【インプレッション】　TREK EMONDA ALR5
by: 藤根 友広

 

こんにちは。Y’s Road横浜店　２Fロードコーナー藤根です。

 

前回のCANNONDALE　シナプスカーボンHi-Mod　DISKに続き、店の試乗車

 

TREK　EMONDA　ALR５を通勤ライドを利用して試乗したので印象を

 

書いてみたいと思います。

 

EMONDAと言えば去年の7月にトレックの軽量モデルという位置づけで先に

 

カーボンモデルをリリースしその後、アルミバージョンとして軽量アルミモデル

 

としてリリースしたのがEMONDAアルミシリーズです。

 

他社のライバルモデルとしては、キャノンデールのCAAD12,

 

ジャイアントのTCR　SLRあたりでしょうか・・・。

 

店で実測重量を測ってみたところ、サイズ５０の試乗車で８．５ｋｇと

 

20万円を切るモデル（１０５仕様で税込み￥１９９,０００）としては充分に

 

軽いと言えるでしょう。

 

さて気になる乗り味ですが、これが意外にとても乗り心地が良かったです。

 

実際に乗る前のイメージはシャキシャキ走る軽量アルミレーシングバイク

 

という感じで、乗り心地は多少犠牲になっているのかと思いましたが、

 

実際に乗ってみるととてもシルキーというか、マイルドというか、とにかく

 

乗り心地のいいロードバイクです。目隠しで乗ったらアルミのロードバイクと

 

思う人は殆どいないのではないでしょうか・・・。

 

というか下手なカーボンバイクよりも乗り心地は良い感じです。

 

細かい振動がくる様な路面が多少悪い所を走ると振動の伝わってきかたが

 

音で表現すると「ポコポコポコポコ」という感じでとても角がとれた様な

 

伝わり方をしてきます。これは店にあるカーボンの上位モデルの

 

エモンダSLRに試乗した時にも感じた振動の伝わり方で独特な感じです。

 

次に軽いギアで回してみたり、重たいギアでトルクをかけて踏んでみたり

 

してみましたが、この踏み込んだ時のフィーリングがなんともマイルドと言うか

 

シルキーと言うか乗り心地の良いバイクです。

 

ひと昔前のフレームのしなりと言うかBBがウィップするのを利用して走る

 

カーボンのロードバイクに少し似ている様なフィーリングで気持ちが良い

 

バイクです。　

 

なので、最近の軽量カーボンレーシングバイクの様な踏込んだ時に

 

その力がダイレクトに反応良くグイグイと推進力に繋がる様な感覚の

 

バイクが良いと言う人には物足りなさを感じるかもしれません。

 

かと言ってレースに使えないという事はないと思いますし、

 

ホイールを標準装備のモノから軽量で比較的高剛性なホイールに

 

変える事で軽快にキビキビと走るバイクになると思います。

 

SYNAPSEの様にハンドルがクイックという事もないので、

 

初めてロードバイクを買う人にオススメです。

 

またアルミバイクというと一般的には

 

 上画像の様な溶接痕があるのが普通ですが、エモンダのアルミは

 

上画像の様に一般的なアルミバイクに見られる溶接痕が見られません。

 

一見するとカーボンバイクと見間違ってしまうほどです。

 

この技術力の高さも乗り心地の良さを演出している要因の一つかも

 

しれません。

 

トレックのロードバイクに試乗して感じるのは、上位モデルのマドンや

 

エモンダのカーボンSLRから今回試乗したアルミモデルまで、嫌な

 

硬さを感じないという事です。硬さを感じる前に「スーっと進んでくれる」

 

という感じで設計の良さを感じます。

 

デザインの好みはあると思いますが、物としてはとてもオススメ出来る

 

モデルです。

 

２０１６年モデルから加わったTIAGRA 仕様も初めてのロードバイクに

 

オススメです。

 

横浜店には試乗車がありますので「、一度試乗してみたい」という方は

 

是非試乗してみて下さい（試乗の際には免許書等の身分証明書が必要

 

なのと、アンケート兼誓約書に記入していただく必要があります。雨天時

 

日が暮れてからの試乗は出来ません）

 

以上