日本最大級のスポーツサイクル専門店!日本で最初のクロスバイク専門館!
2022/08/28 18:50
新宿クロスバイク館のゆるバイクさん、Haziです。
今回は私物バイクのご紹介。
こんなこともできるよってお話です。
私は普段もママチャリは使いませんので、それに近い使い方ができる車体を目指したカスタムです。
とはいえあくまでもスポーツバイクの街乗り普段使い化ですから、軽めのツーリングバイクみたいな感じですかね。
生活環境が変わったら石畳なんかも多い場所になったので、それに合わせた使い方ができるように。
あとは買い物に便利な場所が歩きだとちょっと遠いって感じになったので、荷物がある程度運べるというのもあります。
そう、ゆるいスポーツバイクって実はそれなりに考えてカスタムしないと理想的なモノにできないのです。
当然、費用だってかかります。
なんでもいいので手軽に、というのであれば結局はママチャリが最強なのです。元からそういう用途なわけですしね。
CULTURE L710 街乗り仕様カスタム
フレームとヘッドパーツくらいしか原型を留めていないので、車種情報はおまけ程度です。
車種によって各パーツの相性があったりするので参考にはなると思います。
いきなりドロップハンドルですが、コレは元クロスバイクです。
フラットハンドルが苦手なのでこうなってます。
個人的にキャリア、フルフェンダーが普段乗りには必須なので、
クロスバイクをベースにしてます。
作った頃はグラベルロードなんてなかったので…
今だったらグラベルロードを買った方が安く収まるかもしれませんね。
テーマは普段乗りなので変速は不要です(笑
元は多段用なので、135mm幅のシングルハブで後輪は手組です。
ちゃんと厚歯で運用したかったので、シングル化キットは使用しませんでした。
ただ、間違いなくチェーンは真っすぐにはなりません。気になる方は素直にシングル化キットを使いましょう。
要は面倒で費用がかかる方のパターンですね(笑
もちろんチェーン引きはありませんから、チェーンテンショナーでたるみを取っています。
奇跡的にテンショナーが要らないほどピッタリになることもありますが、ほぼないので必須アイテムです。
バーテープがないのはレバー以外の場所を普段から握らない為です。普通は巻いた方が良いです。
Vブレーキの車体をドロップハンドル化する際にはけっこう多くの制約があります。
ひとつは変速レバーがポン付けできないという点。
ハンドルの太さが違うので(ドロップの方が太い)フラットハンドル用のシフターは取付できません。
新しく対応するシフターを用意しなければなりませんが、引き量が合わず結局変速周り総入れ替えとなってしまうことが多いです。
ダブルレバーやバーエンドシフターを取り付けることで解決はできます。クラシックなシクロクロスやツーリング車には採用されている手段ですね。
この車体ではシングルスピード化で条件をクリア(というか回避)してます。
あとはブレーキレバーですが、STIレバーなどロード用レバーだと引き代が違う(足りない)という点。
この車体ではVブレーキ用の引き量のレバーを使用しています。シングルなのでレバーは何でも使えますからね。
それでも解放しにくいので、アジャスターを挟んでいます。
一般的にはテクトロ等からアームの短いショートVブレーキというのが出ていますので、それとアジャスターを使えば可能となります。
この車体のシマノのVブレーキは短く見えますが、公式ではロード用レバーでの使用は不可となっています。
今回のようなVブレーキ用レバーが必要です。
変速を使うのであれば、Vブレーキ用レバーとバーエンドシフターというのがおそらく1番良い選択になるかと思います。
それぞれ操作するのに手の位置を変えるのは面倒ですが、もともと適さない組み合わせなので仕方ないですね。
タイヤサイズは700x32cをチョイス。
フェンダーとの兼ね合いでこれが最大サイズ。
以前は25cだったので、格段に安定感が良くなりました。
石畳の道でもあまり気をつかわず走れるようになって、とても便利になりましたヨ。
ただし、シングルスピードではタイヤのサイズアップ=こぎ出しが重くなる。なので、もう頑張る乗り方はしない前提ですね。
登りがそれなりに多い場所に行くときは素直に別の車体を使用しています。
雨でも買い物とかに行くので、どちらも必須です。
室内保管なこともあるので、軽い掃除で室内に入れられるよう極力フレームも汚れないようにフルフェンダーをチョイスしています。
リアキャリアはサイドバッグさえ付けば良いので、幅の狭いものにしています。
上にも載せるなら広いものを選びましょう。
それなりに重装備なので重さはご愛敬ですが、担いで階段を上がれるなら問題ありません。
ちょっと億劫ではありますが便利さには代えられませんからね…
サイドバッグはもちろんORTLIEB。
着脱の容易さと位置調整が可能な点、IP64レベルの完全防水の安心感が決め手です。
ロールクロージャ―式な分、空気の抜き具合・巻き具合で大きさを調整できて便利です。
中身が無いときは折りたたんだ状態で、付けたままにしてもスッキリしたルックスを保てます。
10年近く使っていますが、とりあえず大きな破損はありません。
もしそうなっても、取付部分のプラスチックパーツなどは細かく補修部品が出ていますので安心です。
普段私はサイドバッグは片方しか使いません。倒れないか、とよく聞かれますがとくにそんなことはありません。
走るとほとんど気になりませんが、さすがに止まっていると傾きます。ですが信号待ちなどでは意識していれば問題ありません。
ORTLIEBは基本的なタイプのサイドバッグは左右セットです。
普段乗りの使用であれば片方で充分、という方はVAUDEのTRAILCARGOが良いと思います。
片方売りですし固定部分もしっかりしています。ドライバッグ部分はばらける物や厚みのない物だけ入れて、普段使っているバッグを手前側に差し込むことも可能です。
個人的には今欲しいサイドバッグです。取り扱いは可能なので、お取り寄せで対応可能ですよ。
走行距離でいえばだいたい10km以内、路面状態でいうと住宅街や公園の石畳や多少の歩道走行まで。
古いブロックの道なんかはやはり32cあると安心して走れます。
それなりに軽さは犠牲になっているので、登りが多い場所ではあまり使いたくありませんが…
ドロップハンドルでそれなりの前傾姿勢がとれているので、実際は多少の坂は問題ありません。
キツい坂とか、ずっと登りなのはとても疲れるので嫌だ、という感覚ですね。
冒頭にも出た話にはなりますが、この手のカスタマイズは使用用途のわりにとても考慮すべき点が多いです。
手間と費用をかけて理想的な普段乗りバイクを作るとこうなるという例です。
少しずつおこなったので具体的な費用はわかりませんが、ここまでやるとだいたいクロスバイクをもう1台買えると思います。
ずいぶん高級なママチャリですね…ですが、出来上がったときはすごく満足感がありました。
誰も持っていない自分だけの理想的なバイク、そこが魅力なのだと。
組み合わせによってはメーカー非推奨になってしまい、自己責任となってしまう場合もあります。
そういった組み合わせでカスタムする場合は店舗での作業を依頼できない場合がほとんどです。
もし検討される場合はご相談いただければと思いますが、費用的には覚悟が必要ですので悪しからず…
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