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2026/09/01 17:46
目次
ロードバイクに長く乗っていると、そんな思いが浮かぶことがあると思います。
フレームカラーを選び、コンポーネントやホイールを決め、自分の乗り方や身体に合った仕様へ仕上げていく。
TREKの「Project One」は、理想とする一台を形にできるカスタムオーダープログラムです。
しかし、Project Oneは単に好きな色を選ぶためだけの仕組みではありません。
今回はProject Oneで何を選べるのか、既製の完成車とは何が違うのか、購入前のシミュレーション方法から実際の注文までご案内します。
現在はTREK以外にも、フレームカラーをカスタマイズできるブランドがあります。
たとえばORBEAの「MyO」は、対象モデルでカラー、ロゴ、表面仕上げなどを選ぶことができ、モデルや選択内容によっては追加料金を抑えながら、自分らしい一台を作れる魅力的なサービスです。
そのため、カラーを変更することだけが目的なら、必ずしもProject Oneだけが答えではありません。
では、それでもProject Oneを選ぶ理由はどこにあるのでしょうか。
私が考えるProject Oneの本質は、
Project OneだからTREKを選ぶのではなく、MadoneやDomaneに乗りたい方が、その一台を妥協なく完成させるためにProject Oneを選ぶ
というところにあります。
Project Oneでは、フレームカラーだけでなく、対象モデルに応じて次のような仕様を選択できます。
ドライブトレイン
ホイール
タイヤ
サドル
ハンドルやステムなどのコックピット
クランク長
カセットの歯数構成
シートポストなど
選択できる内容は、モデル、サイズ、コンポーネント構成などによって異なります。
大切なのは、完成車を購入してから身体に合わない部品を交換するのではなく、最初から乗り手の体格や使い方を考えて仕様を組み立てられることです。
【写真はイメージです】
どれほど高性能なフレームでも、ハンドル幅やステム長、クランク長などが乗り手に合っていなければ、その性能を十分に引き出せるとは限りません。
反対に、乗り方と身体に合った仕様で完成させることができれば、納車したその日から、自分のために作られた一台として乗り始められます。
Project Oneの車体は、一台ずつ塗装され、組み立てられます。
あらかじめ用意されたデザインから選ぶ「Select」に加え、モデルによっては豊富な色やロゴ、仕上げを組み合わせる「Signature」、奥行きのある特別な塗装を施した「ICON」なども用意されています。
カラーの組み合わせを楽しむだけでなく、塗装の質感や見る角度による表情まで含めて、一台の完成度を追求できることもProject Oneの魅力です。
Project OneはTREKの本社のある米国ウィスコンシン州の工場にてペイントから組み立てまで行われます。車体を担当したペインターからこのような進捗報告ももらえます
Project Oneをご案内するとき、私が大切にしてきたのは、カラーやスペックだけではありません。
車体価格が高くなるほど、購入した瞬間の満足だけでなく、長く乗り続ける間に何かあったとき、どのようなサポートを受けられるのかも重要になります。
TREKでは、最初の購入者を対象に、フレームセットやメインフレームなどの製造・素材上の不具合に対する生涯保証を用意しています。
さらに、事故など保証対象外の原因によってカーボンフレームや対象パーツを破損した場合に、交換品を特別価格で提供する「Trek Carbon Care」も用意されています。
Project OneでBontragerのカーボンホイールを選択した場合は、製造上の欠陥に対する生涯保証に加え、最初の購入から2年以内に走行中の破損が生じた際、無償での修理または交換を受けられるプログラムもあります。
※保証の対象や条件は、製品、購入時期、破損原因などによって異なります。事故、消耗、誤った使用や整備など、保証対象にならない場合もあります。詳しくはご注文時にご確認ください。
高額な一台を選ぶときには、
「何年保証されるのか」
「事故による破損はどうなるのか」
「ホイールにはどのような保証が付くのか」
「トラブルが起きたとき、どこへ相談すればよいのか」
まで確認しておくことが大切です。
私はこれまでのProject One商談でも、見た目や重量だけでなく、メーカーごとの保証内容や購入後のサポートまでご説明してきました。
価格やスペックが近い車体で迷ったとき、最後の決め手となるのは、購入後も安心して付き合えるかどうかだったことが何度もあります。
