【SCOTT】お手軽な価格ながら最新トレンドの『内装』『DISC』『空力』を備えたエンデュランスロード「ADDICT 40」
by: 花井柊斗

ワイズロード横浜店の花井です。

本日は横浜店に在庫しておりますバイクの中から個人的にオススメの一台をご紹介させていただきます。

1 SCOTT ADDICT 40
2 商品詳細

SCOTT ADDICT 40

こちらは先日ご紹介しました「ADDICT 10」のSHIMANO TIAGRA組verです。コンポーネントにTIAGRAを採用することによりカーボンバイクのネックとなる価格において、比較的お手軽な価格設定を可能にしております。

商品詳細

マイナーチェンジを果たしたエンデュランスグレード

ADDICTは2022年モデルにてレースグレードのRC同様ハンドル周りのインテグレーション化がなされました。完全内装仕様のRCと違いセミ内装仕様の本モデルは高い整備性に加え使用するハンドルの形状、材質、価格に囚われないため技術的にも汎用性の高さ的にもホビーユースの方に最適です。しかしながら内装仕様による空力の恩恵(&見た目のスマートさ)はしっかりと受けられます。

リラックスした乗車姿勢を可能にするアップライドジオメトリー

ADDICTは数年前からエンデュランスモデルの位置付けです。ヘッドチューブを長めの設計とし前傾姿勢が深くなりすぎず長時間の走行においても疲れにくく、高いパフォーマンスの維持を可能にします。

振動吸収性に優れるHMFカーボン

SCOTTはカーボンのグレードを上から「HMX-SL」「HMX」「HMF」と分けております。「HMF」は言ってしまえば一番下のグレードと捉えられがちですがそのものの特性が3つとも大きく異なります。「HMX-SL」は最高峰レベルの剛性、強靭性、軽量性を兼ね備えたガチガチのレーシングマシン。まさにトッププロ用のバイクと言えるでしょう。「HMX」は軽量性こそは最上位グレードには劣りますが剛性、強靭性はピカイチ。2019年モデルまでは「HMX」が最上位グレードでした。レースシーンでの使用を加味してもシリアスレーサーの方でも満足して使えるグレードです。

今回のADDICTは「HMF」カーボン。上位2グレードとは異なり足当たり、振動はマイルドに。長時間の走行においても疲れにくくロングライドにオススメです。しかしながら必要十分な剛性は確保しており、更には今期モデルからは空力に優れる内装仕様へと進化しておりますので、印象としては”走れるエンデュランスバイク”と言ったところでしょうか。

標準でカーボンシートポストをアッセンブル

軽量性、振動吸収性に優れるカーボン製のシートポストが標準で装備されております。お尻への突き上げを和らげてくれますので、フレームの特性も相まって快適な走行を可能にします。

価格を抑えつつ油圧ディスクブレーキの恩恵が受けられるSHIMANO TIAGRA

メインコンポーネントにはSHIMANO TIAGRAを採用。変速はスムーズかつ確実なもので、現SHIMANOのロード系コンポの中で最も手軽な価格で油圧ディスクブレーキを展開しているのがTIAGRAです。ディスクブレーキはリムブレーキモデルと比較すると価格の面で高価になりますが、TIAGRAを採用を採用することで最新規格のフレームながら約30万円とカーボンディスクロードとしては低い価格設定を可能にしております。

トップモデル譲りのハイパフォーマンスタイヤ

タイヤには高い走行性と耐久性を兼ね備えたSCHWALBE ONEを標準でアッセンブル。片側で約¥7,000の高級タイヤです。自転車において唯一地面と接するパーツであるタイヤは走行性能に大きな影響を及ぼします。耐費用効果も高いことからカスタムの定番となっておりますが、高級タイヤがあらかじめアッセンブルされているのはありがたいですね。