【スタッフ試乗会】T-LINE、P-LINE、C-LINEを乗り比べてみました！
by: フクダ

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1 BROMPTON T-LINE

BROMPTON T-LINE

BROMPTONの頂点であるフルチタンフレーム。

試乗したのはシングルモデルでした。

T-LINEを試乗した感想

まず思ったことは、T-LINEだけ買えば他はいらない、というわけではないということです。
例えばロードバイクで最高級のカーボンフレームでDURA-ACEで組んだ自転車を持っているとします。でもそれだけでは日常でお買い物大変ですよね。ちょっとコンビニに寄るにも気が気じゃないと思いますし、荷物が積めない。そういうときは荷物が積めるキャリアがつけられるものだったり、ママチャリが最強だと思います。

T-LINEは言わば走りに特化したロードバイクのような存在です。(値段的にもそれくらい、もしくはそれ以上のものがあります)
速く走るための条件がそろっており、かなり硬い乗り心地になります。そう言ってしまうと悪く聞こえてしまうかもしれませんが、硬いということは、自分がかけた力も余すことなく推進力に変えてくれるということです。速いBROMPTONが欲しいということであれば、T-LINEがおススメです。

また、フロントフォークにカーボンを使用することで、硬いチタンでも乗り心地の良さを確保しております。

今回試乗したのはシングル。日本では完成車としては現状4速のみでシングルは未展開ですが、カスタムパーツはございますので、シングルにしてさらに軽量化をはかることも可能。

また、女性スタッフの方にお話をお伺いしたところ、女性の力ではP-LINEでも運ぶのが大変な重量ということもあり、老若男女問わず、輪行しやすくなると思います。

P-LINEを試乗した感想

P-LINEはフロントフォークとリアバックの部分にチタンを使っております。メインのフレームはC-LINEと同じくしなりが良い鉄素材を使用しております。私が自転車のことを語るときに、大事なのは足回りと毎度言うのですが、その足回りに硬いチタンを使うため、C-LINEに比べてスピードに特化していると思います。ただし上記のT-LINEに比べればフレームが鉄素材な分、より落ち着いた乗り心地に仕上がっていると思います。

実際に乗ってみた感想としては、T-LINE、P-LINE、C-LINEの3種類の中で言えば良いところ取りなのがP-LINEだと思います。
ダイヤグラフを作ったとしたら、一番きれいな形になるだろうと思いました。乗り心地、走行性能、重量どれを取っても高い水準になってくれると思います。

このチタンを使用したモデルに使用される4段変速がまた心地よく、回転のスムーズさには感動のひとこと。乗り心地の良さも相まって、ロングライドでもガンガン走れてしまうのではないか、と思います。

迷ったらP-LINE。私の中ではそうしっくりきました。上記のT-LINEのシングル化の話と同様、P-LINEもシングル化できるとのことでしたので、さらに軽いP-LINEを目指すならシングル化もおススメです。

C-LINEの感想

C-LINEは私も実際に所持しておりますので、試乗ではありませんが比較のために感想を。
C-LINEに関しては乗り心地が良いのひとこと。鉄素材を使用したフレームはしなりが良く、振動吸収性が抜群です。上記の2種類と比べてしまうと、踏んだらグイグイ進むというわけではありませんが、それは比較対象があまりにもすごすぎるからであって、他社の最高峰と比較しても負けない高レベルです。

C-LINEはT-LINE、P-LINEとは違う6速、3速、2速とございます。こちらは迷ったら選択肢が多い6速がよろしいかと思います。
私個人で初めて買ったBROMPTONは3速ですが、少し物足りなさを感じるところがあり、2速を試乗した時は重いギアは重いし、軽いギアは軽すぎるという状況になってしまいました。これは脚力により感じ方は変わってくるため、あくまで私は、ということで参考にしていただけたらと思います。