日本最大級のスポーツサイクル専門店!ウェアの用途別コーディネートをご提案!
2023/11/13 17:03
目次
こんにちは!
新宿ウェア館 ゴシマ カイです♪
2023/11/2
味の素スタジアムアジペン広場にて弊社社員向けの
【社員試乗会】に参加してきました!
多くの取引先様のご協力のおかげで今年も開催出来ました!
改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました!
今年も濃い内容の展示が多く、
とても充実した時間の中で
勉強が出来てとても嬉しいです!
ウェア関係の目玉はやはり
KABUTOの新作ヘルメット【FLEX-AIR】
そしてNORTHWAVEの新作フラッグシップシューズ
【VELOCE EXTREME】
あと情報解禁前なので詳細は全く話せない待望の新商品など
大注目の商品達が所狭しと並んでいました!
これらの記事は他のウェア担当(主にさね平)
達が書いてくれると思うので、
ワタシは「いま一番欲しい自転車」について書きます。
小売希望価格¥159,500-
サイズ:15,17,19,21,23
カラー:Flat steel,Desert Storm,Rip Tide
特記事項:当店新宿ウェア館ではお買い求め頂けません。
新宿地区は新宿本館,及びクロスバイク館にて取り扱いがございます。
⇩こちらからもご注文できます⇩
スタッフの一番欲しいバイク、何想像しました?
超高いハイエンドカーボンロード?
それともカーボンのフルサスMTB??
答えは【JAMIS】のクロモリのフラットバーバイクです!
これ、マジ最高です。
丁度’’こういうの’’が欲しかったんですよ。
そんな【SEQUEL】について
じっくり語っていこうと思います!
1979年、フロリダ州で誕生したアメリカンバイクブランド。
創業当時はビーチクルーザーを展開していましたが、
1983年にMTBの原型となる【DAKOTA】を発売。
それ以降もMTBの開発を続け、
1流のオフロードバイクメーカーとして知られるようになります。
ブランドの転機は2015年。
今やJAMISの代名詞となった【Renegade】を発売。
【アドベンチャーロード】という
新たなジャンル、カルチャーを造りました。
昨今のグラベルロードブームという世界的な流行の中心には
【JAMIS】の【Renegade】がいると言っても過言ではないでしょう。
そんな【JAMIS】がローンチする
フルリジットMTB?
フラットバーグラベルロード?
……こそがこの【SEQUEL S2】
初めて見た時の感想は……
これなに?
カテゴリーはなに?
何バイクって呼ぶの?
なんか良く分からないけど,
面白そうなバイクだってのは分かる。
でした。
・フレームの設計はMTBに近い。
・しかしヘッド角はグラベルロードに近い。
・タイヤサイズはMTB用の【27.5インチ】。
・しかしフレーム各部のマウントはグラベルロードのそれ。
・ディスクブレーキマウントはロード用のフラットマウント。
・ハンドルはフラットバー。
うん、どちらの特徴もありますね。
考えれば考えるだけ分からなくなります。
なので!
【JAMIS】の営業さんに伺いました。
ゴシマ
「SEQUEL ってバイクのカテゴリーって何になるんですか?」
営業さん
「SEQUEL ?’’アーバンアドベンチャー’’だよ。」
……なんか知らんカテゴリーキターーー‼‼
Goo〇le先生で「アーバンアドベンチャー」と検索しても
【JAMIS】のホームページしか出て来ませんでした!
前述した【Renegade】の時と同じく
新たなジャンル、或いはカルチャーの卵かもしれない。
そんな底知れぬ可能性を感じますね!
そんな唯一無二のアーバンアドベンチャーバイク
【SEQUEL】について掘り下げていきます!
