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2022/09/20 21:39
イタリアンブランド、PINARELLOのレーシングバイク、「PRINCE」。先日ご紹介したPARISに続き、PRINCEもPINARELLOバイクの中で歴史のある名車です。
PRINCEは、1998年にアルミ+カーボンバックフレームとしてデビューしました。その後グランツールなどで多くの勝利を量産し、世界中のレーサーから絶大な支持を集め、現在のピナレロブランドの礎を築いた、PINARELLOを語る上では外せないモデルとなりました。現在発売されている最新のPRINCEは第6世代。フラッグシップモデルDOGMAのF12のテクノロジーを多く受け継いでおり、DOGMA同様アグレッシブなポジションをとることができ、ピナレロのレーシングスピリットが息づくレーシングバイクです。
目次
PINARELLOをお探しの方で一番多くお問合せをいただくのが、PRINCEです。DOGMA F12譲りのゴツくてシャープな造形はPINARELLOバイクならでは。空力性能と剛性、重量のバランスが、非常に高い次元で一つのバイクになっています。一見尖った性格のバイクに見えて実は、平坦、登り、下り、ロングライド、なんでもこなせる一台であることが、PRINCEの人気の理由です。
DOGMAと比較し、マイルドな乗り心地を実現したPRINCE。その正体の一つにマテリアル(素材)が挙げられます。DOGMAもPRINCEはどちらもカーボンフレームで、そこまで大きな見た目の違いはありません。DOGMAは東レT1100カーボンに対してPRINCEは東レT700カーボンになっています。比較すると、T700カーボンの方がやや剛性が低くマイルドな乗り心地とハイクラスな走りを実現しました。
滑らかな曲線を描くONDAフォーク。計算され尽くされた剛性比と空力性能が安定性の高いピナレロハンドリングを生み出します。フォーク先端についている「Fork Flap」はホイール周辺の乱気流を整え、無駄な空気抵抗を抑える働きをします。そういった細部のこだわりの積み重ねで、走りが大きく変わってきます。ケーブル類はフル内装と、コラム内を通ってブレーキホースやシフトケーブルが各所へ結ばれているため、全体のシルエットが非常にすっきりとしています。
後ろから見るとわかりやすいですが、左右で形状が違います。自転車は右側にギアや変速系のパーツがついているため、基本的に左右の重量比などのバランスが変わってきます。そんなアンバランスを解決したのがPINARELLOのアシンメトリーデザインです。フレーム側で左右のアンバランスを均一化に近づけることで、走りに安定感をもたらせます。
SHIMANOのレーシンググレードのコンポーネントパーツ、105を搭載しています。レースでも有利な成績を残すために、変速性能、人間工学に基づくデザインの洗練を実現しました。ロングライドからレースまで、活躍すること間違いなしです。
リア11s、フロント2sの22段変速となっています。
フルードと呼ばれるオイルを押し出すことで動かす仕組み、油圧ディスクブレーキを搭載しています。リムブレーキはブレーキパッドがゴムに対して、油圧ディスクブレーキに搭載されているパッドは、レジンかメタルなど、材質が異なります。そのため、よく効くのはもちろんですが、雨の中でのブレーキングでもその性能を発揮します。ブレーキの安心感があってこそ、スピードを出すことができます。
サドルはMOST。最新のトレンドに合わせたショートノーズ形状が特徴で、人間工学的デザインに基づいたコンパクトな形状です。ロングライドに於いて短いノーズと長くて広い中央チャネルは、会陰領域への圧力を減少させて血流を妨げません。
標準搭載されているPIRELLI P7 SPORTタイヤは、ロングラン性能を高めた長寿命モデルです。素材にプロコンパウンドを採用し、グリップ性能を犠牲にすることなくロングラン性能を実現しました。F1タイヤでも使用されるブランドPIRELLIはロードレース界においても信頼性を獲得しています。
いかがでしょうか。抑えるところは抑えつつ、高い次元でバランスを整えたパーフェクトバイク、PRINCE DISK。ロングライドやゆくゆくはレースに出てみたい方、イベントなどにも出てみたい方など、幅広くオススメできるハイパフォーマンスバイクです。ぜひこの機会にご覧ください。
■モデル:PINARELLO 2022 PRINCE DISK 105
■価格:¥528,000-
■コンポーネント:SHIMANO R7000 105