【緊急入荷】話題のシマノニューコンポ「Q’AUTO」が3連休のみ試せます！
by: 金澤 義彦

【緊急入荷】
話題のシマノニューコンポ「Q’AUTO」が
3連休のみ試せます！

先日、シマノが自動変速システム「Q’AUTO（クオート）」を発表しました。

・バッテリーを必要としない電動変速システム
（ハブダイナモを採用し、ペダルを回すと発電するため充電不要）
・ハブ内に速度・斜度・ケイデンスを計測するセンサーを内蔵し、乗り手の好みを学習し最適なギアに自動で変速

といった今までに全くない新しいシステム。

ついにコンポーネントにまでAi導入の波がきてしまったのか・・・とワタクシ興奮を隠せません！

そんなQ’AUTOを試せる試乗車が、明日からの3日間限定ではございますがお借りすることができました！
気になるアナタは是非上野本館へ！！

※試乗の際は顔写真付きの身分証明書のコピーを取らせて頂きます。

型番は「FH-6060」。見た目普通のハブに見えますが、速度・斜度・ケイデンスセンサーを搭載し、ハブダイナモ内蔵で変則に必要な電力を作ることが可能です。

リアディレーラー（RD-U8050）はいわゆる「CUESのDi2」です。
変速の感覚はロード系やGRXのDi2となんら遜色ありません。

フラットバーには専用のスイッチユニット（SW-EN605）が。

「ん？自動変速ならシフトレバー必要じゃないのでは？」と思う方もいるかもしれません。
確かにその通りなのではありますが、ここでポイントなのは
「乗り手の好みを反映・学習させる」ということ。

まずはシフトスイッチを使って「自分の意志・好みで」変速を行なうことで、Q’AUTOはその時の走行状況を記憶し「あぁ、この人はこんな状況でこんな変速をするんだな」と記憶していきます。

その情報に対し、6500以上ものアルゴリズムパターンから最適化され、乗り手の好みに応じた変速を自動で行うようになります。
乗り続ける程によりその精度は上がっていきますが、最短20～30分ほどのライドでその学習は完了してしまうのだとか。
学習が完了したらシフトレバーを外してしまっても良いですし、「とはいえマニュアルシフトも欲しいよね」として残すもよし。

気になったポイントといたしましては、

・Q’AUTOのキモであるフリーハブは「ハブ単体の販売」のみです。現状は完組ホイールの販売はなく、基本的にホイール組が前提となります。
・ハブの規格が142×12ｍｍスルー。いわゆるディスクロードやグラベルロードによくある規格。
・RDは「10速の11-48、11/43」と「11速の11/50、11/45」に対応。

以上を加味すると、現状その規格に対応するクロスバイクのフレームってなかなか無いのでは？
とはいえこんな革新的なコンポーネントですので、今後これに対応したフレームが多く出てくるのでは、と期待します。
142×12スルーに対応するフレームということは「ロードバイク用のホイールが使える」ということですし、そうなったらカスタムの方向性も広がりますしね。

なお、NESTOさんがQ’AUTO搭載のクロスバイク「AUTOMATE」を発表しています。いち早くQ’AUTO搭載バイクが欲しいあなたは即予約を！（発売は11月頃を予定しています）

また、RDの対応ギア歯数からして、グラベルロードのカスタムとしても面白そうですね。
シフト用のスイッチにつきましてはDi2グレードのロード系STIレバー（ST-R9270、ST-R8170、ST-R7170）とGRX系STIレバー（ST-RX825）とも互換性があるそうです。

この記事を書くにあたり、試しに少し上野・秋葉原エリアを軽く走ってみました。

まず最初に頭に浮かんだのは「面白い！」ということ。

簡単に言うのであれば「速度が遅い時は軽い・速い時は重いギアに徐々に、かつ正確にシフトしていく」。
確かにそのようにシフトしていくのが理想なのは勿論ですが、その全てを人力で・正確に・適切なタイミングでできるかというと現実的には不可能です。 
それを自動で、かつ自分の好みに合わせて変速してくれるというのは実に面白いです。

シフトに意識を向けなくていい分、他の部分に集中できるのもGOODですね。

これは正直乗って体感して頂きたい！！

冒頭でも申し上げましたが、7/19～7/21までの3連休限定です！
少しでも気になったあなたは是非上野本館においでませ！！

 Q’AUTO搭載試乗車
ベースフレーム：NINER RLT9 ALLOY