新型フレームになったGIOS MISTRALの試乗してきました！
by: 玉置豊後

GIOS 25 MISTRAL SHIMANO
販売価格：\75,900（税込）
サイズ展開：400/430/480/520
カラー展開：GIOS BLUE/MATT BLACK/WHITE/GRY
推奨適応身長：150~160(400)/155~170(430)/165~180(480)/175~185(520)
重量：10.8kg

新型フレーム

フレームが丸フレームからハイドロフォーミング変形加工がされ、特にトップチューブとダウンチューブの印象が変わっています。またヘッドチューブがインテグラル化された事でヘッド周りの剛性が上がっています。実際試乗してみた感想としてはヘッド周りの剛性感がアップして、VブレーキのMISTRALもフロントフォークがベントしていた形状からストレートタイプになった事でハンドリングにダイレクト感が増したように感じました。新型フレームにはなりましたが、フレームはアルミ、フォークはクロモリと言う素材構成は変わっていません。それでもかなり印象の違う乗り心地になっていて良い意味で予想外でした。

ハンドル周り 

 ハンドル周りは以前と変わらない構成です。クランプ径25.4mmのアルミ製ストレートハンドルとステム、グリップはスタンダードな丸型ラバータイプ、レバーはSHIMANOのブレーキと変速一体型ST-EF500-8。EZ FIRE PLUSの変速レバーは上下に分かれており、レバー面が操作しやすい大きさで見やすいインジケーターが採用されています。初めてスポーツバイクに触れる方にも使いやすい仕様になっています。ブレーキもSHIMANOのVブレーキです。雨天時などではブレーキ性能でディスクブレーキに見劣りしますが、日常使いやサイクリングなどでの使用目的であれば十分なブレーキ性能があります。個人的感想になりますが、SHIMANOのVブレーキは剛性が高くてしっかりとしたブレーキ性能が感じられます。蛇足ですがブレーキシューの交換時にカートリッジタイプに換えると良いですよ。

ドライブトレイン

ドライブトレインも以前と変わらずSHIMANOで構成されています。フロントチェーンリングは48-38-28T、リヤスプロケットは11-32Tの8速仕様、全24段変速です。アウタートップで4.36、インナーローで0.87のギヤ比なので、スピードも出せて上り坂でも踏める幅広く使いやすいギヤ構成になっています。トップスピードは兎も角、軽いギヤがあるので坂の多い地域に住んでいる方にもおススメです。ホイールはSHIMANOとALEX RIMがラインナップされています。SHIMANO仕様だとWH-R501、ALEX RIM仕様の場合はリムがALEXでハブがSHIMANOと言うパーツ構成のホイールになります。完組ホイールが採用されているSHIMANO仕様とコストを抑えたALEX RIM仕様、お好みでお選び頂ければと思います。ちなみにリヤホイールのOLDは130mm幅なのでリムブレーキ仕様のロード用ホイールが装着可能です。WH-R501自体が9速までのスプロケットが使えるロード用ホイールですが、性能の良いホイールを選ぼうとすると車体以上の価格に…なってしまうので費用対効果を考えると判断が難しいところです。

基本的なパーツ構成は変わらず、フレームが新しくなった2025年モデルのGIOS MISTRAL。カラーリングが今風のシンプルでおとなし目なデザインになりクラシカルなカラーリングデザインの車体が少なくなって個人的感想としてはちょっと寂しい気持ちでしたが、乗り味はMISTRAL然として乗りやすく、新型フレームになってインテグラルタイプが採用されたヘッドチューブとストレートフロントフォークによりヘッド周りの剛性感が増した影響で、よりスポーティなハンドリングの車体になっています。永らくフレームが変わらなかったMISTRALの正統進化と言った感じです！

現在新宿クロスバイク館にはG.BLUとWHTのALEX RIM仕様（\68,200(税込)）の車体が展示されています。他カラーのお取り寄せも可能ですので、新型MISTRALを是非見てみてください！