「え？これMTBじゃないんですか！？」と言いたくなるようなグラベルロードもあるんです！
by: 藤平悠介

 

ごん太タイヤのグラベルロード在庫してますよ！

 

当ブログをお読みの皆様こんにちは！

新宿クロスバイク館の藤平です。

 

ここ数年流行りのグラベルロードカテゴリは、ロードバイクの派生カテゴリでありながらもMTBやCX、ツーリングバイクなど進化の方向性が複数あるのでモデルにより設計がかなりバラバラ

 

国内市場ではタイヤ幅のメインストリームがちょっとした不整地やツーリング、街乗りなどに向いた40㎜程度のモデルが多いのですが、一部のメーカーからはMTB用タイヤが履けるような50㎜オーバーのオフロード向けモデルがあります。

 

本日ご紹介するのは「ほぼドロップ化リジッドMTB」と言っても良いような一風変わった一台です

 

BREEZER RADAR X

 

MTBの歴史を語るならば欠かせない人物「ジョー・ブリーズ」

 

BREEZERは「世界で初めてマウンテンバイクの設計をしたフレームビルダー」の名を冠したブランドらしく、頑丈なクロモリフレームにMTBタイヤを装着

 

フレームの設計値や各部パーツの取り付け部規格を見ても「いや、MTBじゃん」と言いたくなるようなかなりオフロード系の造り

 

MTB規格を採用するワイド＆ラージなフレーム

 

車輪取り付け部やクランク取り付け部は、一般的なグラベルロードに採用されるディスクブレーキロード系の規格ではなくさらにハードな使用用途を想定したMTB系規格

 

太く幅広なシャフトは各部の剛性を上げ、MTBタイヤの高いグリップをしっかり生かせます

 

各部の横幅が広くなる事でフレーム、タイヤ、クランクの隙間を大きく出来るので、よりワイドなタイヤが装着可能！

 

ノーマルで2.25インチ幅のタイヤでも（※1インチは2.54㎝）左右に指一本程度は余裕があるので泥の詰まりなども起こしにくいです。

 

グラベルロードとしてはかなり長い約1.1mのホイールベースは

（※一般的なグラベルロードより6～7cm程度長い）
ハードな下りやガレた路面などで高い安定感を生み出します。

直進安定性の高さは荷物の積載時にも生きますので、フレーム各部のネジ穴を使用してガンガン荷物を積むのも有りですね。

 

超ワイドなドロップハンドル

 

接地面積の多いタイヤと直進安定性重視のフレーム設計は、本来ハンドル操作が重くなってしまうのですが幅広なハンドルと軽量なSRAM社のレバーで軽い操作感を実現。

 

ハンドルバッグなどを装着するにもこの幅は便利そうですね。

 

見た目にもモンスター感が出るので好みの方にはかなり刺さるのでは？

 

ただし、長いホイールベースとワイドなハンドル、タイヤの組み合わせなので、輪行袋に入れたい場合は注意。

大き目サイズの物を用意しないと入らない可能性が高いです。

 

太めのシートポスト

一般的なグラベルロードではロードバイクで一番多い規格の27.2㎜径シートポストを採用していますが、RADAR XはMTBに多い30.9㎜径

 

これにより、「ドロッパーポスト」の選択肢がかなり増えちゃうんですね

 

ドロッパーポストとはなんぞや？という話ですが、オフィス椅子の様にレバー操作一つでサッと高さを変えられるシステムで、目まぐるしく変化する傾斜や路面などにすぐに対応する事が出来ます。

 

MTB業界ではもはやマストと言っても良いカスタムですが、27.2㎜径の物はまだ選択肢が少ないですし、剛性の面でも太い方が有利の為MTB用が使えるのは嬉しいですね。

操作用ワイヤーを通す穴も開いているので色々なメーカーの物が使えます。

 

扱いやすいハイブリッド油圧ブレーキ

 

自転車のディスクブレーキにはワイヤーで動作する機械式と、オイルの圧力で動作する油圧式がありどちらにもメリットはあるのですが、RADAR Xはハイブリッド式

 

ワイヤーの動作を途中で油圧に変換しブレーキを作動させる物。

 

油圧式に比べ安価な機械式レバーを使用出来るので、落車などでレバーを破損させても修理の金額や難易度が下がりますし、コンポーネントを替えたい時にも選択肢が広く取れますね。

 

操作がシンプルなフロントシングルギア

 

スポーツバイクの多くは前後に変速システムを備えていますが、多ければ良いという物でもありません。

重要なのは「用途に合っているか？」という事

 

綺麗な舗装路をメインで走るロードバイクと違い、オフロードではギアの細かさがあまり重視されません。

 

フロントがシングルになりますと特殊な設計の歯車が使えるようになり、チェーンの脱落が起こりにくくなる他、車体下部のクリアランスを広げられるので丸太などの障害物を乗り越えるにも有利。

 

変速システムに泥や枝が詰まりにくいので、マッドな路面などにも強いです。

 

何より操作が簡単。

前後ギアの組み合わせの相性など難しい事を考える必要がありません。

 

RADAR Xはどんな方にオススメ？

 

これは私個人の意見となりますが「綺麗な道と荒れた道があったら迷わず荒れた道を選ぶ方」

 

乗り物の業界には一定数居るんですよね。

効率よりも楽しさを選ぶ人。

 

私もどちらかといえばそういうタイプなので、普段から2.2インチ幅のタイヤを使ってますが毎日の通勤が楽しくてしょうがないです。

 

 走行中ちょっと視界に入った脇道に突っ込んだり、ツーリング中に林道、砂利道に突入したり、砂浜や河川敷などの不整地を走破したりと色々な遊び方が出来ちゃいますね！

 

当店在庫はSサイズ表記ですが、海外ブランドなのでかなり大き目

 

ご身長175㎝～位の方にオススメです。

 

在庫一台のみ！

気になる方は是非ご来店下さい！