【スタッフバイク紹介】街乗り用にAMPを買って色々カスタムしました!TERN「AMP F1 ドロップカスタム」
by: 金澤 義彦

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 【スタッフバイク紹介】
街乗り用にAMPを買って色々カスタムしました!
TERN「AMP F1 ドロップカスタム」 


スタッフ金澤です。
久し振りにマイバイクを購入しましたので紹介させて頂きます! 

今回購入したのはTERNの「AMP F1」
極太タイヤにBMXハンドルを装備したアーバンバイクなのですが、
もちろん私がそのまま乗るわけも無く、今回も心の赴くままに色々カスタムしました! 


ベースバイクはTERN / AMP F1

P1050221幅2インチ近い極太タイヤにBMX系ハンドルを装備し、超アップライトでのんびり楽しむアーバンバイク。

限定カラーの「Fading Berry」に一目惚れしました。

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ピンクからダークパープルへのグラデーションがとっても綺麗!


コンセプト①:ドロップハンドル化 

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まず「ドロップ化したい!」というのが最初のコンセプト。
ですが、もともとBMXハンドルという超アップハンドルが付いているようなバイクなので、普通にドロップハンドルをポン付けするとハンドルはメチャクチャ低くなります。 

最初に何も考えずにポン付けし、私のサドル高(BB~サドルトップまで650mm)で合わせたところ、サドル~ハンドル芯落差はなんと80mm以上。これは低い!! 

レーシングロードじゃあるまいし、そもそも街乗りバイクとして使う予定なのでこんな落差は論外!

当初は「ハイアングルステムを上向きに」とか「コラムエクステンダーでコラムを伸ばす」などの案が出ていたのですが、 当店スタッフT氏より譲り受けたこのアイテムで一気に解決&メチャクチャかっこよく決まりました。

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ディズナのニーザーハンドル!
ステムクランプ部より約60mm高い位置にレバーが取り付けできるハンドルです。

これにPROの17度ステムを上向きに付けることで、80mmオーバーの落差はほぼ0に!
極太タイヤと併せて「ミニベログラベル」っぽくなって超絶お気に入りです。 

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ドロップ部分は外に広がるフレア形状なので、下ハン持ってる時も操作しやすくいい感じです。 


コンセプト②:アルテグラ6770系を使いたい!

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家に眠っていたアルテグラ6770系(機械式・10速のアルテグラDi2)をなんとか使いたい!

6770系はいわゆる初代アルテグラDi2、発売されたのは10年以上前のこのコンポをなんとか使えないだろうか?
しかもできればダブル化で!をコンセプトにパーツ構成を考えました。

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このジャンクションAとか懐かしくないですか? 

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フロントダブル化が少々難儀しました。
当初は「GRXの 10速モデル(400系)とかでいいかなー」なんて考えていましたが、FD-6770との互換性の問題で使用不可!

FD-6770と互換のあるクランクといえば「FC-4600」「FC-5600」「FC-6700」など・・・
全部廃盤商品じゃないか!!

苦肉の策としてシクロクロス用の「FC-CX50」を使うことに。正確には互換クランクではないですが、「当時のロード系クランク」としては同じだし行けるだろ!と自己責任でオーダーしました。

アウター歯数が46T。
これも正確に言うとFD-6770は対応チェーンリングは50Tまでなので大丈夫かと思いましたが、今のところ問題なく動作しています。

※もし同じカスタムをしてみたい方がいたとしたら、シマノ現行品で互換のあるロード系、もしくはGRX系で組むのがオススメです。

また、ミニベロダブル化あるあるの「FDの角度を少し後方に傾けるパーツ」については、以前はタイレル製を使ったことがあったので今回も・・・と思ったところ、調べてみたところ「タイレル製にはAMPのシートチューブ径・28.6に対応するモデルが無い」という結果が!

さぁどうするか・・・と悩んでいたところ、当店スタッフより「GIOSで売ってるんじゃないかな?」という情報が!!
問い合わせたところ、FDバンド込みで普通に売ってました!!

ほんと今回も上野本館スタッフの皆様に助けられてますわマジで・・・! 

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カラーパーツはフレームカラーに合わせピンク・パープル系を中心にアッセンブル。
チェーンはKMCのX10。廃盤寸前のピンクカラーを探し出しました。 
プーリーがゴールドなのは、以前別の車体のカスタムでゴールドがつけっぱなしだったのを面倒なのでそのまま使っただけなのですが、これはこれでイイ!

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バッテリーももちろん外付!
AMPはDi2対応フレームでもないし、そもそも私が外付しか持ってないしね!!! 

令和になって外付バッテリー搭載のDi2バイクの新車を組むとか、そのギャップがたまらないです。 

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当時のDi2あるあるの「BB下にネジ留めしてあるジャンクションBにケーブルをまとめ、ところどころにタイラップ留め」 
「FDクランプボルトの内側にケーブル通す」とか懐かしいですねぇ・・・。


機械式ディスクブレーキ(ロード用) 

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レバーがSTIレバーに変わったので、ディスクブレーキキャリパーも変更。
「機械式のロードディスクキャリパー」をどうするか・・・?
欲を言えばグロータックのイコールにしたかったですが、今回は予算の問題で泣く泣く除外。他の選択肢と言えばTRPのスパイアかハイロードか、AVIDのBB7 ROADか?

悩んだ末に鉄板のシマノBR-R317にしました。

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せめてケーブル類は拘ろうとアウター/インナーともに日泉ケーブルを! 

アウターはフロントはピンク、リアはパープルと2本購入。
(※AMPはフルアウターなので、試してみたところ1セット(2メートル)で前後分が足りませんでした) 

さすが日泉、超絶引きが軽い!


実際に走行してみて 

大幅にビジュアルが変わったので、当初スタッフからは
「まーた金澤さん変態バイク作ってるよー」などと冷やかされもしましたが、実際に完成して試乗もしてみると、

「思ったより全然乗りやすいぞ!」とみんな声を揃えて言ってくれました。

ハンドルをめいっぱい上げたことで超絶らくちんポジションになり、
シマノクランク&ホローテックBBにしたからでしょうか、強く踏み込んでも全然力が逃げない、
幅1.95インチのタイヤは少しぐらいの段差も全然気にならず、
タイヤの太さの割には小径独特の走り出しの軽さがあるので、走りはとっても軽い!

なんで皆やらないのかと不思議に思うほどアリですよコレ!!! 

これからの通勤・街乗りがとっても楽しくなりそうです。


 

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TERN / AMP F1 ドロップカスタム 

※今回は持ち込みパーツが多かったのでかなりコストを抑えることが出来ましたが、例えばGRX400系でカスタムしたとしたら、車体込みでざっくり20~25万円ぐらいは見ておいた方がよろしいかと思います。

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