70

【次のステップでお悩みなら】エントリーロードを買った、その次は?迷ったときのステップアップ案内
by: 水澤 耕一

ロードバイクを買って、しばらく走るようになると、こんなことを考え始めます。

「もう少し楽に走れないかな」
「ホイールを替えたら速くなる?」
「パワーメーターって必要?」
「そろそろ上位モデルへ買い替えた方がいい?」

完成車を買った直後は、乗ること自体が新鮮です。

ところが走行距離が伸び、ロングライドやイベントにも参加するようになると、少しずつ今の自転車に対する不満や、新しくやってみたいことが見えてきます。

ChatGPT Image 2026年8月25日 17_48_31

ここが最初の“ステップアップ”を考えるタイミングです。

ただし、ステップアップとは、必ずしも高価なホイールを買ったり、上位モデルへ買い替えたりすることではありません。

大切なのは、まず「何を改善したいのか」をはっきりさせること。

そこで今回は、エントリーロードを購入した方が次に何を変えるとよいのか、現在感じている不満や目的別に整理してみました。


ChatGPT Image 2026年8月25日 16_54_37


まずは、こちらのチャートから

「速くしたいからホイール」
「お尻が痛いからサドル交換」

そう考えたくなるところですが、本当にそれが最初に交換すべきものとは限りません。

現在感じていることから、次の一歩を選んでみましょう。

entry-road-next-step-chart


パンク・滑り・乗り心地が気になるなら、まずはタイヤ

完成車に装着されているタイヤは、耐久性や価格とのバランスを重視したものが多くあります。

そのためタイヤを交換すると、同じ自転車でも走りの軽さ、グリップ、乗り心地などの変化を感じられることがあります。

特に次のような状態なら、アップグレード以前に交換時期を迎えている可能性があります。

  • 接地面が平らに摩耗している
  • 小さなひび割れが増えている
  • パンクが続くようになった
  • ゴムが硬くなり、濡れた路面で不安を感じる
  • 傷やケーシングの露出がある

どうせ消耗品として交換するなら、次に走りたい距離や路面に合わせてタイヤを選ぶ。

これは費用を抑えながら効果を感じやすい、最初のステップアップです。

【関連記事】

溝が残っていても交換?自転車タイヤの交換時期を見極めるポイント
〈タイヤ交換時期の記事リンクです〉

<p></p>

 


お尻・手・首がつらいなら、パーツ交換よりポジション確認

身体が痛いと、クッションの厚いサドルや柔らかいバーテープへ交換したくなります。

しかし、その痛みの原因がサドルの高さや角度、前後位置、ハンドルまでの距離にある場合、用品を交換しても根本的な解決にならないことがあります。

まず確認したいのは、次のような部分です。

  • サドルが高すぎないか
  • サドルが前下がり、または後ろ下がりになっていないか
  • サドルの幅が座骨に合っているか
  • ハンドルが遠すぎないか
  • 手やお尻の一部分だけに荷重が集中していないか
  • 乗車姿勢に対して前後のタイヤ空気圧が高すぎないか

ポジションを確認したうえで、必要に応じてサドル、ステム、ハンドル、バーテープ、パッド付きインナーパンツなどを検討します。

痛み対策では「柔らかいものへ替える」よりも、「正しい位置で身体を支えられているか」の方が重要です。

FB_IMG_1734481188117

【関連記事】

お尻が痛い!サドル交換とサドルカバー、どちらがいい?
〈サドルの記事リンクです〉

<p></p>

 


加速や巡航を軽くしたいなら、タイヤの次にホイール

ホイール交換は、ロードバイクの代表的なアップグレードです。

ただし、価格差が大きく「高価なものほど誰にでも適している」というわけではありません。

まずタイヤの状態やグレード、空気圧が適切かを確認し、それでも走りを変えたい場合にホイールを検討します。

選ぶ際は、何を改善したいかを決めておくことが大切です。

漕ぎ出しや登りを軽くしたい

ホイール重量だけでなく、リム重量や回転部分のバランスも確認します。

平坦路の巡航を楽にしたい

リムハイトや空力性能も候補になります。ただし、横風の影響や車体との相性も考える必要があります。

ロングライドを快適にしたい

重量だけでなく、剛性、タイヤ幅、チューブレス対応なども含めて選びます。

また、ホイールを交換する場合は、対応する変速段数、フリーボディー、ブレーキ方式、タイヤ規格も確認が必要です。

「このホイールは取り付けられるか」だけでなく、「自分の目的に合っているか」まで店頭でご相談ください。

<p></p>

 


