【SCOTT】定価なのにお買い得？な現行プロスペックバイク。完全内装＆ディスク＆軽量性を兼ね備えた一台「ADDICT RC 40」
by: 花井柊斗

ワイズロード横浜店の花井です。

昨今のハイエンドバイクのトレンドと言えば

・ハンドル、ヘッド周りの完全(半)内装
・ディスクブレーキ
・軽量かつ空力を意識した設計で一台でこなせる万能さ

が求められており、多くがこれに適応しています。しかしながら当然勝つ為のバイクのため価格設定は高めで、元々のコンポもULTEGRA以上がほとんどです。そんな中SCOTTから21年度に販売されたこちらのバイクに注目したいと思います。

1 SCOTT ADDICT RC40

SCOTT ADDICT RC40

HMXカーボン採用の紛れもないハイエンドモデル

こちらのADDICT RCに採用されている素材は強靭、かつ高剛性なHMXカーボン。2019年までは最上位モデルにのみ採用されていたこちらの素材はライダーのパワーを確実に推進力に変換し、平地で高速域での巡行やヒルクライムにおいて大きく貢献します。現在は更に上のHMX-SLがございますが、こちらはかなーり硬い仕様となっているため扱いやすさに関してはHMXに軍配が上がります。

主要ブランドの中でもいち早く採用した完全内装仕様

こちらのバイクはケーブル類がハンドル～ステム～フレームを通る完全内装仕様。空力、整流効果に優れ、SCOTTをはじめとする多くのハイエンドバイクに採用されています。ADDICT系バイクは現在3種の内装方式がございますが、ADDICT RCに搭載されているのは、手軽な価格ながら完全内装を可能にするハンドル、ステム別体モデルです。

フレームに施されたカムテール形状

SCOTTと言えばカムテール形状。今となっては多くのメーカーが採用している翼断面のカムテール形状ですがロードバイクに採用したのはSCOTTのエアロロードFOILが最初だったと記憶しております。そのノウハウは軽量モデルADDICT RCにも活かされ持ち前の軽量さに空力性能がプラスされています。

更にドロップドシートステーを採用することで快適性、剛性も向上させています。

105を採用することでリーズナブルに

ハイエンドフレームはフレーム単品売りかULTEGRA以上の完成車アッセンブリ―が殆どです。フレームスペックを考えれば当然ですが、やはり価格は安いに超したことはないです。こちらのバイクはSHIMANOの中ではミドルグレードの105が採用されており、ULTEGRAやDURA-ACEよりもリーズナブルな価格設定となっております。そのためレースシーンで活躍できるフレームスペックでありながらリーズナブルな価格設定を可能にしております。

何故あえて今ご紹介するか

他にも魅力が多いこちらのADDICT RCですが、何故今こちらバイクにピックアップしたかと言うとこちらのバイクは年式的には2021年モデル。コロナ禍での供給不足の影響は受けましたが、最近各メーカーで多い値上がりの対象にはなっておりません。そのため現行のハイエンドフレームに現行の105を搭載しながら比較的に手の届きやすい価格で現在販売している状態です。

カーボンフレームに105なら他に安いバイクは沢山ありますがこちらのバイクはなんといってもハイエンドグレード。現行フレームにハイエンドグレードの完成車がアウトレット無しでこの価格で店頭で買えるバイクが他にあるのでしょうか？しかも冒頭にお話しした”トレンドを全て抑えたバイクで”です。そう多くはないと思います。

現在店頭ではSサイズを2台ご用意しております。大体172cm前後の方にオススメです。気になられた方は横浜店までお問い合わせください。お待ちしております。