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【お客様の一台】究極のトレイルバイク!?Un Authorized 33rpmを組み立て致しました!!【MTB】
by: 松野

横浜ワールドポーターズ店MTBコーナーから松野です。

MTB乗りならきっと聞いたことが有るはず!?あの“究極のトレイルバイク”を組み立て致しました!!

 

Un Authorized “NEW”33rpm

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フレームサイズ:660mm

 

 

日本のトレイルを最高に楽しむために作られた究極のハードテイルバイク というコンセプトのモデルです!
特に下りを楽しむためのバイクなので、MTBコースなどでも33rpmは人気の一台です。

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同じ33rpmというモデル名でも2003年から20年以上の歴史があるのですが、現在では最新モデルである“NEW”33rpmで第六世代目となっています。

 

フレーム素材はクロモリ。ロードバイクではクロモリ=しなやか、というイメージが強いのですが、MTBのように太いパイプだとかなりがっちりとした硬さになります。
ダートジャンプバイクであればかなりガチガチなものが多いのですが、これはトレイルバイクです!あえて逃げのある設計をすることで適度なしなやかさを持たせ、快適に下りを楽しめるバイクになっています。

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顕著なのはパイプ集合部ですね!シートステイをシートチューブではなくトップチューブ後端へ接続しているのでシートチューブの柔軟性も高そうです。トップチューブも後端で少し曲げられているので上手く衝撃をいなしてくれそうな形状ですね。

 

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ペダリングによる応力とブレーキによる応力は左右で非対称ですので、剛性バランスを考えてブリッジは斜めに配置されています。

 

 

 

珍しい事にBB規格はPF30を採用。MTBでは圧入式の場合メーカーに寄ってはBB92(シマノプレスフィット)を採用するケースが多いのですが、MTBではロード以上にφ30mmスピンドルのクランクがメジャーです。BB92はもともとSHIMANOのφ24mmスピンドルを使う前提の設計の為、φ30mmスピンドルを使用するとベアリングが薄くなるため耐久性の確保が大変なんです

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もともとφ30mmスピンドルを前提に作られた規格であるPF30なのでベアリングのサイズも大きくしやすいので耐久性も◎!シェルが大きいので溶接面積も大きく確保しています。

 

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タイヤクリアランスを確保するためにチェーンステイの付け根はヨークを使用しているのですが、しなやかさの為にすこし細目な形状ですね。軽量化のためになんと裏側はしっかり肉抜きされているんです!

 

 

ジオメトリー

MTBで重要なのは…!そう、ジオメトリーですね。最近のMTBの傾向としてはロング&スラックというやつで、荒れた路面での安定性を重視して長く、寝かせた設計が主流です。しかし33rpmは日本のトレイルでの操作性を重視したバイクなのでちょっと変わったジオメトリーになっています。

 

 

ヘッド角はしっかり寝かせた63°。ジオメトリーの数値は160mmフォークを前提にしているのですが、今回は170mmフォークなのでもう少し寝ているはずです。

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トップチューブはかなり長めな660mmですがリーチは短めな437mm。シートチューブは付け根が前方へオフセットされているので、最近のMTBの中ではかなり寝かせた角度になっています。海外メーカーのMTBと比べると登りでのペダリングも少し変わってきそうです。

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組立をして最初に思ったのですが……あれ?なんかBBハイト高くない……!?!?

推奨の中でも最長の170mmフォークを使用したのもあるのですが、だいたいフルサスのエンデューロバイクぐらいのBBハイトです。フルサスは乗車すればサグの分だけBBが下がるのですが、当然ハードテイルなので僅かにしか下がりません。エンデューロバイクのリアのサグをゼロにしたような状態というわけです。

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 BBが高いので当然重心が高めになります。少し乗らせて頂いたところかなりフロントは上げやすいのですが、腰高な感じがあるのでコーナーでは少し慣れが必要かもしれません。

しかし!そもそも33rpmはレースで速さを競うバイクではなく「下りを楽しむ人」「29″のメリットを受けつつも自分でバイクをコントロールしたい人」向けのバイクなんです。BBが高いことによる機敏な動きを楽しんじゃってください!

 

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あとはヘッドチューブがかなり長めです。29インチの完成車から外したフォークなのですが、ヘッドスペーサーを積まない状態でピッタリのコラムの長さになりました。ここまで長いと思っていなかったので焦りました(笑)

 

 

パーツ構成

今回は既に乗っていたバイクから移し替え&余っていたパーツで組み立てをしました!

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まずフォークはFOXの36 FLOAT RHYTHMです。完成車アッセンブリー専用のフォークですが他社の上位モデルに負けない動きです。推奨ストロークは160 ±10mmとなっており、今回は170mmをインストール。

 

 

 クランクは松野の提案でFORMOSA アルミクランクのシルバー。フレームのメッキと合わさっていい感じですね!

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BBはTOKENにしたのですが、クランクに付属のスペーサーで調整して取付しました。余談ですがチェーンラインは実測53.5mmでした。ヨークとチェーンリングのクリアランスも余裕があるので、通常の52mmチェーンラインのクランク&リングでも問題なさそうです。

 

 

ドライブトレインはSLXXTをMIX。元のバイクについていたSLXのリアディレイラーは調子が良くなかったので、ケージの強度がより高いXTに交換済みです。

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せっかくなのでちょっとひと手間をかけました。MTBのディレイラーはケージのスプリングが錆びてしまいがちなので、組みつけ時に少しばらしてこってりとグリスアップ。沢山乗って沢山洗車してもこれで大丈夫です!

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ヘッドパーツはCaneCreek HELLBENDER 70を選択。

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トップクラスの110シリーズは極限の耐久性の為に、他社製品よりもシールが多く防水・防塵性を確保しているのですが、110と同じシール構造と形状でベアリングと素材を変更することで高い耐久性ながらもお値段を抑えたのがHELLBENDER 70シリーズなんです。

 

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トップカバーの外側だけではなくコラムと接する内側、クラウンレースロワーカップ内部に合計4つのシールが配置されています。しかもベアリングのレースはステンレス製なうえにしっかりグリスを盛ったので相当長持ちするはず…!

 

 

 

ドロッパーポストはレアな限定品を取り寄せ中…なのですが、なかなか入荷が先なので取り敢えずでROCKSHOXの旧型Reverbをケーブル化したものを取り付けました。入荷を待っている限定ドロッパーポストへ交換したらまた紹介します…!!

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10/5追記 ドロッパーポスト交換しました

 

 

タイヤはMAXXISの定番、MINION DHFの2.5 WTをフロントで

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リアは転がり重視のDISSECTORの2.4WTです。

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どちらもDH系のタイヤなのですが、重量や転がりも重たすぎないのでしっかり下れるのに登りもしんどすぎない構成です。

 


 

 

こんな感じで下りコースからトレイルまで一年中遊べる相棒が完成しました!!お客様のこだわりのバイクは他にも…

沢山ご紹介済みなのでぜひご覧ください!!!

 

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