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2016/08/06 20:47
スタッフ金澤です。今回は工具のお話です!
ネジを締め付ける力「トルク」を計れる工具、トルクレンチの紹介なのですが、通常トルクレンチというとかなりデカく、ゴツい印象があります。
普段からそんなもの持ち歩かないよ!とか
トルクレンチセットとか高くて買えないよ!といったアナタにオススメな簡易トルクレンチです。
トピーク
ナノ トルクボックス
(4n/m用)(5n/m用)(6n/m用) 各¥2500(税抜)
そもそもトルクってなんぞや?って方向けに少し語りますと、前述の通り「ネジを締める力」のことです。単位は「n/m」。ニュートンメーターと読みます。
スポーツバイクのいたるところに「ネジ」が存在しますが、その中にはメーカーが推奨するトルクが記載しているものもあります。下の画像だと6n/mですね。
シートポストやハンドル・ステムなどにカーボン素材が使われているものは特にシビアに見る必要があります。
「締め過ぎてカーボンを割ってしまった」といった相談もしばしばございます。基本的に割れたカーボンは再生できないものですし、そこからさらなる破綻の可能性もあるので「割れたら交換」が基本です。
そうならないが為のトルクレンチなのです。
さて使い方としては・・・。
まずは外観。かなーり小さめです。マッチ箱ぐらい?
これだけ小さければサドルバッグにも余裕で入ります。
開けるとこんな感じ。
一番右にあるのがトルクを計る部分。これに横のビットを差し込んで使用します。
ビットは六角レンチの3/4/5mmとトルクスのT25/T30の5種類です。
トルクソケットにビットを差し込んで、あとは「手持ちのツールの5mmアーレンキー」を反対側に差し込んで使います。
ネジを締めていき、指定のトルクになったらトルクソケットからカチッと音がします。
音がしたらそれ以上は締めないように!
フルカーボンのフレームやカーボン系パーツ(シートポストやハンドル・ステムなど) をお使いの方には気にして頂きたいトルク管理。
正直気にしない方も多いとは思いますが、大事なカーボンパーツを割らないためにもぜひご一考頂ければと思います。
2016.08.06 Y.Kanazawa