練習を数値で見たいなら、最初はスマートサイコン

走行距離や速度を見るだけなら、シンプルなサイクルコンピューターでも十分です。

しかし、走ったルートを記録したい、ナビゲーションを使いたい、心拍数やパワーを表示したいという場合は、GPSを搭載したスマートサイコンが必要になります。

心拍計やパワーメーターを先に購入しても、その数値を表示・記録するインターフェースがなければ十分に活用できません。

そのため、基本的な導入順は次のようになります。

1.スマートサイコン

速度、距離、ルート、獲得標高などを表示・記録する土台です。

2.心拍計

身体にどの程度の負荷がかかっているかを確認できます。ペース配分や運動強度の管理にも役立ちます。

3.パワーメーター

実際にペダルへ加えている力を数値化します。体調や向かい風などの影響を受けにくく、練習内容やペースをより細かく管理できます。

いきなりすべてを揃える必要はありません。

まずスマートサイコンで走行記録を残す習慣をつくり、必要に応じて心拍計、さらに本格的にトレーニングするならパワーメーターという順序がおすすめです。

ChatGPT Image 2026年8月25日 17_16_40

<p></p>

 

<p></p>

 


走りたい用途が変わったなら、買い替えや2台目も選択肢

最初は近所を走るつもりで購入したロードバイクでも、乗り続けるうちに目的が変わることがあります。

  • ヒルクライムやレースへ挑戦したい
  • 長距離をもっと快適に走りたい
  • 太いタイヤで未舗装路も走りたい
  • 荷物を積んでツーリングしたい
  • より深い前傾姿勢や空力性能を求めたい

このような場合、今の車体へパーツを追加していくより、目的に合った自転車へ買い替えたり、2台目を追加したりした方がよいこともあります。

例えば、エンデュランスロードをレース向けの仕様へ変えることはできます。

しかし、ホイール、ハンドル、ステム、コンポーネントなどを一つずつ交換していくと、費用が上位完成車との差に近づいてしまう場合があります。

現在の自転車で改善できる範囲と、フレームそのものの用途の違いを分けて考えることが大切です。

checkpointSL


交換する前に、現在の状態を点検しましょう

パーツをアップグレードしても、自転車の整備状態が悪ければ本来の性能は発揮できません。

「最近、走りが重くなった」と感じても、原因がホイールではなく、次のような整備上の問題ということもあります。

  • タイヤの空気圧不足
  • チェーンの汚れや摩耗
  • ブレーキの引きずり
  • ホイールの回転不良
  • 変速調整のずれ
  • ポジションの変化
  • タイヤやチューブの重量増加

まずは現在の車体を正常な状態に戻し、そのうえで何を変えたいのかを考える。

これが失敗しにくいステップアップの順序です。


次のステップは、一人ひとり違います

エントリーロードを購入した後、必ず同じ順序でパーツを交換する必要はありません。

パンクや滑りが気になる方ならタイヤ。
身体がつらい方ならポジション。
走りを軽くしたい方ならタイヤやホイール。
練習を記録したい方なら、まずスマートサイコン。
走りたい用途そのものが変わったなら、買い替えや2台目。

大切なのは、価格や評判だけで選ぶのではなく、今感じていることに合ったものを選ぶことです。

「何か変えたいけれど、何から始めたらよいか分からない」

そんなときは、現在お乗りの車体や、普段どのような場所を走っているか、これから挑戦したいことなどをスタッフへお聞かせください。

上野本館では、車体の状態を確認しながら、必要な点検・調整からパーツのアップグレード、次の車体選びまでご提案いたします。

ぜひお気軽にご相談ください。


※商品価格、仕様、在庫状況は掲載時点のものです。
※パーツの互換性や取り付け可否については、実車を確認する必要がある場合があります。

アフターサポートパック(盗難補償)、自転車サービスパック(ロードサービス&自転車保険プレゼント)

 修理に関するお知らせ

住所:東京都台東区上野3-16-3 鈴木ビル1F&2F
電話番号:03-3836-6168

営業時間:月~金/12:00~20:00
土日祝/11:00~19:00