日本最大級のスポーツサイクル専門店!日本で最初のクロスバイク専門館!
2019/09/14 06:38
当ブログをお読みの皆様こんにちは!
新宿クロスバイク館の藤平です。
皆様は「シクロクロス」という競技をご存じでしょうか?
基本的にはオフロードの2キロ程度のコースを周回する
日本では少しマイナーな競技ですが、
ここ数年はかなり人気度が高まっています。
競技時間が30分~と短く、平均的な速度が低いので
転んでも大きい怪我に繋がりにくく
自転車競技が初めてなんて方にもオススメ出来ます。
(ちなみにこの記事がUPされる日からシーズン開始です!)
自転車競技の難な部分として
「競技ごとに自転車を買う」という点があります。
ロードレースならロードバイク
MTB競技ならばMTBが必要になりますよね?
シクロクロスの競技には、当然専用のカテゴリのバイクがあります。
しかし、スポーツバイクは安い物ではありません。
「試しに参加してみたいな・・・」とか
「ロードバイクは持ってるけど
シクロクロスもやってみたいな」
という方には、エントリーグレードで10万円程度からの
シクロクロスバイクを新規購入するという
壁は大きいと思います。
話は変わりまして
2020年モデルよりGIANTから発売の
「ESCAPE R DROP」
インターネット上で話題沸騰の一台ですが
本日の話題は
「ESCAPE R DROPで
シクロクロスは走れるのか」です。
シクロクロスは競技ルールにて車体を規定しているレースが多いですが
下位カテゴリにおいては規定を緩めにしているので
ルールに則っていれば専用車体でなくとも参加が可能です。
(最近はグラベルロードカテゴリの車種で参加している方も多いですね)
基本的には「ドロップハンドル」であり、
「そこそこ太いタイヤが履ける(33C程度)」という
2つの条件を満たしていれば大丈夫なレースが多いです。
(フラットバーで参加も可能ですが、後方スタートになる場合が多い)
この2つの条件については問題無くクリアと言って良いでしょう。
ESCAPE R DROPでシクロクロスに参加する場合の
メリット、デメリットを考えてみましょう。
(※デリバリー開始前に作成した記事なので、あくまでカタログスペックからの推察になります。)
まずメリット面ですが、まずは金額でしょう。
一般的なCXバイクはエントリー車体でも10万円程度から
¥66,000+TAXという価格は驚異的なコストパフォーマンスです。
車体を破損する事も多いオフロード競技をするには
元値が安い事だけでなく、補修パーツの価格がお手頃なのも
ありがたい点ですね。
もう一つのメリットが「エンド幅」です。
リムブレーキ仕様の車体で一番汎用的な
ロードバイクと同じ幅(130mmエンド)の為、補修パーツの入手性はもちろんの事
「既にロードバイクを持っていて、
カスタムの際外したホイールがある」
なんて方にも良いですね。
チェーンリングにも46/30Tという
ロードバイクよりも少し軽い組み合わせを使っており
路面からの抵抗が大きいオフロード走行に
向いていると言っても良いと思います。
チェーンリングのアウターにはチェーンカバーが付いているので
揺れが激しいオフロードでのチェーン外れ対策として有効ですね。
ハンドルには補助ブレーキレバーが付属しているので
体を起こしたポジションでもブレーキ操作が可能。
昨年モデルのESCAPEシリーズよりもシートステーの扁平形状が強くなり
フレーム単品での振動吸収性が高くなっていると思われるので
オフロードでの走行の快適性はUPしていそうな感じですね。
メリットは多いですが、デメリットも考えてみましょう
まずブレーキですが、ロード用レバーに
ミニVブレーキという組み合わせになっています。
ロード用レバーの製造メーカー(SHIMANO)では
効きが強すぎる為非推奨の組み合わせとなりますが
画像で見る限りモジュレーター(握力を逃がす装置)を取り付けてあり
効きすぎの問題は解決されていると思われます。
