【基本工具】自転車乗りの基本「六角レンチ」持ってますか?
by: 金曽志文

皆さん、おはこんばんちは。

Y’sロード横浜店の金曽です。

 

本日は自転車乗りの基本中の基本「六角レンチ」についてのお話。

このブログを見ている方の多くは自転車に乗っていて、六角レンチも持っている方がほとんどではないでしょうか。

逆に、「これから自転車を始めよう!!!」という方は、どんな工具か知らない方も多いでしょう。

本日は、「六角レンチ」とはどんな工具か、どんな時に使うのか、どんな風に選ぶのかを記事にしてみようと思います。

 

・六角レンチってどんな工具？

六角レンチとは、その名の通り、断面が六角形になっている工具。

自転車業界ではアーレンキーと呼ぶこともありますが、一般にはメジャーな呼び名ではないそうです。

ほとんどの場合、下の写真のようなＬ字型になっているものを指すことが多いです。

 

ほとんどというのは、様々なメーカーが使いやすいように色々な形状のものを作っているので、下の写真のようなものもあったりします。

グリップ付きやT字型と呼びます。

メーカーによって形状は様々。

 

Ｌ字型の特徴は大きく分けると３つ。

①シンプルな構造なので値段が安い

見ての通り、棒をＬ字に曲げただけなので、開発、製造コストを下げることができます。

②コンパクトに収納しておける

グリップ付きの商品などに比べて下の写真のようなホルダーにまとめておけるので、収納時にかさばりません。

③短い側と長い側で使い分けができる

短い側をボルトに挿せば、グッと大きな力をかけてネジを回せます。

逆に、長い側を挿せば、奥まったネジに使えたり、早回しができます。

先端が球状になっているタイプは斜めから回すことができるので、工具がぶつかってしまうときにも回避して使うことができます。

 

以上の理由から、万人に使いやすく、どんな方にもオススメできるのがＬ字型。

今日はL字型についてご説明していきます。

 

・どんな時に使うの？

自転車の場合、特にスポーツタイプであれば、ほぼ全てのネジが六角です。

理由としては、プラスネジなどに比べてなめにくいという特徴があります。

身近な使い道としては、サドルの上げ下げ、ハンドルやステムの固定などなど。

ブレーキやディレイラー等の部品も9割方六角レンチを使用します。

あとは、自転車ではないですが家具を組み立てるときに使ったりもしますね。

 

・どんな風に選ぶの？

皆さんは工具を選ぶときに気にするのはどんなところでしょうか？

個人的には、次の4点を確認して買う事をオススメします。

①セットになっているサイズ

まずはセットのサイズを確認しましょう。

自転車で一番使用頻度が高いのは、6,5,4mmの三つ。

しかし、本格的にメンテナンスをするのであれば、3,2.5,2,1.5mm位の小さいサイズが必要になることも。

クランクやペダル交換の時には10,8mmの大きなサイズが必要になる場合もあります。

セットになっている商品は大抵、7か9本セット。

7本セットならば6～1.5mm、9本セットなら10～1.5mmのセットが多いです。

②レンチの長さ

次に長さです。

六角レンチはてこの原理でネジを締めるので、長い方が力が入りやすいです。

しかし、サドルバックなどに入れて持ち運ぶなら、コンパクトでなければ収まりません。

長いものか、コンパクトなタイプか使用用途を考えて選びましょう。

③ボール側の斜め使用可能角度

L字型レンチの特徴として先端がボールになっているとご説明しましたが、実はこの部分メーカーによって斜めに倒せる角度が違います。

もちろんより深く倒せるほうが便利なのですが、ネジをなめやすくなってしまうので注意が必要です。

④価格（なぜこの値段なのか）

これはある意味一番大事ですよね。

基本的には、工具の精度や素材、サイズに比例して価格は上がります。

高い工具を選んだ方がネジをなめにくかったり力をしっかり伝えてくれますが、最終的にはお財布と相談です。

 

ではでは最後に、

当店3Fにて在庫している商品を5種類紹介して締めたいと思います。

 

①GRUNGE　 ボールポイントヘックスレンチ　￥1,500(税抜)

サイズは10～1.5の9本セット。

長さは6mmが約185mmと長め。

２０度程傾けられます。

最初の１セットにオススメ。

 

②GIZA　カラフルキーレンチセット　ショート　￥1,060(税抜)

サイズは6～1.5の７本セット。

長さは6mmが約140mmと短め。

２０度程傾けられます。

携帯工具の代わりにサドルバッグの中に忍ばせておくならコレ。

サイズごとに違う色がついているので、慣れると一目でサイズが分かります。

 

③NOGUCHI　　６本組アーレンキーセット　￥700(税抜)

サイズは6～2の6本セットに6mmを8mmに変換するソケット付き。

長さは6mmが約130mmとかなり短め。

２０度程傾けられます。

輪行などでペダルを外すなら携帯しやすいです。

しかし、小さい分力はあまりかからないので注意。

ダントツに価格が安い点にも注目。

 

④HOZAN　ボールポイントレンチセット　￥2,490(税抜)

サイズは6～1.5の７本セット。

長さは6mmが約190mmと長め。

２０度程傾けられます。

精度がしっかりしていて、価格もお求めやすいコストパフォーマンス重視のセット。

 

⑤PB SWISS　ロングボールポイント　￥11,970(税抜)

サイズは10～1.5の9本セット。

長さは6mmが約190mmと長め。

30度程とかなり傾けられます。

工具界で知らない人はいない超有名ブランド。

精度や素材面にとことんこだわった一品で、使ってみるとこの値段にも納得がいきます。

カラフルなので女性にもオススメ。

ちなみに当店スタッフ使用率ナンバーワン。

 

さて、本日は六角レンチという一見地味なアイテムに焦点を当ててみました。

本当はもっと語りたいのですが、長すぎるため割愛します(笑)

これから自転車を始める方も、新しく工具を買い替えようと思っている方もちょっとでも参考になれば幸いです。

 

ではでは、横浜店の金曽がお送りいたしました。

 TEL：045－342－4587

2016/02/03