日本最大級のスポーツサイクル専門店!ウェアの用途別コーディネートをご提案!
2025/12/19 18:21
こんにちは!
新宿ウェア館 ゴシマ カイです♪
今回は久方ぶりのウェアのインプレブログ!
カステリジャパンことMVC JAPAN株式会社様から
カステリの最新ジャケットをお借り出来たので、
インプレッションしていこうと思います。
このジャケットは今年モデルチェンジを経て
第三世代へとアップデートされました。
今作も歴代も圧倒的な人気を誇り、
シーズン半ばを前に売り切れることも珍しくない名作。
端的にいえば……
目次
小売希望価格¥39,820-
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想定外気温:4°C – 14°C
※ただし条件付き、詳細は後述
自転車ロードレースの本場イタリアを代表する
サイクルアパレルブランド【CASTELLI】。
現在は【Soudal Quick-Step】に、
かつては【Team Sky】【Ineos Grenadiers】に
それぞれサイクルウェアを提供していましたね。
UCIワールドツアーというロードレースの最前線で
研鑽された洗練された機能美を持つプロダクトが自慢です。
そんな【CASTELLI】のプロダクトの中でも
特にシリアスライダー向けに開発している
【ROSSO CORSAシリーズ】を代表するジャケットが
今回ご紹介する【PERFETTO RoS 3 JACKET】です。
商品の詳細は以下のリンクからスタッフさね平の記事をご参照あれ!
【PERFETTO RoS 3 JACKET】の最大の特徴は、
他の追従を許さない圧倒的な汎用性です。
基本的に秋冬サイクルウェアは【想定外気温】、
要は「この位の気温で使うと丁度良いですよ~」
という気温が設定されています。
一般的には15℃、10℃、5℃、0℃ etc……
ザックリ5℃刻みに設定される事が多いです。
この辺りのお話しは弊社の川崎ウェア館の矢崎さんが
とってもわかりやすく紹介してくれているのでご参照あれ。
想定外気温が5℃刻みということは、
10月くらいの気温15℃想定と
12月以降の気温5℃想定とでは
保温性に大きな乖離があり、
余程基礎代謝と運動強度が高くない限りは
【秋物の15℃対応】で5℃程度が平均の冬を越すのは困難です。
その為厳密には【秋冬物】のウェアは稀有であり、
一般的には【秋物】と【冬物】を別個で用意する事になります。
他方で今回ご紹介する【PERFETTO RoS 3 JACKET】は、
前述しましたが【想定外気温:4°C – 14°C】という
一般的なサイクリングウェアとは一線を画す
非常に幅広い温度帯をカバーできるプロダクトであると
カステリは公式に明言しています。
そう、このジャケットこそが非常に稀有な
真に秋も冬も走れる【秋冬物】ジャケットなのです。
ただし、条件を満たして使い熟す必要があります。
【PERFETTO RoS 3 JACKET】単体は
単なるそこそこの薄さを持つ防風ジャケット。
風は確実にシャットアウト出来ますが、
保温したり、発熱したりはしません。
その辺りの役割は他のアイテムに依存させる事で、
【想定外気温:4°C – 14°C】を実現しています。
その他のアイテムこそが【インナー】です。
夏用、秋用、冬用、必要に応じて厳冬期用と
複数枚のインナーを所有して
その日の気温や走る場所、運動強度で
組み合わせを変更して使い分ける必要あります。
が、それが出来れば快適なことこの上ないです。
【PERFETTO RoS 3 JACKET】は
カステリの中でも特にピュアなレーサー達に向けた
【ROSSO CORSAシリーズ】のプロダクトであり、
そもそも’’ユーザーは高い運動強度で走るシリアスライダーである事’’
を前提条件に開発されたプロダクト郡の一角です。
その為如何なる気温でも汗ばむくらいに体温が上がる、
体温が上がった状態で快適に感じる様に作られています。
よってゆるポタしているだけでは
【想定外気温:4°C – 14°C】という紹介文が
嘘のように寒く感じるはずです。
「ゆるポタ勢は着るな」などという甚だ無粋な言い草はしません。
しかし【想定外気温】の解釈はもう少し高めにサバを読む方が無難でしょう。
またより暖かいインナーを用意した方が良いです。
感覚的なお話しですがあえて言語化すると、
「温かいジャケットではなく、’’寒くない’’ジャケット」です。
運動強度化高い方、シンプルに暑がりな方には
非常に頼もしい相棒となってくれるはずです。
この条件1、2を満たした暁には、
秋も冬も一着で走れる、
しかもウィンドブレーカーやレインウェアの役割まで完備した
1着5役の汎用性最強’’神’’ジャケットが顕現します。
これで4万円しないのはむしろ安いくらいですよ。
さて、ざっくりと【PERFETTO RoS 3 JACKET】の