Project Oneに興味があっても、最初から購入する車体やカラーを決めておく必要はありません。
TREK公式サイトのProject Oneシミュレーターを使えば、購入前にモデル、カラー、コンポーネントなどを選び、完成イメージを画面上で確認できます。
シミュレーションの基本的な流れは次のとおりです。
TREK公式サイトから「Project One」を開く
Madone、Domane、Speed Conceptなど、対象モデルを選ぶ
フレームサイズを選ぶ
ペイントテーマとカラーを選ぶ
コンポーネントやホイールなどの仕様を選ぶ
完成イメージと表示価格を確認する
カラーや仕様を変更すると、完成イメージや価格も変化します。
まずは購入を決めずに、好きな組み合わせを試すだけでも構いません。
「この色ならどのロゴが合うだろう」
「ホイールを変更すると、全体の印象はどう変わるだろう」
「この予算なら、どこへ費用をかけるべきだろう」
そんなふうに試していくことも、Project Oneの楽しみの一つです。
※シミュレーター上の表示内容や価格は変更される場合があります。国内で選択できる仕様、納期、最終的な販売価格については店頭でご確認ください。
オンラインシミュレーターは便利ですが、画面上で完成した仕様が、そのまま乗り手に最適とは限りません。
特に確認したいのは、次のような部分です。
MadoneとDomaneのどちらが用途に合っているか
フレームサイズは適切か
ハンドル幅やステム長は身体に合っているか
クランク長は適切か
使用するコースにギヤ構成が合っているか
ホイールの高さや特性が目的に合っているか
予算を塗装とパーツのどこへ配分するか
高額な車体ほど、「選べるものをすべて上位仕様にする」ことが正解とは限りません。
乗り方に必要のない部分へ予算をかけるより、身体に触れる部分や走りに大きく影響する部分へ配分した方が、満足度の高い一台になることもあります。
シミュレーションした画面や、気になったカラーの名称、希望する予算などをお持ちいただくか、データとして保存いただきますと店頭で一緒に内容を確認できます。
もちろん、
「Project Oneが気になっているけれど、まだ何も決めていない」
という段階でのご相談でも大丈夫です。
Project Oneの車体は、シミュレーター上で仕様を考えたあと、TREK正規販売店を通して注文します。
上野本館でご相談いただく場合は、おおむね次のような流れになります。
使用目的、ご希望、現在の車体などを確認
モデルとフレームサイズを検討
ポジションと各部のサイズを確認
カラーとパーツ構成をシミュレーション
仕様、価格、納期、保証内容を確認
内容にご納得いただいたうえで正式注文(ご予約金が必要になります)
車体入荷後、組み立てと納車準備
最終確認、ご納車
※注文確定後は、カラーや仕様の変更、キャンセルができない場合があります。正式注文前に内容を十分ご確認ください。
※納期はモデル、カラー、仕様、生産状況などによって変わります。
※ご相談当日に注文を決めていただく必要はありません。ただしゼロベースですとかなり時間を要しますのでお時間に余裕のある日程でご商談のご予約を頂けますと幸いです。
Project Oneの商談で、最初からすべての仕様が決まっているお客様は、ほとんどいません。
「この色が気になる」
「Madoneへいつか乗ってみたい」
「今の自転車より身体に合う一台が欲しい」
「長く所有できる特別な一台を作りたい」
始まりは、それだけで十分です。
Project Oneは、パソコンの画面で色を選んで終わる買い物ではありません。
どのように走りたいのかを伺い、車体を選び、身体に合う仕様を考え、予算を配分し、購入後の保証まで確認する。
その過程をお客様と一緒に進めることが、Project Oneの商談だと私は考えています。
TREK直営店在籍時から、Project Oneを含むさまざまな車体のご相談を担当してきました。
上野本館でも、Project Oneのシミュレーション、モデル選び、仕様やポジションについてご相談いただけます。
すでにシミュレーションされた方は、その画面をスマートフォンでお見せください。
まだ何も決まっていない方も、まずはスタッフ水澤までお気軽にお声がけください。
時間をかけてご案内するため、事前にお電話で「Project Oneの相談・水澤希望」とお伝えいただけますとスムーズです。
カラーだけではなく、走り方も、身体との相性も、購入後の安心も。
長く乗り続けたいと思える一台を、一緒に形にしてみませんか?
皆様のご相談をお待ちしております。