日本最大級のスポーツサイクル専門店!日本で最初のクロスバイク専門館!
2023/01/22 07:29
近年はクロスバイクでもディスクブレーキ搭載モデルが増えてきました。
中にはVブレーキモデルとディスクブレーキモデルを併売しているブランドもあります。
そんな場合にどちらを選ぶか、個人的な考察をしてみたいと思います。
比較するのはGIOSの定番クロスバイクMISTRAL。
GIOS 23 MISTRAL
販売価格¥67,100(税込)
長年作られている定番クロスバイク。
乗りやすさに定評があります。
GIOS 23 MISTRAL DISC HYDRAULIC SHIMANO
販売価格¥86,900(税込)
そのディスクブレーキモデルがこちら。
それでは、いくつかの切り口で違いを比較してみましょう。
19,800円の格差があります。
ディスクブレーキの方がブレーキ、ホイールにコストがかかるため割高となります。
また、油圧式ディスクブレーキの場合、数年に1度のフルード交換の際はVブレーキのワイヤ交換より工賃が高くなります。
機構的に複雑な分、ディスクブレーキモデルの方が1kg近く重くなります。
車体11kg前後ですので10%の違いはスポーツバイクとしては無視出来ない値です。
重さは信号スタートでの加速や車体の扱いやすさ、上り坂での楽さに関わってきます。
軽く楽に走りたい場合はVブレーキの方が向いているかもしれません。
ブレーキレバーを引く力に対してという評価なら、油圧式ディスクブレーキは圧倒的に軽く小さな力でしっかりとした制動力が得られます。
また、雨天時の制動力の低下もディスクブレーキの方が小さく安定してブレーキをかける事が出来ます。
ドライ路面でそれほどスピードを出していない場面では顕著な違いはありませんが、シビアなコンディションでも自転車に乗るという場合はディスクブレーキモデルを選んだ方が良いでしょう。
メカメカしい格好良さはディスクブレーキに軍配が上がるでしょう。
外観的にもスッキリして見える事が多いです。
メンテナンスなどをご自身でされる場合はVブレーキの方が楽な場合が多いです。
ディスクブレーキのローターとパッドの間隔はコンマ数ミリのクリアランスしかありません。
ちょっとした歪みで擦れてしまったり、摩擦が強い分、汚れなどには敏感で音鳴りがしたりします。
一回当たりのブレーキシューとパッドの交換目安としてはブレーキパッドの方が長持ちする場合が多いです。
またディスクブレーキではすり減るのはローターとブレーキパッドなので、ホイールへのダメージは少なくなります。
Vブレーキではホイールのリムを削るため、長期的に見るとホイールの耐久性はディスクブレーキの方が優れている事が多いです。
まとめて諸条件を勘案すると、軽く走れて雨ではあまり走らない、急坂などもそんなにない場合はリムブレーキモデル。
雨天も構わず走る、ブレーキを多用するシチュエーションが多いような場合にはディスクブレーキの方が良いかもしれません。
効くブレーキもしっかりバイクをコントロール出来ていなければ意味がありません。
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