予備知識を頭に入れた所でインプレの前にサイズ感から。
名前:ゴシマ カイ
年齢:25歳(この日が誕生日,20代前半が終わった事への現実逃避でグラベルへ)
体重:63kg(一年で10㎏減量,頑張って増やしたのに……)
身長:174.9cm(何故か伸び続けてます笑)
この時の悩み:「誕生日を熊の縄張りで過ごしていて良いのか?」
最近の悩み:「マジで欲しいフレームと出会ってしまった事」
今回はMサイズをお貸しいただきました。
日本サイズで言えばLサイズに相当しますが、
ガチのレースフィットなのでそれにしたってタイトめです。
が、背中側には余りが出ちゃってます。
特に腰と肩甲骨周りが緩いですね。
MVC様へサイズをお伝えした後に
10kg痩せてしまっている事に気が付きました(笑)
新宿ウェア館に移動してきて早5年、
必要に応じて肉体改造してきました。
この5年で58㎏~73㎏まで体重を変化させた経験上、
ワタシくらいの身長だとSサイズかMサイズ、
筋肉量や体脂肪率、どこが発達しているかにもよりますが
ワタシが【PERFETTO RoS 3 JACKET】を着用する場合、
・体重60㎏前半以下:Sサイズ
・体重60㎏後半以上:Mサイズ
という感じに落ち着くことが多いです。
とはいえ本当に人によって変わるので、
試着が必須な事は念頭においてください。
あくまで参考までに。
確かに【PERFETTO RoS 3 JACKET】を、
レーシーに着たいなら今回の体重ではSサイズがベスト。
ですがゆとりを少し残して来たいならMサイズも悪くないです。
昔のロードバイクを乗り回してギラギラしていたワタシならSサイズ、
今のダウンヒルしかやらないオフロードバイカーなワタシならMサイズが、
それぞれ心地よく感じる事でしょう。
体形や乗り方、好みとフィーリングで選択しましょう。
インプレコースはホームコースのグラベルです!
11月中旬、気温は日中は15℃前後でした。
この気温ならワタシは夏用インナーが丁度いい感じ、
寒がりさんは秋用が良い感じだと思います。
もう熊が怖いのなんのなので、
のんびり写真撮ったりはしてません!
初っ端からGoProのスクショでお送りします!
相棒は【cannondale TOPSTONE4】です。
晴れ渡りカラッと乾いた秋の陽気。
日向は温かいですが日陰は意外と寒かったのですが、
こっちは無敵の【PERFETTO RoS 3 JACKET】がいるので無問題。
寒いし、スリリングだし、バイクは常に暴れてるし……
いやぁ、ここはやはり天国ですねぇ♪
荒れ放題のガレ場、サスペンションは皆無。
己が肉体で全ていなし切るしかない縛りプレイ。
最高かよ。
ブラインドコーナーの先、
崖側や山側から、
そして背後から、
森の熊さんが出てこないかどうか
全神経を研ぎ澄ませアンテナを張ります。
視覚、聴覚、嗅覚、第六感、持てる物は総動員です。
そのうえで常に路面状況が移ろぐオフロードの、
それも落ち葉で溝が埋まっている場所を予測しながら
反射反射で適宜対応していく。
この条件のオフロードの先頭を走行する時に
浪費する集中力は日常生活やロードバイクのそれを
遥かに凌駕します。(だから面白いんだけど。)
とてもじゃないですが暑いだの寒いだの、
’’ウェアの不快感’’に気を取られていられる余裕はマジで皆無です。
そんな極限の集中力を要する場面において
【PERFETTO RoS 3 JACKET】の暑すぎず、寒すぎず、
タイトだけど激しい動きも阻害しない、
【ストレスを’’無’’にして何も感じさせない】
驚異的な能力に非常に助けられます。
特に驚いたのはストレッチ性ですね。
サスペンションがないフルリジットのグラベルロードで
激しくガれたオフロードを速く、安全に走行するには
全身、特に上半身を路面の凹凸に合わせリニアに動かし、
さながら身体をサスペンションの様に操作して
衝撃をいなし、路面にタイヤを追従させていきます。
そんな激しい動きをしても
タイトな防風生地なのに突っ張る感じがなく、
そもそもレースフィットジャケットを着ている事すら
忘れてしまうほど着心地が良いです。
「単にお前がレースフィットウェアを着慣れているだけでは?」
とお思いになった方に弁明させていただきます。
ワタシは生粋のカジュアルウェア縛りMTBer、
レースフィットウェアで自転車に乗るのは
優に4年ぶりくらいです。

レースですらアロハシャツで出場しています。
こんなカジュアルウェアばっか着てるワタシですら、
アスファルトではなくオフロードで使ってなお、
【PERFETTO RoS 3 JACKET】は’’動きやすい’’んです。
ロードバイクでの使用なら尚のこと、
このタイトさがストレスになる事はないでしょう。
むしろ空気抵抗がグッと削減され、
より楽に速く走れることに感動すると思います。
【PERFETTO RoS 3 JACKET】はレインウェアも兼ねているので、
雨天時のリアタイヤからの泥跳ねを防ぐために