しかし、ロード用レバーとミニVブレーキの組み合わせは
ブレーキシューとホイールのクリアランス(隙間)が
一般的なVブレーキに比べても狭くなってしまうので
泥などの環境も走るシクロクロスでは
泥詰まりという症状が発生しやすいです。
ワイヤーの取り回しもシクロクロス向けでは無いですね
リアブレーキのワイヤーが、トップチューブ下に有り
車体を担ぐという特殊な動きをする競技では
邪魔になってしまいます。
シフト類のワイヤーもダウンチューブ下の為
前輪から飛んだ泥などが付着して動作不良などを起こしやすくなります。
(※画像は泥コースを試走した際の私の車体)
補助ブレーキレバーの影響でワイヤーの曲がりもキツいので
ブレーキワイヤー類の傷み方も早いですね。
輪行などで車体を輸送する場合は注意が必要です。
フレーム形状も担ぎ向きでは無いですね。
トップチューブの下がりが大きいので、
フレームに肩を入れるような長い担ぎは大変です。
「ESCAPE R DROPでシクロクロスは走れるのか」
これにつきましては
「個人の見解としてはいける」
という回答になります。
もちろんメーカーサイドとしてはNGな使い方だと思いますし
(※破損時にもメーカー保証は受けられないと思います)
お店としても大丈夫とは言えませんので・・・
(このあたりは自己責任になってしまいます)
ここからは「ESCAPE R DROPでシクロクロスを走る場合に
カスタムする事をオススメするポイント」を考えてみましょう。
まずカスタムするべきは、タイヤですね。
ノーマルで付属しているタイヤでは、オフロードでのグリップに
不満が出る可能性が高いので、CX用タイヤに交換しましょう。
オススメとしてはIRC社のシラクシリーズや、
PANARACER社のCG CXあたりでしょうか。
ペダルもビンディングタイプへの変更がオススメです。
靴底が汚れるコンディションのコースが多いシクロクロスでは
靴とペダルが固定出来るシステムは有効です。
ペダルの横幅が短くなる分、地面へのペダルヒットも減らせますので
アグレッシブな走行にはビンディングが良いですね。
ブレーキの交換もオススメです。
上記の通り泥詰まりなどの可能性がありますし、
メーカー非推奨の組み合わせという事もあり
カンチブレーキへの交換をオススメします。
SHIMANO社の物を使えば間違い無いでしょう。
(※ワイヤー受けというパーツも別途必要になります)
リアディレイラー(変速機)とスプロケット(歯車)の交換もオススメです。
ノーマルだとスプロケットの歯数の関係で
変速機稼働部分(ケージ)が長い物が付いており
振動が強い場所でのチェーン外れのリスクが高くなります。
短いケージのディレイラーに交換すれば
チェーン外れに少しだけ強くなります。
ハンドルの交換も有りな選択ですね。
カタログで見る限り一般的なロードバイク用のハンドルが付属ですが
オフロード走行を考えるなら少し下開きな物(フレアドロップハンドル)などに
交換すると操作性がUPします。
(※画像はDixna社の物)
その際に、バーテープも触り心地の好みの物に交換すると
なお良しと言った感じでしょうか?
シートクランプも交換をオススメします。
ノーマルでは工具無しで調節可能なQRタイプですが
固定力が少し低い為、オフロード走行でサドルがズリ下がる可能性があります。
ここまで変更してしまえば、シクロクロスの下位カテゴリでは
十分戦えるレベルだと思います。
インターネット上で調べると、ドロップハンドル化エスケープで
シクロクロスに参戦している先人もいらっしゃいますね。
私もESCAPE RX3をCXカスタムした事がありますが、
ちゃんとカスタムを行えば、なかなかの戦闘力になります。
シクロクロスに興味のあるあなた!
ESCAPE R DROPは一考の価値があると思います。
もちろん競技はおまけと考えて
普段使いにするにも良い物でしょう!
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