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要するにM”9″Lです【MiniMODs 3速カスタム × Nostalgic YOKOHAMA】
by: 湯浅智暁

どこをカスタムしたでしょうか!?
(元々の車体はシルバーパーツ仕様のM6Lです。)

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この度、ブロンプトンのカスタムをさせて頂くことになりました。

ただ一筋縄ではいかず、色々なトライアンドエラーを乗り越えた後、無事に走行可能となりました。
その内容やインプレ等も踏まえ、私が住む横浜市の中でも特にノスタルジックな雰囲気を持つ数か所のサイクリングの模様もお伝えさせて頂きます。

正解は…

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外装を3段へカスタムしました!
5段や7段カスタムもMniMODsから出ていますが、3段カスタムは外見上もあまり変化なくカスタムが出来ます。
もちろん、外見が変わるカスタムが変などという訳ではありませんが、個人的には外見があまり変わらないカスタムも好きです。

Nostalgic YOKOHAMA

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まずは一級河川である鶴見川に沿って進み、我がソウルフードを食べに行きます。

途中工事の為迂回。

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ここまで分かりやすい案内は初めて見ました。
階段を下りた後、迂回路をまっすぐ進みます。

無事に15号線に合流し道なりに進みます。

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国道15号線は道なりに行けば横須賀方面に行ける上にみなとみらいへのアクセスも良好。
おいしいラーメン屋さんもいくつかあります。

ただいきなり注意点。
車道の左寄りで進むと車線が増えることなく分岐します。
無理に右に逸れようとすると危ないので、一旦まっすぐ進んで右折して15号線に再度合流するのが確実です。

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JR鶴見線国道駅

ソウルフードの前に、神奈川県の中でもトップレベルに有名スポット”国道駅”です。

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ただの高架下ではありません。
この通路に国道駅の改札があります。

国道駅の歴史は1930年に始まります。
鶴見臨港鉄道の旅客営業の駅として営業開始され、現在に至ります。

この通路の天井脇には、第二次世界大戦の頃に受けた機銃掃射の跡が生々しく残っています。(看板の上の穴がその跡です。この壁以外にも沢山跡があります。)

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そんな歴史的出来事を乗り越えたスポットならではの雰囲気を味わいつつ散策。
ちなみに、この通路にはまだいくつか人が住んでいる家屋があるそう。

ふと駅の構内図を調べてみるとエレベーターはおろかバリアフリートイレなど項目すべて無しとなっておりました。
そりゃそうだよなぁと思いながら辺りを見渡します。

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隠し通路的な出口を発見。
この出口から反対の入口へ進みます。

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最後にパシャリ。
おなかも空いてきましたのでソウルフードへ急ぎます。

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個人的ソウルフード

ラーメン中華食堂 新世 生麦店
神奈川県横浜市鶴見区生麦3-12-5

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チキンチャーハン並

このジャンキーさが最高に刺さります。
並でチキン3枚、多めのチャーハンが一纏まりに。余った衣も少し盛って頂ける粋な演出も。

因みにザーサイもついてきますが、漬物はキムチ以外苦手なのでいつもザーサイ無しで頼みます。
このあたりに来るとほぼいつも食べに行きます。

少し前の川崎工場夜景サイクリングもこの系列店で食事をしました。

子安浜

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高層ビルを視界に入れながら、ノスタルジックな街並みへと足を踏み入れます。

 古くから漁業が盛んなこの地域は江戸時代には特に栄えていたそう。
かつては砂浜であったそうですが付近の埋め立てなどにより、徐々に漁場も失われ衰退。
昭和40年頃に漁業権を放棄し、自由漁業が行なわれる現在に至ります。

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川沿いや細い路地をふらふら。

基本、徒歩想定ですので道は非常に細く、坂も急であることが殆どです。

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災害用の井戸なども発見。

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古き良き文化を感じられる瞬間でした。

あても無く散策していると祠を発見。

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お参りを済ませ、頃合いをみて横浜の中でも栄えた地域へと向かい、家路へとつきます。

さて肝心の3段カスタムは…

今回用意したものは以下の通りです。

・3段コグセット
・3段用インデックスキット
・ブロンプトン純正チェーンリング44T
・11速用チェーン(CN-HG601-11)
そして今回の救世主、テンショナースペーサー0.5mm

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(あまりキレイでなくてごめんなさい…)テンショナーとフレームの間にあるシルバーの板がスペーサーです。

様々な速度域で駆け巡りましたので正直な感想を述べます。

良い点

変速性能は非常にスムーズです。
2段から一つ増えるだけで心にも余裕が。

また、ギア比も低くなったため上り坂も比較的余裕にこなせました。
チェーンリングも44Tに減り、スプロケットも17Tを付けましたので一番軽いギア比が低くなっているのも事実。

サイクリングという枠で見れば確実にフィールドが広まっています。

気になった部分&注意点

使用感としては、外装と内装を切り替えていく際、内装1:外装3から内装2:外装1に切り替えた時少し軽くなる印象が。

今までの外装2段時代のノリで操作すると順番には重くはなりません。
そこは感覚を掴みながら切り替えていくしかありません。

また、シフターも内部構造を専用キットに変えました。
3から1段目に変速する時は一気に一度の操作で切り替わりますが3から2段目へは手応えがあるまで少しだけレバーを操作して切り替える仕組みです。

が、すぐ慣れました。

使い方としては、ある程度重くしていったら内装ギアをFDと見立てて、外装を小まめに切り替えていくと非常に使い易くなりました。
是非導入の際は試してみて頂けると。

良くなかった点は特にありませんでした。

数々のトライ&エラーを乗り越えて

 今回のカスタムは付けて「はい、完成!」とは言わず、2→3に変える時にちゃんと切り替わったり切り替わらなかったり。
この原因の追究に試行錯誤を繰り返しました。

・チェーン長さ変更→長くすることで改善されることがあるそう
・テンショナー清掃→汚れが溜ると回転も横の動きも鈍くなります
・ワイヤー再調整→元々2から3への操作にあまり手応えがありませんでした

以上3点を行いましたが改善されず。

最終的にテンショナースペーサーを導入するに至りました。
根本的な原因としては、プーリーの動く幅がテンショナーの構造上の限界でチェーンを外側に動かすことが出来なくなっていました。

そこで「テンショナーを少しだけ外側へ出すスペーサー」が必要だったわけです。

ブロンプトンは徹底管理された生産ラインですが、工業製品なのでどうしても誤差は生まれてしまいます。
そんな誤差によりお困りの方々へ是非ご利用いただきたい製品がテンショナースペーサー0.5mmです。

カスタムパーツを取り扱う者として

我々、上野本館はカスタムパーツをお互い気持ちよく御案内できるよう徹底的に検証を行っています。
今回も例に漏れず、私が立候補して検証の素材となりました。

こうすることにより作業中に問題が発生してもスムーズの対策できたり、我々のスキルアップにもつながり、満足度上昇につながります。
今回のドライブ系は不具合が起きますと、お客様の生命にかかわる事象も起こりかねないですから、慎重に作業をさせて頂きました。

ブロンプトンのカスタムは当店まで

ブロンプトンの販売、修理のノウハウは勿論、スタッフ各々カスタムを楽しんでいますのでカスタムについても強いのは事実です。
ポタリング重視のカスタムや、オシャレ重視、とにかく速く走りたいカスタムなどなど…

とにかく何か思い立ったら当店まで!
個性輝くスタッフたちがお待ちしております。

カスタム云々より先ずは小径車が気になるという方はこちら

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