日本最大級のスポーツサイクル専門店!入門者にも丁寧に接客いたします!
2026/10/09 00:05
※画像は輪行を使った自転車旅のイメージです。
前回の連載では、スマートサイクルコンピューターを使って、自分で走りたいルートを作る楽しさをご紹介しました。
▶ 前回の記事はこちら
【走ったことのない道へ】スマートサイコンでつくる秋の自転車旅
走ってみたい道が見つかっても、
「自宅からでは遠すぎる」
「同じ道を往復するのは大変」
「帰りの体力が心配」
という理由で諦めてしまうことがあります。
しかし、自転車旅は必ずしも自宅から走り始め、自宅まで走って帰る必要はありません。
行きだけ電車を使う。
目的地まで走って、帰りは電車に乗る。
そんな選択肢を持てるようになると、自転車で走れる世界は大きく広がります。
目次
私が自転車を始めたのは中学生の頃です。
高校生になると各地で開催されるロードレースやイベントへ参加するようになりました。当然ながら自動車はありませんから、ロードバイクを輪行袋へ収納し、電車に乗って会場へ向かっていました。
海外を転戦していたころには、競技用自転車を梱包して飛行機で運ぶこともありました。
社会人になってからは、フォールディングバイクを使って、約1年間にわたり新幹線通勤をしていた時期もあります。
ロードレースの遠征、海外への移動、そして毎日の通勤。
振り返ってみると、私にとって輪行は特別な旅のためだけの技術ではなく、自転車と行動範囲を結びつける身近な移動手段でした。
輪行ができるようになると、サイクリングの計画にさまざまな選択肢が加わります。
電車で郊外まで移動し、交通量の少ない場所から走り始める
川沿いを一方向に走り、終点付近の駅から帰る
峠を越えた先で温泉や食事を楽しみ、電車で帰る
追い風方向へ走り続け、帰りは無理をしない
天候や体調が変化したとき、途中の駅で切り上げる
往復する体力や時間を基準にすると選べなかった道も、鉄道と組み合わせれば現実的なルートになります。
「どこまで走って帰れるか」ではなく、「今日はどこを走ってみたいか」から計画できるようになるのです。
ロードバイクを鉄道へ持ち込む場合は、基本的に前後輪などを外して車体をコンパクトにし、専用の輪行袋へ収納します。
輪行袋には、収納方式、生地の厚さ、携帯時の大きさなどに違いがあります。
軽量性を優先したモデルもあれば、初めてでも収納しやすいモデル、車体を保護しやすいモデルもあります。
ロードバイク用輪行袋は、収納方式や生地の厚さ、携帯時の大きさなどに違いがあります。
ディスクブレーキ車では、ブレーキパッドの間隔を保つスペーサーや、ローターを保護するアイテムも用意しておきたいところです。
収納方法によっては、変速機やフレームを守るためのエンド金具や保護用品も必要になります。
車体の仕様や収納方法に応じて、エンド金具やブレーキ周辺の保護用品などが必要になります。
輪行袋だけを選ぶのではなく、使用している車体の仕様まで確認して準備することが大切です。
ロードバイクより手軽に鉄道と組み合わせたい方には、フォールディングバイクという選択肢もあります。
今回、実際の流れをご紹介するのはDAHONのフォールディングバイク「DEFTAR TX」です。
普段は一般的なスポーツバイクとして走行でき、必要なときにはコンパクトに折り畳めます。
専用の輪行袋を小さく収納し、車体へ取り付けて携帯することもできます。
使用しないときは、輪行袋をコンパクトにまとめて携帯できます。
駅へ到着したら、ハンドル、フレーム、シートポストなどを折り畳みます。
折り畳むと、完成車の状態よりも大幅にコンパクトになります。
折り畳んだ車体を、向きや突起部分に注意しながら専用バッグへ収納します。
写真は収納途中の状態です。車体を安定させ、袋の中へ収めていきます。
収納を完了すると、次の写真のように持ち運べます。
車体全体を輪行袋へ収納した状態。実際の大きさや、持ち運ぶ際のイメージも確認できます。
フォールディングバイクなら、旅先だけでなく、
自宅から駅までの移動
電車を降りた後の移動
通勤先からの短距離移動
旅行や出張先での散策
といった使い方もできます。
私は新幹線通勤にフォールディングバイクを組み合わせていましたが、電車を降りた先で自分の移動手段を確保できる便利さは、一般的な手荷物にはない魅力でした。
※店頭在庫や価格は記事掲載時点のものです。
※車体に適合する輪行バッグについてはスタッフへご確認ください。
ここは特に注意したい部分です。
フォールディングバイクは、折り畳んだだけで鉄道へ持ち込めるわけではありません。
一般的な鉄道利用では、ロードバイクは解体し、フォールディングバイクは折り畳んだうえで、車体全体を専用の袋へ収納する必要があります。
車輪、サドル、ハンドルなどを袋の外へ露出させた状態や、袋をかぶせただけで車輪を転がす使い方は避けましょう。
また、利用する鉄道会社や列車によって、手回り品の大きさ、置き場所、混雑時の扱いなどが異なる場合があります。
利用前には、乗車する鉄道会社の最新案内をご確認ください。駅構内や車内では周囲の方へ配慮し、通行や乗降の妨げにならないように取り扱うことも大切です。
初めて輪行する日に、いきなり遠方へ出かける必要はありません。
まずは自宅や店舗で収納方法を練習し、近くの駅から数駅だけ利用してみるのがおすすめです。
車体を問題なく収納できるか
輪行袋を無理なく持てるか
改札や階段を安全に通れるか
車内で安定して保持できるか
到着後に正しく組み立てられるか
一度経験しておけば、実際の旅行でも落ち着いて行動できます。
ロードバイクの場合は、車輪の取り付け、ブレーキ、変速、各部の固定状態を確認してから走り始めましょう。
高校生の頃、輪行はレースへ参加するために必要な移動手段でした。
その後は海外転戦のために飛行機で自転車を運び、フォールディングバイクで新幹線通勤も経験しました。
しかし、誰もが競技や長距離通勤に使う必要はありません。
「いつもより少し遠い場所から走ってみたい」
「片道だけ走って、帰りは楽をしたい」
「秋の景色を見に、知らない町へ行ってみたい」
そんな小さなきっかけでも、輪行を始める理由として十分です。
ワイズロード上野本館では、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク用の輪行袋や保護用品、輪行に活用できるフォールディングバイクを取り扱っています。
車体に合う輪行袋や必要な用品、収納方法について分からないことがあれば、スタッフまでお気軽にご相談ください。
自転車だけでは届かなかった場所へ。
この秋は、鉄道と自転車を組み合わせた旅へ出かけてみませんか?