【DAHON】K9X 試乗してみました
by: 長山 靖

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こんにちは。上野本館の長山です。

 

11月2日、各メーカー様のご協力によって催行が実現したワイズロードスタッフ試乗会にて、いろいろな自転車に試乗させて頂きましたので、インプレをお届け致します。今回ご紹介するのはこちら。

DAHON  K9X(ケー ナイン クロス)

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135,300円(税込)

DAHONの新作折り畳み自転車です。軽量人気モデル「K3」のシルエットを連想させる佇まいとなっています。

 

主なスペック

・タイヤサイズは16×1.5(ETRTOは40-305)
・外装9段変速装備
・ディスクブレーキ(メカニカル)
・重量9.5kg

・・・と、スペックだけ見る限りでは、折り畳み自転車としてなかなか良いバランスに仕上がっています。さて、実際に触れてみると、どんなものでしょうか?

 

9.5kgの軽やかさ

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お借りして、試乗コースまで押し歩く取り回しだけで、早速軽さを実感。現物を持ち上げてみると、ひょいっ、という感じで、本当に軽々です。重心バランスの影響なのか、私には9.5kgという数字以上の軽さと感じました。折り畳み機構を備え、そこに必要とされる強度を確保しながらも、ロードバイク並みの重量。走るだけでなく、折り畳んで持ち運ぶ、という、重さが直接的に関わってくる折り畳み自転車としては、これはかなり魅力的です。普段、約12kgのBROMPTONで輪行している身には、実に羨ましいスペック。
(重い分、高耐久、高積載力という安心感はありますが)

しかし、ただ軽いだけでは片手落ちです。肝心の乗り味は如何に!?いざ、出走!!

 

走行性

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走り出したら、小ぶりの割にはハンドリングがクイック過ぎることはなく、そこそこ安定していて好印象。DAHONは、20インチホイールのモデルが主流で良いモデルが色々と出ていますが、それらに迫るものを感じました。

 

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安定感に貢献しているのが、16×1.5のタイヤ。ETRTO表記で40mm幅とボリュームがあり、クッション性もあります。ETRTOが305で小さい方の16インチ規格ですが、タイヤの背の高さがある分、タイヤ外径で見るとそこまでの小ささは感じません。

 

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ブレーキはメカニカルタイプのディスクブレーキ。これが、かなりしっかり効きます。加減に慣れない最初の内は、効きすぎて怖いくらいです。でも、慣れてくると実に頼もしい。もしもの雨天時でも、従来のリムブレーキよりも安定した制動力を得やすいです。また、もしも長時間の下りなどブレーキを多用するシーンがあれば、ですが、小径でリムブレーキだと回転数が多いぶん摩擦熱でタイヤチューブが熱せられすぎてバーストの懸念がありますが、ディスクブレーキだとその心配が無くなります。

 

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変速は外装タイプの9段。

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 クランクのギア歯は、小径車に合わせて大きめの55Tが装備されています。

この9段をいろいろ切り替えて走ってみましたが、折り畳み自転車で普通に走るフィールドを想定すると、全く申し分なし。これなら、それなりのスピード走行から登坂まで、幅広く応えてくれるでしょう。

ただ、あまりストイックな走り方をして酷使すると、軽量化を頑張っている分、フレーム寿命は縮まってしまう気はします。ブレーキと変速の充実で、私はサクッと輪行しての峠越えにガンガン使ってみたい、と思ってしまうのですが、ほどほどにした方が良いかもしれません。

 

折り畳み自転車の王道

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軽くて、そこそこ走ってくれて、簡単コンパクトな折り畳み。20~30万円以上クラスならそういう高バランスモデルは選択肢が増えていきますが、K9Xは135,300円(税込)と極端に高価ではなく、健闘しています。

癖は少なくて気楽に乗る事が出来、ビギナーの方には親しみやすいですし、ロードなど本格スポーツバイクを乗られている方には、より気軽でのんびりなライドへの世界が広がっていくことでしょう。

 

折り畳みを活用して軽々と持ち運び、遠方へとワープ。現地でライドを楽しむ。そんな折り畳み自転車の王道を往くのに、オススメな1台だと思います!!

 

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