いわけではないので、しばらく乗ってないとバッテリーが空になってしまうとか
しかし、走り出して100m位で変速しだすとのことだったので、こちらも特に問題ないかと思います。

クロスバイク乗られている方でも、ギアを全然変えないとか正直どのギア使ったらいいかよくわからない・・・という方もいらっしゃるので、そういう方には正に機械が勝手に最適なギアにシフトしてくれます！というのは快適なのかと思います。

逆にこの楽さになれると面倒くさくてマニュアル変速に戻れない！？！？

ということでクロスバイクの変速システムとして突き詰めたアイテムかと思います。

パーツ単体でも発売はあるのですが、車輪の固定方法がスルーアクスルタイプになっているので既存のクロスバイクの車体にはほとんど取り付けるのが難しいです・・・
なので気になる方はこのNESTO　AUTOMATEを注文するしか！というのが現状です！

車体は11月ごろ入荷予定で、絶賛予約受付中なので、気になる方はぜひ新宿クロスバイク館の田渕までお問い合わせください！！