見た目に寄らず、なかなかパワフルに良く走る！来年2月発売のDAHON K-FORTHはかなり良い！
by: 玉置豊後

あれ？K1少し大きくなった？と言うボケはさて置き、DAHONの2026年新モデルK-FORTH、試乗してきました！車体サイズ、重量、価格がコンパクトなK-FORTHのインプレッションです！

DAHON 26 K-FORTH

販売価格：￥165,000(税別 ¥150,000)
カラー：Ocean Blue/Sunset Orange/Ice Breeze
推奨適応身長 140cm ～ 190cm
ギヤ数：1×1(53Tx13T)
タイヤサイズ：20×2.10(FV)
フレーム：アルミ
フォーク：アルミ
航続距離：約30km
充電時間：約3.5時間
重量：12.5kg
折畳サイズ(cm)：W77×H63×D35

DAHONのKシリーズ(K1、K3、K9X)の軽量、コンパクトさはそのままに、力強い電動モーターによるアシストでスムーズで快適な走行が楽しめます！2026年の新型モデルです！

ハンドル周り

ハンドルにはエルゴタイプのグリップとブレーキレバーのみ。シフトレバーもアシストのコントロールボタンもありません。K-FORTHはシングルスピードで、アシストはフレーム中央部付近上面にあるボタンでオンにします。ステム部分はこれまでのKシリーズと異なり高さの調整機構があります。適応身長が140~190cmなので、高身長の方にも乗りやすいハンドルポジションが取れるようになりました。

電源スイッチ部分がこちらです

前側の光っているのが電源スイッチになります。後ろ側は充電ケーブルのコネクト部分になります。バッテリーは前側フレームに内臓されているので車体ごと電源のあるところまで運ばなくてはなりませんが、重量12.5kgと通常のE-BIKEより軽量なのでそれほど大変ではないはずです。電力は5分ほど動作がないとオフになるようです。写真を撮ってから走りだそうとしたらアシストが効いてなくて一瞬「!?」となりました。

シングルドライブトレイン

フロントチェーンリングが53T、リヤが13Tの組み合わせです。ロードバイクだと気合がいるギヤの組み合わせですが、16インチの小径タイヤとパワーアシストで走り出しはスムーズ、アシストが切れる時速24キロからは自力になりますが、スピードがのっている状態なので軽くクルクルとペダリングができました。ペダルは折畳みタイプが標準装備です。輪行時には小さくなって便利です。アルミ製でしっかりしていますが、外枠ではなく軸になる本体部分を踏むようにしてください。その方がペダリングパワーのロスが少ないので。

アシストをしてくれるモーターは後輪

モーターは後輪の車軸部分にあります。少し小さめな感じですが、乗ってみるとなかなかパワフルです。シングルギヤでアシストレベルの変更機能がないシンプルなスタイルのK-FORTHですが、アシストの掛かり方はパワフルかつスムーズ。クルマのオートマチック車に乗っているような感じでした。中低速域のアシストがスムーズなのでギヤがなくても快適にペダルが回せます。アシストが切れた状態でも車体が軽く、スピードがのっているので維持はしやすかったです。航続距離は約30kmとありますが、中低速はアシストを使い、アシストが切れたあとも速度を維持するような乗り方ならそこそこの距離は楽しめるかと思いました。

サドルが良い

見た目はスポーティなサドルですが、座面がやわらかくて座りやすいです。ロングノーズでお尻の位置も変えやすいですし、ペダリングもしやすいのでそれなりの時間、距離を走っても大丈夫かな？と思います(個人的感想を含みます)。

インプレ総評！

見た目はK3のように細身ですが、K9Xと同様の16インチタイヤを採用し、フレームやステムの剛性が高く、ホイールベースも少し長くなったのか直進安定性能も高いです。バッテリーをフレームに内蔵し、フォールディングE-BIKEでありながら12.5kgと軽量で折畳サイズも小さく輪行の難易度を下げてくれています。航続距離は約30kmと標準的なE-BIKEと比較するとかなり短めと言えますが、旅先や出先で小径車を使って楽に走行すると言うシチュエーションを考慮すれば必要十分な性能でしょう。それ以上を走る、軽い車体が良い場合はK3かK9Xがおススメです。価格が税込16万5千円とE-BIKEではかなりお買い得感のある価格設定になっているのも注目するべきポイントですね。気軽に輪行できるE-BIKEが欲しい、E-BIKEは欲しいけど置き場所がない、と言う方などにおススメです！販売開始は2026年2月から、絶対欲しい方は早めのご予約を！

20251219HW