2018/10/28 13:42
天気がいい日に、中野店周辺をフラッと走る「E-BIKEで中野ポタリング」。
その際に好んで乗っているE-BIKEが、試乗車のTERN「VEKTRON」なのですが。
実際どんなモデルなのかのご案内がまだだったので、ここであらためてご紹介!
〇TERN VEKTRON S10 ¥298,000-+TAX
フォールディングバイク界の老舗でもあるDAHONの流れをくむ「TERN」。
トラディショナルなDAHONに対し、先進・先鋭なイメージが強いTERNのこと。
真っ先にE-BIKEをラインナップしてきたこともなんだか納得です。
フレーム中央には、折り畳みのためのガッシリとしたヒンジが。
ターンの他のモデルと同じく非常にシンプルでスマートな構造です。
で、実際に畳んでみると。
こんな感じになりました。
カタログによれば3サイズは「41×86×65cm」。
20インチフォールディングバイクとほぼ同等サイズに収まっています。
ただ、それなりにコンパクトとはいえ19.8kgの車重はいかんともしがたく
数値通りのズッシリした重さはさすがに感じます。
超軽量スポーツモデル「VERGE X11」とはアプローチの方向は違いますが
この「VEKTRON」もある意味ではフラッグシップモデル。
アッセンブルされるパーツも贅沢なものが奢られています。
真っ先に目につくのがボッシュと同じドイツブランド、MAGURA製の
油圧ディスクブレーキ!
ブレーキキャリパーも高剛性のモノブロックタイプ。
小径車でこれはちょっとやり過ぎでは・・・?
でもブレーキはスポーツ走行では再重要なパーツ。
ちゃんと効くのは大前提としても、その際の効き味や操作感も大事な要素。
MAGURAならでは「イイモノ感」は確かに感じます。
ハブはノバテック、タイヤはシュワルベと、足回りもきっちりとイイモノで
まとめています。
シフター/ディレイラーがTIAGRAなのはカスタムの余地と思っておきましょう。
折り畳み時のコンパクトさと、適正サドル高の確保を両立させるための
2段階調整シートポスト。
これを採用することで、身長147cm~195cmまで対応OKとなっています。
サドル高に合わせて、ハンドル高や角度も簡単にアジャストできるように
なっているのもポイント。
2つのレバーの開閉という簡単操作のみで、ここまで大きな範囲での
位置変更が可能となっています。
アシストユニットはボッシュ。
250Wのアシストパワーと、最長で100Km走行OKの大容量バッテリーの
組み合わせは、「街乗り最強かも・・・」と思わせるに十分な性能です。
大型で視認性が高いディスプレイと、クリック感がしっかりしていて
操作感が良いスイッチも、ボッシュのシステムの美点。
ただ、W(ワット)の要素が無いだけが残念。
ファームアップに期待。
バッテリー連動の前後ライトも標準装備。
安全のためにも、昼間から積極的に点灯してあげましょう。
モーターやバッテリーといった重量物が、自転車の重心位置近くに
集中しているからなのか。
折り畳みの小径車と思えないほど安定した走りを見せるVEKTRON。
常設の試乗車としてご用意していますので、ぜひ一度その走りの良さや
質感の高さをご自身の目でご確認下さい。