【ホイールインプレ】DT SWISSの最上級カーボンホイール「ARC1100シリーズ」気になる2セットを使ってみた
by: 大槻拓摩

上野本館の大槻です。

6/25から開催していました「ブランドキャラバン×DT SWISSカーボンホイール試乗会」。多様なリムハイトのホイールの中から、普段からあまり使用しないリムハイト2セットをお借りして走って来ました！

（普段自分の使用しているホイールはCADEX 50 ULTRAを常用しています）

ARC1100 DB 38×PINARELLO X3

店頭試乗車のX3とロープロファイルのARC1100 DB38の組み合わせ。スタビリティが高く長距離走行向けの楽ちんポジションがウリのピナレロXシリーズとの相性は最高です！

1100シリーズで使用されている180ハブは、空気抵抗を考えたスリムなハブとセラミックベアリングを使用しているため、ダウンヒルや空走時の回転も良好でした。

リムハイトに限らずニップルが露出しない仕様のため、回転時のかき乱す空気の量が少なく感じました。バイクとの相性もありますが、スムーズな加速と信号ダッシュや伸びの良さが光ります！

38mmの低めのリムハイトの割には速度維持のしやすさと抜けの良さが特徴です。特にリムハイトが低いホイールほど巡航時の走行感の違いと重量差を体感できるので、ディープリムに飽きてしまった方やワンランク上の使い勝手の良さが欲しい方には持ってこいの1本です！

ARC1100 DISC/DB 80×GIANT TRINITY ADV SL

せっかく円盤使うなら一番似合うジャンルのバイクを…
ということで、組みたてホヤホヤのマイTTバイク「GIANT TRINITY ADV SL」に取り付けて実走してきました！

とりあえず見た目のインパクトが半端ないです（笑）エアロバイクにふさわしいビジュアルと空力性能です。
前後共に80mmリムハイト以上のため漕ぎ出しの重ったるさが目立つのはしょうがないですが、35km/h以上からの伸びが凄まじいです。「空を切り裂き整流する」感覚が強く、踏めば踏むほど加速していくような感覚を覚えました。脚を止めていても失速感が少ないためタイムトライアルやトライアスロンでのアドバンテージになること間違いなし！

ただし、横風耐性はお世辞にも高いとは言えないので常用することはあまりおすすめできませんが決戦用としては候補に挙げられる1本だと思います。

愛車のアクセント（笑）にいかがでしょうか。