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【スタッフカスタム】話題のCLIKバルブ導入してみました!
by: 前田

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130年続く仏式バルブの歴史を変えると巷で話題のCLIKバルブ。以前試乗会で試させていただいたところ非常に好感触だったため、私も自分のバイクに導入してみました。手持ちのバイク計10台を全てCLIK化した際に購入したものを中心にご紹介させていただきます。

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CLIK  / バルブコア&アダプターセット
¥3,190

とりあえずCLIKを試してみたいという方は、まずはコチラのセットを購入するのがオススメ。現在使用しているポンプが米式に対応しているのであれば、アダプターを装着することで簡単に導入することができます。

まずはバルブコアを交換

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CLIKの導入作業自体は非常に簡単で、基本的には既存の仏式バルブのコアを交換するだけでOK。まずはバルブセットに付属してくるツールを使ってバルブコアを外します。※バルブコアが外せないタイプのチューブを使用している場合は、チューブ交換が必要になります。

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代わりにCLIKバルブを装着していくだけ。これも同梱されている専用のツールを使うとスムーズに作業できます。相性によってはCLIKバルブコアとバルブステムの間に微妙な隙間ができる場合がありますが、ある程度締まっていれば空気が漏れたりはしません。チューブレスバルブは締めすぎるとバルブが共回りし始めるので、しっかり取付したいならリムから外して作業した方がいいかもしれません。

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ちなみに空気を抜く時は、米式バルブと同じように中心の突起を細いもので押すようになっています。

バルブキャップ

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こちらは付属の樹脂製バルブキャップ。軽く押し込むだけでカチっと固定され、引っ張るだけですぐ取れるので、脱着に掛かる時間も最小限に抑えられています。付けなくてもエアが抜けたりはしませんが、汚れや水の侵入を考えると付けておきたい部品です。

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別売りのアルミ製バルブキャップも。カラー展開が豊富なので愛車の雰囲気に合わせて選択することができます。

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4個入り¥1,980の販売となりますが、切り欠きの部分がCLIKバルブコアツールとしても使用できますし、先端の突起も入れすぎた空気を抜く時に活躍するので、持っておくと何かと便利なアイテムです。抜き差しの軽さも樹脂タイプより良くなっている気がします。

ポンプアダプター

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CLIKバルブで空気を入れるためのポンプアダプター。米式バルブに対応した空気入れのヘッドにねじ込んで装着することで使用できます。

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またヘッドにネジ切りがなく、レバーを持ち上げてバルブに固定するタイプのポンプであっても、米式に対応した口金なら装着が可能。このようにアダプターを差し込み、レバーを持ち上げて取付完了。

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この状態でバルブに差し込むだけでOK。

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軽く押し込むだけでカチッという感触がして固定されます。外す時も軽く引っ張るだけでいいですが、充填中に圧力に耐えきれずに抜けてしまったりといったことは起きない程度にしっかりと固定されています。

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ちなみにこのポンプアダプター、SCHWALBEブランドからも似たようなものが発売されています。CLIK製はアルミボディに対してSCHWALBE製は樹脂でできておりやや大きめとなっていますが、基本的にはほぼ同じように使うことができます。

空気入れの行程が簡素に

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通常の空気入れの手順
1.バルブキャップを回して外す
2.バルブコアを緩め、先端を少し押して空気を抜く
3.ヘッドを押し込む
4.レバーを立てて固定する
5.空気を入れる
6.レバーを下げて固定を解除する
7.ヘッドを引き抜く
8.バルブコアを締めて、バルブキャップを付ける

慣れてくるとあまり意識しないですが、こうしてみると意外と手順が多いです。ヘッドの抜き差しの際にしっかり奥まで押し込む、コアを曲げないように気をつけるなど、注意していないと失敗に繋がる部分も結構多いですね。使用するポンプによってはレバーが硬すぎて上げ下げしにくかったり、外す際にせっかく入れた空気が少し抜けてしまったりといった経験をしたことがある方も多いと思います。
これがCLIK導入によって

1.バルブキャップを引っ張って外す。
2.CLIKポンプヘッドを押し込む
3.空気を入れる
4.ヘッドを引っ張って抜き取る
5.バルブキャップを押し込んで付ける

という工程に簡素化され、しかも失敗に繋がるような作業時の注意点が殆どありません。空気入れに慣れていない初心者がやっても全く同じように作業できる程簡単です。空気入れにまつわる細かいストレスが全て解消されるため、事前に想像していた以上に楽になったような気がします。

CLIK専用フロアポンプも

このように既存のポンプにアダプターを装着して使う方法は、導入の手軽さという点で非常に優れています。しかし、CLIKアダプターが取り付けられている分、ポンプヘッドが大きくなってあまりスマートではないですし、ヘッドのレバーが持ち上がっているため、小径ホイールで使用する際スポークなどに干渉しやすいというデメリットは解消されません。
私は本格的にCLIKを導入するにあたって、CLIK専用のフロアポンプを1本購入することにしました。