まずは分かりやすいところから。
フレーム構成する主成分は鉄。
そこにクロームとモリブデンを混ぜた
所謂【クロモリ】製のフレームです。
カーボンやアルミに比べて重量は増し、
パイプの形状の自由度も低めです。
が、加工自体は比較的容易で
パイプの厚みやジオメトリー次第で
乗り心地や剛性感などをかなり自在に設定できます。
またアルミやカーボンより
よく撓る(しなる)のが特徴です。
炭素の含有率や加工法でかなり変わりますが
撓る分振動吸収性に優れる他、
ダメージを逃がしやすい為頑丈。
そして金属疲労もアルミより少ないので、
腐食や錆に気を付けていれば寿命も長くなります。
競技の機材としては
カーボンやアルミに軍配が上がります。
しかし共に人生を歩む’’相棒’’なら
クロモリの方が頼もしいですね。
これが【JAMIS】のバイクの最大の特徴。
意外と知られていませんが、
同じフレームでもサイズの異なる場合
そのまま同じパイプで作ると’’乗り味が変わります’’。
他方【JAMIS】のバイクは皆
サイズが異なろうとも限りなく均一に、
設計者が狙った’’乗り味’’になる様に作られています。
SST(Size Specific Tubing)
メインチューブ、シートステーの太さを
サイズごとに太く、または細くすることで、
全体の剛性や乗り心地をより同じくする。
【SSD】は、全てのフレームサイズが同じ乗り味であるべきであるという
上記のSSTを更に推し進めるためのものです。
4種のBBドロップと3種のチェーンステー長を使い、
異なるサイズでも変わらないフレームの走りを作り出します。
加えて異なるオフセットのフォークを3種用意し、
サイズごとに最適なものを利用しているのも特徴です。
サイズが小さければパイプは短く、
サイズが大きければパイプは長くなります。
全く同じパイプを繋ぎ合わせて
サイズの異なるフレームを作成した場合…
サイズが小さい程剛性は高くなるし、
サイズが大きい程柔らかい乗り味になります。
そういった’’不揃いな乗り味’’を無く為に、
【SST】や【SSD】というロジックを生み出し
サイズに応じてパイプの太さを変え、
乗り味の均一化をしているのが
【JAMIS】のフレームの特徴です。
これ一見地味だし注目も浴びてないけど
凄い事だし、手間のかかる事なんです。
昨今の1流メーカーのカーボンフレームは
基本的にサイズごとに設計やフレームの厚みを変えています。
2023年の今となっては別に珍しい話ではありません。
【JAMIS】は30年以上前の1988年から、
クロモリでそれをやり続けてるんです。
コストを考えたら同じパイプを溶接して
フレームを造ってしまう方が安上がり。
【JAMIS】はそんな狡い真似はせず、
純粋に良い自転車を造り続けています。
ワタシはこんな会社の造る自転車が欲しいです。
新たなるカテゴリー【アドベンチャーアーバン】
そのパイオニアたる【SEQUEL S2】。
一言でまとめると、
ありそうでなかった、頼れるなんでも屋さん。
・クロスバイクとして街乗り
・グラベルロードとしてグラベルを攻める
・アドベンチャーバイクとしてキャンプツーリング
・普通にロングライド
レースの様な高速走行でなければ、
【SEQUEL】1台で大体の事は出来ます。
それを可能にしているのは
既存のカテゴリーに囚われない秀逸な設計にあります。
【SEQUEL】はあくまでも【アーバンバイク】。
リラックスして乗れて、
かつ乗っていて’’楽チン’’なのが売り。
肩肘張らずに乗れるフラットバーハンドル。
グラベルロードより長く、
MTBよりは短い絶妙なトップチューブ長。
フラットバー前提の短めのステム。
この設計のおかげで適切なフレームサイズだと
上体が起き気味の程よい前傾姿勢と、
腕を広げてハンドルが持てて’’楽チン’’
という絶妙に快適なポジションで走れます。
これなら前傾姿勢に慣れてない初心者の方や
腰を痛めている脆弱なウェア館勤務チョンマゲでも
長時間乗っていても疲れにくいです。
※チョンマゲは勿論ワタシです。
またフラットバーの方が安定感が増し、
オフロード走行時は特にドロップハンドルより
楽に、安定して速く走れるでしょう。
オフロードバイクとしても、
アーバンバイクとしても
【太いタイヤの方が乗り心地が良くて楽チン】
という要素は共通事項でありとても大事です。
【SEQUEL S2】の純正タイヤはWTBのByway、
サイズは【650×47c】とかなり広めです。
それでも上記の写真の様に
まだまだクリアランスに余裕があります。
【JAMIS】の営業さん曰く
27.5×2.0~2.1くらいのクリアランスはある
との事です。
まだまた拡張の余地があるのは嬉しいですね♪
【SEQUEL】の高い走行性能を土台から支える要素こそ、
この【スルーアクスル】によるホイールの固定。
従来のクイックリリースの様な細いシャフトではなく、
12mmもある【スルーアクスルシャフト】で固定しています。
スルーアクスルシャフトを用いると
オフロード走行中に緩んだり、シャフトが曲がったり、
ホイールの位置がずれてローターとパッドが干渉したり…
そういったトラブルを起こしにくくなります。
またホイールの軸そのものがより太く堅牢になる為、
車体の剛性(特に横剛性)が向上し走行性能がUP!
