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2025/01/20 16:57
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2024年に登場し、瞬く間に人気モデルの仲間入りを果たしたFUJIの“ALTERR”
懐古主義にとどまらず、現代の解釈で全地形を楽しむために生まれたネオクラシックATB。ピュアな山遊びを行うために発生したMTB(Mountain Bike)に対し、山岳・市街地の両用を目的とし開発されたATB(All Terrain Bike=全地形型自転車)は、より曖昧な定義のもと、自由度の高い設計やコンセプトが用いられ、特に1980年代後半から1990年代初頭にかけて絶大な人気を誇った。そんなかつての時代背景に思いを馳せながら、現代のバイクトレンドをブレンドし再解釈。ブレーキ方式は機械式のディスクブレーキを採用し、ダウンチューブのボトルアイレットは三連化。さらにはフォークブレードとシートステーにもアイレットを追加することで、フレームバッグや前後キャリアの取り付けも可能となっており、随所で単なる懐古趣味にはとどまらないディテールを採用している。推奨最大タイヤサイズは26″x2.3″(26″x1.95″標準装備)、センタースタンド台座も備えており、コミューター〜バイクパッキングまで網羅した拡張性はまさしくネオクラシックスタイルと呼べるだろう。(OFFICIAL SITEより)
現在90年代前後のクロモリフルリジットの26インチMTB(OLD MTB)を自由にカスタムして乗るのが世界的に流行しており、その波に上手くハマったのが人気の理由だと思います。
ドロップハンドルにカスタムしてグラベルロードのようにして乗っているのをSNSなんかで良く見かけます。ただ、状態の良い当時のフレームを探すのは今となっては至難の業でしょうし、運よくフレームが見つかってもパーツの規格が現在の規格とマッチしなければ車体の状態まで辿り着かないですからね…
今回入荷したALTERRの最大の特徴は何といってもカラーリングだと思います。
白にオレンジの塗料を跳ねさせた手が込んでいて個性的なペイントです。当時のフルリジットMTBも派手でサイケなカラーリングが多かったので、このバイクのイメージにはハマりますね。ヘッドパッチはいつもの富士山マークです。
スポーツバイクではほとんど採用されなくなった26インチタイヤです。これも当時を彷彿とさせるポイントの一つです。
ロードバイクやクロスバイクでは700C、MTBでは27.5や29インチが主流なので26インチタイヤのバイクはある意味希少です。
わりとコンパクトなサイズなので、小柄なアジア人には合っているサイズなのかも知れませんね。エアボリュームがあるので乗り心地もいいと思います。
当時のバイクと大きく違う点の一つがキックスタンド台座がある事です。山を乗り回していた当時では必要無かったと思いますが、街乗りするならキックスタンドは付けられたほうが圧倒的に利便性が上がりますから。しかもセンタースタンドなので、見た目にもスッキリ取り付け出来ます。
かなりライズの高いハンドルバーがアッセンブルされているので、乗車姿勢はわりと楽な感じだと思います。こういったライズの高いハンドルバーは今では結構珍しいと思います。
グリップとブレーキレバーがおざなりな物なので、スタイルを重視するのであればカスタム推奨です。シマノのDEORE BL-T611なんかが選択肢になるかなぁと思いますが、DIA-COMPEに別注して当時のMTBブレーキレバーを復刻させているSHOPなんかもあるので、色々探してみて下さい。
当時のMTBはフロント3Sが定番でしたが、今っぽくするならフロントシングルですね。ギア段数はグッと減ってしまいますがギアトラブルが無く、見た目もスッキリでカッコいいと思います。RDは安定のシマノALTUS。シルバーのクランクがなかなか良い雰囲気だと思います。頑張って当時のDEOREクランクなんかを探してカスタムするのもアリですね。
機械式のディスクブレーキ採用で、ここも当時と大きく違う点です。当時のMTBはカンチブレーキが主流で、私も大昔にOLD MTBにハマり乗っていましたが、雨の日なんかはやばいくらい止まらなかったですから、ディスクブレーキ仕様は大賛成です。ちょっとハードに乗るのであれば油圧ディスクブレーキにカスタムした方がいいと思います。
今回、Freckle White/52サイズとのTurquoise/48サイズが1台ずつ入荷したんですが、Turquoiseは早速売れてしまったので、現在店頭でご覧いただけるのはFreckle White/52サイズのみとなります。
今週中にNight Club/48サイズが入荷予定です。
現在ALTERRは新規での注文が出来ないので、気になっている方はお早めに!