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スタッフ試乗会でポディウム様のブースを訪れた際、私が最も好きなメーカーである TIME の試乗車が用意されていたため、今回は SCYLON GEN8 を試乗させていただきました。
その際に感じたことをインプレッションとしてまとめていきます。
正直、私はフレームなどの“硬い”“柔らかい”の違いがまだあまり分からないので今回は実際に乗って体感したことを率直にお伝えするというスタイルで書いていきます

TIME　SCYLON GEN2

フレームセット価格：￥792,000-inTax
カラー：ブリリアントパープル
ホイール：VISION METRON 45 RS
コンポ：SHIMANO DURA-ACE R9270

インプレッション

車体を持ってみた第一印象

車体を実際に持ち上げてみてまず感じたのは、「極端に軽い」わけでも「ずっしり重い」わけでもなく、手にした際のフィーリングとしては“軽快”という表現がぴったりだということです。
フレーム重量（フォーク込み）は約1,400gと、数字だけ見れば飛び抜けて軽量というほどではありません。しかしTIMEは、長期間にわたって安心して乗れる耐久性を重視しており、独自のカーボン素材と製法によって、高い強度を確保しながら乗り味を損なわない設計を採用しています。その分わずかに重量は増えますが、それは信頼性の高さに直結しています。

なお、2023年モデルの ALPED’HUEZ DISC は約1,600gだったため、今回はおよそ200gの軽量化に成功しており、数字以上に軽さを感じやすくなっていました。

乗り心地がとにかく素晴らしい

実際に走り出してすぐに驚かされたのは、その“乗り心地の良さ”です。
多くのハイエンドロードバイクは、反応性や剛性、空力性能を優先するあまり、どうしても振動吸収性が不足しがちです。しかしこのバイクは、そうしたハイエンドモデルの中でも特に乗り心地が優れており、路面の微細な振動をしなやかにいなしてくれます。

滑らかに進む感覚が強く、安心感も高いため、特にロングライドではその良さをより実感できるはずです。
ホイールやタイヤの仕様が異なるとはいえ、私が乗っていたるALPED’HUEZ DISC と比較しても、こちらのほうが明らかに乗り心地が良いと感じました。快適性を重視したいサイクリストには理想的な一台になると思います。

スピード性能も優秀

乗り心地が良いだけではなく、エアロ形状を採用していることもあり、スピードの伸びも非常に良好です。
私が乗った ALPED’HUEZ DISC と比較しても、巡航速度が上げやすく、一定のペースを保つのが驚くほどラクでした。加速性能も優れており、漕ぎ出しの軽さが際立っています。

今回装着されていた VISION METRON 45 RS との相性も抜群で、平坦では特に伸びを感じ、踏んだ力がそのまま前に進む感覚が強かったです。これほど“スッと伸びる”フィーリングは、意外性がありつつも非常に魅力的でした。

どんな用途に向いているか

総合的にみて、このバイクは「完全レース特化型」というよりも、レースにも対応できる“快適・高速ハイブリッドタイプ”という印象でした。

乗り心地が非常に良く、長時間のサイクリングでも疲れにくい一方で、速度域を上げても伸びがよく加速もスムーズ。
そのため、

• 普段はサイクリングを楽しみたい

• でも、ゆくゆくはレースにも出てみたい

• 快適性もスピードもどちらも欲しい

そんな方にぴったりの一台です。

快適性と走行性能のバランスが非常に高く、どんなシーンでも気持ちよく乗れる“万能フレーム”だと感じました。

最後に

今回試乗したモデルはフレームセットでの販売となります。
在庫がある場合は、お取り寄せが可能です。

バラ完をご希望の場合は、こちらのURLをご確認ください。
また、今回試乗していただいた車体の詳細もこちらのURLからご覧いただけます。

少しでも気になった方は、ぜひ当店までお気軽にお越しください。