【インプレッション】 ZOOT　KIAWE ２．０
by: 藤根 友広

 

競技歴の長いトライアスリートにはお馴染みのブランド「ZOOT」

 

その「ZOOT」のランニングシューズの中でも１９８ｇと最も軽量の

 

キアヴェを購入、早速履いてランニングしてみたので印象を書いて

 

みたいと思います。

 

 

 

アッパーの内側はシームレス（縫い目がない）になっていて、

 

スイムから上がってきて、そのまま素足で履いても大丈夫な様に

 

配慮されています。　ちなみに自分は普段履いているランシューズ

 

はアシックスの「ターサーカイノス」でターサーシリーズの中では

 

アッパーがシームレスになっているモデルです。

 

自分の場合レース時もソックスは履く派なので、練習時も当然

 

ランニング用のソックスを履いて走っています。

 

レース時にﾄﾗﾝｼﾞｯｼｮﾝタイムを短くしたくて、ソックスを履かない

 

なら、トレーニング時から素足で履いてならしておいた方が良い

 

と思います。

 

さて実際に走ってみた感想ですが、自分が普段履いている

 

「ターサー」は１８０ｇ台と軽量なので、それに比べ「軽い！！」

 

という感じはしませんでした。しかし、普段もっと重量のある

 

シューズを履いてる方なら充分軽量に感じられると思います。

 

自分は大学まで陸上部で学生時代からトレーニングでは

 

「ターサー」を履いていたので今でも「ターサー派」ですが、

 

そうでない一般ランナーや、トライアスリートであれば、２００ｇ

 

切っていれば相当軽く感じると思います。

 

クッション性に関しては、「ターサー」より低いと思います。

 

相対的に評価してもあまり高い方ではないと思います。

 

そこはトレーニング用というよりはレースシューズといった感じ

 

でしょうか…。

 

 

 ただ、ソールの厚みはかかと１７ｍｍ（つまさき１１ｍｍ）と結構

 

あるので着地時の衝撃吸収性はそこそこ高いと思います。

 

走り始めてスグはクッション性の低さがやや気になりましたが、

 

５ｋｍ、１０ｋｍと走るうちにあまり気にならなくなってきました。

 

それより「良い」と感じたのは「とても安定感がある」という点

 

です。「着地から蹴り出しがスムーズでとても走りやすい」

 

のです。

 

どう表現したら良いか悩みますが、靴の重心位置が低い

 

様な感じで安心感があるのです。

 

これはバイクに乗った後にランニングするトライアスロンに

 

おいてとても重要なポイントだと思います。

 

特に疲れてヘバッテくるラン後半において良さそうです。

 

 

 

つま先の形状は結構丸みがあるので、走っていてつま先のどこかが、

 

当たって痛みが出る様なことはありませんでした。

 

これも重要なポイントの一つです。

 

 

 トライアスロンシューズなので、素早く履ける様になっていますし、

 

シューレースはヒモの他にゴムのモノも付属しているので、

 

こちらに交換すればヒモを緩めることなくトランジッション出来る

 

でしょう。

 

アッパーはメッシュ素材で通気性が良い作りになっているので

 

夏のレースでもムレは最小限に抑えられそうです。

 

クッション性がそれ程高くない軽量モデルなので、どちらかと

 

言うと中上級者向けモデルと言えると思います。

 

 

 

もう少しクッション性があって、トレーニング時も履きたいという人

 

にはこちらのモデル「ＵＬＴＲＡ ＴＴ７．０」の方をオススメします。

 

こちらはソールの厚み踵部２１ｍｍつま先１１ｍｍでクッション性

 

も高めなので、こちらをオススメします。

 

これからのトライアスロンシーズンに向けて一足いかがでしょう！？