横剛性向上によるコーナリング時の安定感は格別です♪
フレームに直接ねじ山を切らないといけない為
非常にコストがかかるのがスルーアクスルのデメリット。
低価格のクロスバイクや街乗りMTBは
コスト削減の為未だにクイックリリースだったりします。
【SEQUEL】はそういったコストは惜しまず掛けられているので、
スルーアクスルも含めて、フレームの質が非常に高いです。
ブレーキは意外にもフラットマウント。
主にロードバイク用の規格で、
昨今のグラベルロードは大体フラットマウント。
ロードバイク用のSTIと互換性のあるキャリパーは
自ずと大半がフラットマウントである為、
グラベルロード達もそのように進化しました。
【SEQUEL】もその流れの影響を受けているのか
フラットマウントを採用しています。
しかしフラットバーハンドルは
変速レバーとブレーキレバーが分かれるので
STIとの互換性でキャリパーを選ぶ必要がありません。
また変換アダプターを噛ませれば
ポストマウントのブレーキも使用可能です。
このままフラットマウントとして運用しても良し。
ポストマウント化して
MTB用のブレーキを付けるも良しです。
これほど嬉しい設計は中々ありませんね!
ボトルケージマウントが沢山付いてます!
ドリンクは勿論、テントやシュラフ、ケールケースなど
キャンプツーリングは特に積載物が多いので大変重宝します。
これだけ沢山あるボトルケージマウントも
もれなく全て酷使するでしょうね。
ダウンチューブとシートチューブ。
これは普通のロードバイクにも付いてる定番の位置。
ボトルケージを付けてドリンクやツールボトルを入れます。
ダウンチューブ下にも1対。
使用頻度の低いものを収納します。
ダブルボトル時にやり場に困るツールケースや、
バーナー用のガス缶などの収納に便利。
トップチューブにも1対。
最近増えてきましたよね、ここのマウント。
マウントに対応したトップチューブバッグや
フレームバッグを取り付けた際のボトルの収納に。
最早メインディッシュなフロントフォークのマウント。
左右に1対付いています。
ここにBLACKBURNのアウトポスト カーゴケージなどを
取り付ければ劇的に積載量を増やせます!
テント、シュラフ、折り畳みのチェア、
エアマット、ハンモックetc……
キャンプツーリングではもう必須となる
このマウントは確実に大活躍します!
こんな感じで【いっぱい積めるのは正義】なので
ボトルケージマウントがグラベルロード並みに付いてるのは
めちゃくちゃ嬉しいデザインなんです!
これもとても嬉しい要素ですね。
前後にキャリアを設けることも、
フェンダーを取り付けることも可能です。
かなりバイクパッキングしやすいフレームですが、
キャリアを付けて積載量を更に増やしたって良いのです。
リアキャリアに付けるパニアバッグを左右に2つ付ければ
ストレージは約40L~80L近く増やせる上に、
重いものを運ぶ際の安定感も増します。
バイクパッキング×ダッチオーブンも夢じゃないかも?!
相変わらずここまで長かったですが、
ここからインプレッションです。
試乗会の会場であるアジペン広場には
オフロードはありませんでした。
今回の感想はオンロードに限定したものです。
真っ先に感じたのがこの要素。
走りが軽くて、良く進むんです。
確かに手で持ち上げると「重い」ですし、
「走りの軽さ」もカーボンロードには及びません。
しかし「クロモリは走りも重い」という
先入観を跳ね除ける程には走ります。
・のんびりサイクリング
・まったり街乗り
・良い感じのグラベルまで3~40㎞自走
・キャンプ場まで荷物積んで50㎞自走
くらいはお茶の子さいさいでしょう。
また脚を止めても慣性でよく転がっていきます。
「ちょいと休憩~」っと脚を止めても
減速しにくいので’’楽チン’’です。
大事なことなので何度でも言います!
