2018/11/05 16:21
小径車ゆえの取りまわしの良さとパワフルなアシストユニットによる加速性能、
さらに優れたルックスまで備えた大人気のE-BIKE、BESV「PSシリーズ」。
アルミ素材とは思えないフレーム造形の「PSA1」に注目が集まりがちですが
カーボンフレームの上位モデル「PS1」の存在も、また気になるところ。
というわけで。
この2台(どちらもお客様のご注文分なのですが)、ちょっと比べてみました。
〇BESV PS1 ¥276,000-+TAX (17.4kg)
〇BESV PSA1 ¥185,000-+TAX (19.6kg)
アシストユニットは同じものですが、フレーム素材(カーボンとアルミ)の
違いで、2kgを超える重量差が生まれています。
両車の違いのメインとなるフレーム部。
直線的なPSAに対して曲面を活かした造形のPS。
この豊かで滑らかな面構成はカーボンモノコックフレームならでは。
フロントサスペンションはどちらもコイルスプリング仕様ですが、
PSの方には動きにコシがある、グレードが高いものが奢られています。
タイヤもシュワルベの「ビッグアップル」にグレードアップ。
PSAのリア7段「ALTUS」に対して、PSは10段の「DEORE」。
MTBコンポーネントのレースグレードなだけあって、変速のタッチや
動きの精度も大幅に高められています。
PSのブレーキはTEKTROの油圧式(ハイドロ―リック)ディスクブレーキ。
ワイヤー式(メカニカル)のPSAと比べて、軽い操作と安定した制動力は
大きなアドバンテージ。
取りまわしがが複雑になるリアブレーキ側の違いは特に顕著です。
高級グリップの大定番、握りやすさ文句なしの「ERGON GRIP」を採用。
他サドル、ペダルといった身体に触れる部分のパーツも少しづつ
グレードアップされています。
車体レイアウトが同じなので、両車の乗り味も基本的には同じなのですが
デザイン性の高いE-BIKEをよりリーズナブルに楽しみたいなら「PSA1」。
より質の高い乗り味までを求めていくのなら「PS1」。
といったところでしょうか。
・・・実に悩ましい。