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LEZYNE / CLIK FLOOR DRIVE HV
¥14,960

私はLEZYNEから販売されているCLIK用フロアポンプを購入。基本的な構造は他のLEZYNEポンプと同じですが、ヘッドにあらかじめCLIK対応のものが取り付けられています。
ちなみに商品名の「HV」はハイボリュームの意。最大で6.9Bar(100Psi)までしか入れられない代わりに、一度のポンピングで充填できる空気が多くなっているモデル。思い返してみると、手持ちの自転車全てで6Bar以上入れる機会がなくなっていることに気付いたため、こちらを選択しました。

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ハイボリュームの名の通り、一押しする毎にメーターがどんどん上昇していきます。体感1.5倍くらいは多く入っているような気がしますね。ヘッドを引っこ抜く際に手間取って少し空気が抜けてしまったりといった失敗も全くないため、より正確に狙った空気圧にセッティングできるようになりました。
ポンピングしなくても差し込んだ瞬間に空気圧計が適正な位置を示すので、手軽に使える空気圧計としても非常に優秀ですね。

パンク対策としてはどうか?

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普段使いも便利なCLIKですが、出先で突然のパンクに見舞われた時にこそ真価を発揮するような気がします。というのも、一般的な携帯ポンプは、バルブの素材・ネジ切りの有無やゴムパーツの劣化具合等によってしっかり固定できなかったり、わずかに空気漏れが起こったりするなど、作業時に気を使う場合が多いのです。CLIKの持つ「軽く押し込むだけで固定できる」という手軽さと確実性は、出先でのパンク修理という不安定な状況において非常に大きいと思います。もちろん空気が通りやすくなるハイフロー構造ゆえ、ポンピング自体も楽になると思われます。特に上の画像のような、機能を絞った携帯性重視のポンプには有効なのではないでしょうか。

現在携帯ポンプをお持ちでないなら、このようなCLIKバルブに対応したポンプを購入するのがオススメ。また、今お使いの携帯ポンプに装着可能であれば、CLIKバルブアダプターを追加するだけで済ませることもできます。ツールケースの重量やスペースもほとんど変わりません(アダプターの重量は6.2g程でした)。

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問題点としては、当たり前ですが交換用チューブもCLIKバルブに交換する必要があること。パンクしたチューブからCLIKバルブを取り外す→交換用チューブに取り付ける、という作業を外出先で行うこともできますが、緊急時の負担はできるだけ減らしたいので、交換用チューブにもあらかじめCLIKを装着しておきたいところ。
しかし、タイヤ規格の異なる複数の自転車それぞれに交換チューブを用意しなければならない私の場合、かなりの数のCLIKバルブが必要になってしまいました。

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CLIK VALVE HI-FLOW CORES FOR PRESTA STEMS 16 PACK
¥9,900

そこで追加購入したのがコチラ。CLIKバルブコア、驚愕の16個入りセット。

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16個のバルブコアそれぞれにキャップと、取り付け用工具が2個付属。通常は2個入りで¥1,496ですから、セットで買うことで¥2,000くらいの節約になります。初めて目にした時は一体どんな人が買うんだろう?と思いましたが、まさか自分で買うことになるとは…

TPUチューブも

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CLIK / AEROBLUE TPU TUBE
¥3,960

ちなみにTPUチューブの交換を考えている方にはコチラもオススメ。CLIKバルブが最初から装着済みのため、その分を考慮すると格安の値段設定と言えます。

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重量は41g程とTPUチューブとしては平均的ですが、その分丈夫でバルブ根本の耐久性も高そうな作りになっています。

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ちなみに62mmハイトのホイールにバルブ長65mmのチューブを使用したところ、ピッタリとバルブコア部分だけ露出する状態になりました。

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こんな状態でもCLIKバルブなら問題なく空気を入れることができました。バルブの突き出し量を最小限に抑えたい場合にも有効ですね。

わずかな差が大きな違いに

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タイヤに空気を入れる、という作業は自転車に乗る以上は絶対に避けられない作業です。たとえわずかな違いであっても、何年も続けるうちに何十回、何百回という回数になってくるとかなり大きな違いになってきます。また実際に使ってみると、バルブコアを傷める心配がない、狙った空気圧を正確に入れることができるなど、単純な時短になるという以外にも多くのメリットがあることが分かりました。個人的には、多少初期投資が掛かってでも導入する価値はあると思いました。このまま多くのユーザーに受け入れられて行けば、本当にフレンチバルブの歴史を変えることになるかも?と期待しています。

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