超スピード仕様！！最強のEMONDA ALRをオリジナルで組み立てさせていただきました。
by: 木村隆之助

1 最強のEMONDA ALR誕生！TREK的にいうとEMONDA ALR7 PRO！
2 最後に

最強のEMONDA ALR誕生！
TREK的にいうとEMONDA ALR7 PRO！

こんにちは。ワイズロード上野本館ロードバイクコーナーの木村です。

この度は最近話題の新型TREK EMONDA ALR5をさらにカスタムしてのご注文を承りましたので、ご紹介させていただきます。
N様、この度は誠にありがとうございました。

EMONDA ALR5はTREKが誇るレース系アルミロードバイクで、カーボンフレームのロードバイクに匹敵するほどの性能を持つハイスペックバイクです。
私も競技部時代にこの手のアルミレーシングロードで勝利を収める選手を数多く見てきました。

EMONDAのカーボンモデルであるEMONDA SL5は同じ機械式105が搭載されており、重量の差はわずか170g。
アルミフレームのメリットである高い剛性は物によってはカーボンバイクよりも優れているので、まさにカーボンキラー。

この美しい溶接痕を見ると、ホントにカーボンフレームに見間違える程の完成度です。

そんな限りなく高いポテンシャルを秘めたこのEMONDA ALR5をさらにカスタムして、アルミフレームの良さを生かしつつ、高速巡航をより快適に走れるように仕上げさせていただきましたので、この度ご紹介させていただきます。

コンポをULTEGRA Di2にグレードアップ。

EMONDA ALR5には元々、機械式変速の105がついております。変速段数は11速で、油圧ディスクブレーキということで、これでも十分なスペックではありますが、やはり重量面と電動コンポ、12速という点は非常に魅力的なスペックであるため、施工させていただきました。

現行型のULTEGRA Di2、R8100系には105にはないハイパーグライド＋といった、変速がスムーズになる特殊処理がスプロケットに施されております。
ハイパーグライド＋になったことにより変速時間が1/3に！と考えると、スゴい技術ですよね。

また、105のDi2や旧型ULTEGRAなどに比べ約1.5倍ほど速いモーター速度となっており、スムースでパワフルな安心感のある動作を実現しております。

さらにはDi2ではULTEGRA以上のグレードならではの、サテライトスイッチを今回装着させていただきました。

かつてはクライマースイッチとも呼ばれ、シッティングの上ハンドルを握った際の所謂クライムポジションでも親指でリアシフト操作が可能となり、操作性の向上に大きく貢献しております。

※サテライトスイッチ（クライマー、スプリンター）の増設につきましては、ULTEGRA・DURA-ACEグレードのSTIレバーが必須となります。

ホイールはカーボンディープリムで。

ホイールは、平坦がメインでたまに登りも！ということでULTEGRAの60mmハイトのカーボンホイール、WH-R8170-C60-TLをアッセンブルさせていただきました。

リム形状はDURA-ACEと同形状です。素材の違いによる重量差はありますがリムの空力性能は同じということですね。

スピードがある程度乗ると速度維持がしやすくなるのもディープリムの特徴です。

ワイドリムなので横風にも強く、従来のディープリムホイールに比べて影響を受けにくくなっております。

あとは難しいことは置いておいて、とにかく見た目のインパクトが大きい！これ、大事ですよね。

タイヤはPIRELLIのP ZERO TLRをチョイス。チューブレスタイヤになりますので、低圧での運用が可能で乗り心地も◎。グリップ力も高く当店スタッフも何名か愛用しており、信頼度も高いためこの度選ばせていただきました。

タイヤの安心感は安全に直結しますので、大事です。

サドルは既にご愛用頂いてるSMP。

サドルは既に使用されていて使い慣れているという、SELLE SMP社のものへ交換させていただきました。
COMPOSITというモデルで、SMPサドルの特徴である坐骨をホールドする形状となっております。
これによってペダリングの際の前後の動きを押さえてくれます。
こちらのサドルにはパッドがなく、少しでも多くのロードインフォメーションをキャッチしたい方におすすめです。