【SEQUEL】の最大の魅力は秀逸なフレームです!
この「よく進む」というフィーリングのミソは
フレームの【ヘッド角】にあります。
コチラのジオメトリー表の赤丸部分にご注目!
19インチで71.5度というXCバイク以上の、
グラベルロード並に立ったヘッド角が
フレームの剛性感を高め,自走性能を底上げしています!
もちろん程よく撓る様になっているので、
レーシングバイクの様な過度な硬さはありません。
そして高負荷のスプリントでもしない限り
この「撓り」が悪さをすることは無いでしょう。
そして【アーバンアドベンチャーバイク】である
【SEQUEL】でスプリントする機会なんて
バイクロアくらいしかないでしょうから無問題です。
これも感動しました。
常々「クロモリは撓るから乗り心地が良い」と
各種媒体や弊社のベテラン勢から聞いておりました。
が、実際にじっくり味わって乗ってみると
「こんなにも快適なんか?!」と驚愕します。
必要なロードインフォメーションはライダーに伝え、
細かい振動や衝撃は程よく逃がす。
微細な振動によるダメージが
累々と蓄積して疲労に繋がるので、
程よくいなしてくれるフレームはとても快適です。
快適さだけで言えば、
カーボンエンデュランスロードと比較しても
引けを取らないのではないでしょうか。
素材の特性はもちろんの事、
適所のパイプを湾曲させて撓りを助長。
クロモリの特性を熟知した【JAMIS】が
最適な乗り心地と剛性に設計されたフレーム。
前述した【SST】と【SSD】によって
フレームはサイズごとに均一化され、
誰でも設計者が意図した乗り味を享受出来る。
いやぁ、素晴らしいですね。
またこの太いタイヤも
乗り心地の良さに貢献しています。
純正で650×47cという
グラベルロードでも中々履けない極太タイヤが誇る
圧倒的なエアボリュームが微振動をカット!
とても快適です。
重さが気になるならチューブレス対応の軽めのリムにして、
軽いXC系タイヤをアッセンブルすれば走りも軽いし
トラクションもグリップも増すのでオススメです。
踏んだら踏んだ分きちんと進む。
余計な振動はカットしてくれるけど
必要なロードインフォメーションは伝えてくれる。
シンプルなパッケージと操作感。
MTBの原点である’’フルリジット’’を
現代風にブラッシュアップした様な
シンプルでワクワクするフィーリング。
乗っていてとても楽しいです。
「このバイク凄く軽い!」
「凄くエアロだから空気を切り裂いて加速する!」
「旧型に比べて何W減らせる!」
それもまた自転車の面白さだと思いますが、
【SEQUEL】が体現するのはもっと’’本質的な楽しさ’’
シンプルが故に
「ペダルを回すのが楽しい!」
「知らない道を走るってワクワクする!」
「景色が良くて気持ちいいな、止まってみよう!」
そういった我々現代人が【能書き】に流され、
【速さ】に囚われて忘れがちな【自転車の面白さ】
【SEQUEL】ならゆったりと味わえるでしょう。
何かが突出して’’良い’’わけではないです。
高品質の「至って普通、つまり最高」なバイク
「’’何も感じない’’のは事は癪に障る要素がないからである」
という持論に行き着いたワタシからすると、
ニュートラルな感情のまま、ノイズを感じずに走れる
「至って普通」な自転車は「最高の自転車」
であると胸を張ってオススメ出来ます。
【’’速さ’’は正義】というある種の【呪縛】、
それから解き放たれた【真に自由な自転車】
それが【SEQUEL】なのです。
【速さ】に拘り過ぎてお疲れのそこのあなた!
’’癒し’’が欲しいなら是非とも【SEQUEL】に乗ってください。
【SEQUEL】なら焦燥感なぞ忘れさせてくれますよ。
小売希望価格¥159,500-
サイズ:15,17,19,21,23
カラー:Flat steel,Desert Storm,Rip Tide
特記事項:当店新宿ウェア館ではお買い求め頂けません。
新宿地区は新宿本館,及びクロスバイク館にて取り扱いがございます。
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現代版フルリジットMTBとも
フラットバーグラベルロードとも言える
新たなカテゴリー【アーバンアドベンチャーバイク】
その先駆者たる【SEQUEL S2】
ぜひお買い求めください!
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