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スポーツバイクを初めてじっくり見た時、ママチャリなどの一般車と比べることが多いと思います。中でも皆様が口をそろえてびっくりするのは、サドルの薄さ。硬い！痛そう！様々な感想をいただきます。そしてスポーツバイクデビューをしたときに感じる、やっぱり硬い！という感想。私もしばらくお尻にサドルの形が残ってしまうんじゃないかというくらい痛かったです。

というわけで今回は、お尻の痛みがなぜ出てくるのか、その対処法と共にご紹介していこうと思います。

初心者必見！お尻が痛いのはなぜ？

ステップ１、初心者だからお尻が痛い

初心者なのとお尻が痛いの、どうつながるのか？
答えは簡単、サドルにかけている体重の比率が多いからです。ダンシング(立ち漕ぎ)が速いのはなぜでしょうか。今までサドルにもかかっていた体重をペダルに集中させることで速く走ることができるからですね。 
初心者の方は、サドルに深く座り過ぎていることが多く、その分ペダリングに使うパワーが失われていることが多いです。

体重がかかるところ。サドル、ハンドル、ペダル。
この件とはまた違う話になりますが、前傾姿勢をハンドルに体重をかけて支えてしまうのも初心者あるあるです。他のところに体重がかかっていると、ペダルにかける力がその分減ってしまいます。

前傾姿勢をハンドルになるべくかけないように体幹で支え、かつペダリング効率が良くなればこのようにペダルにかかる力が増え、その分速く走ることができます。

しっかり乗り込んで効率の良いペダリングをマスターしていけば、自ずと速くなりますし、お尻の痛みも減っていきます。

ステップ２、慣れの問題

これもシンプルに、慣れの問題かもしれません。
皆様、日常生活に於いて、硬くて細いところに長時間座っていることなんてほとんどありませんよね。大抵は座るなら椅子だったり、どうしても硬いところに座ることがあったとしても一時的だったりすると思います。
そんな慣れないことを、長距離ライドで長い時間、例えば100キロの道を時速20キロで５時間かけて走るとします。その間ダンシングも交えたとしてもシッティングで走る時間が大半だと思います。そんなところにそんな長い時間座らないので単純に慣れなくて痛い場合もあります。コチラも、乗り慣れてくれば痛みは減ってくると思います。

ステップ３、サドルが合わない

結構乗ってそろそろ慣れてくるはずなのにお尻が痛い…足りない！もっと乗り込め！…というわけではないと思います。
そもそもサドルが自分のお尻に合っていない可能性が高いです。何故ダメなのか、理由は様々ですが、

・骨盤が出っ張っているところにサドルの柔らかいところが来ていない
・前立腺を圧迫してしまっており痛みを伴う

などがあります。
どんなサドルを選べばいいか、実はコレは非常に難しいです。。。スタッフのオススメが必ずしも自分に合うとは限らないからですね。ある程度痛みの理由を聞いてこういうのを使ってみませんか？とご提案させていただくことは可能ですが、それが必ず合うわけでもなかったりします。
なのでちょっと大変な話になってしまいますが、買って試してみてダメならフリマアプリに出品する他ありません。

そして一番言いたいところとしましては、柔らかければいいってものでもありません。
私の先輩スタッフは、プラスチックのようなカチカチのサドルが合うようで、全然痛くならないと好んで使用していました。私も購入してみましたが、まるでダメでした(笑)

サドル選び、本当に奥が深すぎる…！是非皆様も、サドル沼にハマってみてください！

ちなみに私の好みはSELLE ROYALのR.e.medです。

私はお尻も前立腺も痛くなっていたので、お尻の部分はクッション性が高く、真ん中穴があいているコチラのサドルが最強でした。カラーバリエーションも豊富でコスパも高く、当時は￥3,000以下で購入できる非常に安価なサドルだったので、所持している車体のカラーにあわせて４つほど買いました(笑)現在も￥3,410と、比較的手に取りやすいお値段だと思います。

ちなみに現在はR.e.medシリーズは３まで発売しておりますが、無印や２が古いわけではなく、それぞれ形が違うものになりますので、現在も現役で注文可能です。お店にはありませんが、参考にしていただければと思います。

最後に

前回のロングライドの記事とつながる部分もありますが、やはりお尻が痛いなどがあると長距離走れません。
人間がエンジンですから、その自分のメンタルがやられると大ダメージです。このブログを見て少しでもヒントになれば幸いです。快適なライドのためにも是非、気になる方はこのステップを踏んでみてはいかがでしょうか。