お尻を守る為の長めの【ドロップテール】を採用。
泥跳ねを防ぐ本来の機能も優秀ですが、
【ドロップテール】が臀部上方を温めてくれるので
下半身の寒さにも少し対策がされ、
大殿筋が冷えにくく、固まりにくくなって
とっても良い感じに動くようになりました。
この時期大殿筋が冷えると運動性能が落ちやすいですが、
【ドロップテール】のおかげでペダリングも、
バイクコントロールもかなり良い感じでした。
めっちゃいい仕事しますよ、この子。
走り込んで、テンションとコンセントレーションと共に
体温が上がってきても大丈夫、
【PERFETTO RoS 3 JACKET】は体温を下げるギミックをしっかり搭載。

まずは脇腹両サイドのベンチレーションジッパー。
ここをササっと降ろしてやるだけで
新鮮な空気を程よく取り込んでくれます。
蒸れや熱はPolartec®AirCore™の透湿性により
ぐんぐんと抜けて体温を程よく下げることが可能。
いい感じになったらまたジッパーを上げれば
心地よい温かさが戻ってきます。
フロントジッパーを開けて調節することも可能ですが、
一気に冷えすぎてしまう上、空気抵抗も増えてしまいます。
このベンチレーションジッパーなら
空気抵抗も大きくは増えないし、走行中でも簡単に使えます。
バックパックのチェスト、ウェストベルトとも干渉しないので
概ねあらゆる場面で活用する事が出来ます。
これはマジで使える、超有能ギミックです。
最近流行りの両開きジッパーも採用。
首は冷やしたくないけど、胴体は冷やしたい。
お腹は冷やしたくないけど、胸周りが熱い。
そんな微妙な熱気もこのギミックを用いれば
状況に応じて使い分け適切に体を冷却できます。
こうして使うまでは「別に片開きで良いのでは?」
とか思っていたのですがこれはあると結構使います。
本来の用途であるベンチレーションとしてはもちろん
もう一つ、【CASTELLI】があまり意識していなさそうな、
それでいてあると大助かりな使い方が……
これですよ、これ。
今回一番感動した場面はこれでした。
従来のレースフィットジャケットは、
満腹になるとその強いフィット感から
強烈に腹部を圧迫するためグルメライドには
あまり向かないとワタシは感じていました。
まぁ「そんないっぱい食うなや」って言われたらそうなんですけど……
無理じゃねぇスか?
とてつもなく旨そうな飯を前に我慢出来ますか?
皆さんにはそんな’’理性’’が備わっていますか?
ワタシにはありません!
よって不可能です!
というのも今回のライドでは……

「店を教えろ」ですって?お店に来てくれた方にはお教えしますね♪
帰り道に暴力的な魅力を放つ
魅惑のまぜそばに遭遇してしまったんですよ!
食べない選択肢、あります????
ワタシにはありません。
麺の上を覆い尽くす圧倒的なボリュームのトッピング。
目算で半分は低温調理超しっとりチャーシュー、
しかもそれとは別に肉味噌まで乗ってます。
それはそれはもうボリューミーでした。
まぜそば界隈でも特に水分量が少なく、
中太縮れ麺がタレに濃厚濃密に絡みます。
並盛りでもボリューミー、デフォルトで混ぜ飯付属。
しかもこの日はワタシの25歳の誕生日だったので
痩せた事を心配する友人から
「奢ってやるから好きなだけ喰え!」
とありがたいプレゼントをいただいたので、
白米も面も全部大盛にしちゃいました☆
推定1kgに迫りそうなご馳走、
無事食べ切って、キッチリ腹十分目。
血糖値爆上がりで夢見心地です。
ご馳走様、ありがとう。
さてさて、こんな時にあの機能が大活躍なんです。
この日25歳になった野郎が全力で満腹を目指し、
胃下垂で出っ張る下腹部。
見苦しくてごめんなさいね。
こんだけ喰った後の腹、
普通のレーシングジャケットなら圧迫してしまいますが、
上下両開きのジッパーなら下だけ開けてあげれば
身体を保温しつつ腹部の圧力を低下させ、
満腹状態でも苦しい思いをせず帰路に付けます。
これは真面目にマジな神ギミックです。
Perfetto RoS 3 ジャケットは、まさに“完璧”なジャケットかもしれません。
これ1枚で、すべてをこなせる万能ジャケット。
~カステリジャパン公式サイトから引用~
このたった2行の文章から伝わるカステリの圧倒的自信。
この自信に見合うだけのポテンシャルを発揮する
めちゃくちゃ良いジャケットでした!
ワタシも自信を持って皆様にオススメ致します。
当店、ワイズロード新宿ウェア館は
日本随一のサイクルウェアの在庫量!
【CASTTELI】だってしっかりおいてますよ!
しかもただ今セール中!
試着しながらあれこれ比較できますので、
是非お気軽にくださいませ!
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております!
フラットバーグラベル組んだお話し。
かなり拗らせた方の自転車屋の独り言。
過去最高難度のグラベルライド。
野郎五人一泊二日、トラブルマシマシ珍道中。