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当店で外した、傷んだタイヤを見てみよう。
by: 藤平悠介

当ブログをお読みの皆様こんにちは!

 

神楽坂店の藤平です。

 

 

 

 

自転車で超重要なパーツの1つ

 

タイヤ

 

 

地面と唯一接するパーツの為

 

加速、減速、コーナリングなど

 

自転車への入力は全てタイヤを介します。

 

 

タイヤがダメになっている自転車は

 

他の箇所をどんなに完璧に整備していても

 

安全にお乗りいただく事は出来ません。

 

 

以前にも数件、傷んだタイヤに関する記事をUPしていますが

(リンク⇨ 空気圧不足 経年劣化

 

今回は当店作業にて外したタイヤを

 

ピックアップして見てみましょう。

 

 

IMG_2999

 

当店にタイヤ交換で入庫した車体から外したタイヤ

 

 

表面のゴム層が完全に無くなり

 

内部のケーシングが露出しています。

 

 

接地箇所がゴムではないので滑りやすく

 

かなり薄くなっているので耐パンク性は皆無。

 

 

いつバーストしてもおかしくない状態なので

 

非常に危険です。

 

 

驚いた事にこのタイヤ

 

フロントに付いていたんですよね。

 

 

一般的には駆動輪の方がトレッド面の減りが大きいので

 

フロントタイヤがこういった状態になる事は少なく

 

前後で違う銘柄のタイヤを履いていた事を考えると

 

元々リアに付いていたタイヤをフロントに移植したのでしょうか?

 

 

カラータイヤは耐摩耗性も耐候性も低い為

 

一般的なブラックのタイヤに比べ

 

頻繁な交換が必要になります。

 

 

 

 

 

 

IMG_3004

 

こちらは同車体に付いていた後輪タイヤ

 

トレッド面ももう限界に近いですが

 

サイドウォールの状態が危険ですね。

 

 

この症状は空気圧が不足した状態で運用されている車体に多いです。

 

 

走行時のサイドウォールの変形が大きすぎて

 

ケーシングや表面のゴムがダメージを受けてしまうんですね。

 

 

ケーシング層はゴムで覆われている事が前提で造られているので

 

耐候性は考えられていません。

 

 

表面に露出してしまうと紫外線などでの劣化は早く

 

空気圧を上げた際にサイドウォールが千切れるなど

 

こちらも安全とは言い難い状態です。

 

 

 

 

 

IMG_3005

 

こちらは別の車体から外したタイヤ

 

 

トレッド面に無数のひび割れがあり

 

内部のケーシングが露出している箇所も多数。

 

 

 

 

 

IMG_3007

 

地面に接する部分にひび割れがあると

 

小石や細かいガラス片などの異物を拾いやすく

 

刺さりパンクのリスクが大きくなります。

 

 

基本的には経年や路面からの熱、

 

紫外線などによる劣化が原因なので

 

早めの交換がオススメですね。

 

 

スポーツバイクのタイヤは安い物ではありませんが

 

安全にお乗りいただく上でとても重要な物

 

 

こういった傷みの兆候があれば

 

早めの交換をオススメいたします。