自転車をきれいにして年末年始のライドに備えましょう！
by: 玉置豊後

もうホントにいくつ寝るとお正月(ウソでしょ⁉)と言う時期になってきましたね！
そんな忙しい時ではありますが、ちょっと自転車をキレイにしちゃいましょう！

まずは車体の確認

車体は比較的キレイにしているのであまり汚れは目立ちませんが、タイヤとフレームの間あたりに汚れがあるのでホイールを外してからキレイにします。汚れはスポーツドリンク等の水溶性とチェーンオイル等の油性があるので、水拭きとパーツクリーナー等を使った洗浄で使い分けましょう。
今回はタイヤの摩耗とドライブトレインの汚れが気になったので、作業のメインはそのあたりになります。

ドライブトレインの汚れ

チェーンとスプロケットの汚れがよくわかりますね。ごめんなさい、ここのところ洗浄をサボってました。フロントチェーンリングも当然汚れていたので洗浄対象です。チェーンの洗浄はチェーンクリーナーと刷毛か使用済みの歯ブラシを使います。チェーンは表面だけをキレイにしても内部に汚れが残っていると動きに影響があるので地道に作業をしていきます。チェーンクリーナーやパーツクリーナーを使用する際はゴム手袋をした方が良いです。汚れの飛び散り対策のウェス越しでも手の脂分がもっていかれるのと、気化熱でメッチャ手が冷えます。

スプロケットはホイールに付けたままであれば、フリーボディに直接クリーナーがかからない為にクリーナーを滲み込ませたウェスをギヤ歯のスキマに入れて作業をしますが、今回はタイヤを外すのでホイールを外すついでにスプロケットも外して洗浄しました。金属トレーに置いて、クリーナーを表と裏にかけてクリーナーで汚れを落としていきます。汚れを落としたら拭き取りは歯の谷間もキッチリやりましょう。

タイヤの摩耗や劣化

ひび割れや何かが刺さった跡がありますね。タイヤは走っていれば摩耗していきますし、使用してなくても劣化をしていきます。ブレーキのシュー等のゴムで出来た消耗品は気を付けましょう。劣化したタイヤはグリップ力が、ブレーキシューは制動性能が確実に落ちていますので。年末年始で自転車屋さんがどこも開いていないような時は気付いてからでは遅い場合もあります。特に蓄積してしまった脂肪の解消とかに。尚、新宿地区の営業は年内30日月曜日(平常時間)まで、年始は3日の金曜日(11時から17時まで)からとなっております。

お掃除後がこちらになります

チェーンの擦れ跡はありますがチェーンオイルの汚れはキレイになりましたね。

タイヤは新品に交換したので表面のワックスがわかるくらい新品です。ワックスは走っていれば落ちますし、これで滑るような事はないのでご安心ください。ホイールが汚れているとタイヤ取り付け時に汚れがうつるのでキレイにしておくと良いです。

作業終わり～。こんな感じになりました。ちなみにチェーンはチェックしたら交換時期になっていたので数日後に交換しました。車体やホイール、ドライブトレインがキレイだとやっぱり気分が良いですね。ディレーラーも軽く拭いてあります。

使った用具など

6画レンチ、ミッシングリンクリムーバー（シマノだとコネクトリンク）、チェーンカッター、スプロケット外し工具、チェーンクリーナ―とチェーンオイル（今回は使いませんでしたが…）、バリアスコート、あとは画像にはありませんが歯ブラシとウェス類。バリアスコートはスプレーワックスですが、クリーナー成分もあるのでクロスに滲み込ませて油性の汚れを落とすのに使いました。洗浄しながらワックス効果もあるので少し手間が省けます。塗りムラができないように拭き取りはしますが。

今年の汚れ今年のうちにとかは申しませんが、年末年始にお時間があったらご自分の愛車の整備はいかがでしょうか？パーツ交換はハードルが高いかもしれませんが、お掃除は知識と道具やケミカルと根気があればできるはずですので是非チャレンジしてみましょう！いっそう愛車に愛着が湧きますから是非是非!!

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