
日本最大級のスポーツサイクル専門店!神奈川県最大級ブランドパワーショップ!
2025/02/26 17:56
横浜ワールドポーターズ店松野です。
ロードバイクと言えば軽量!……なのですが、最近ではエアロ化にディスクブレーキやワイドリム&タイヤなど、軽さを犠牲にしても総合的な「速さ」を求めて進化しています。
なので極端に軽量なモデルはかなり数が減り、ハイグレードな完成車でも8~9kgなんてのが当たり前になりましたね。
しかし!そんな現代において飛びぬけた軽さを手に入れたニューモデルが入荷しました!!
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販売価格:¥1,155,000(税込)
フレームサイズ:S
高いカーボン成形技術を誇るSCOTT。軽量モデルのADDICTが5年ぶりに更に軽量になってモデルチェンジしました!!
飛びぬけて軽量なADDICTですが、当然ながらただ軽くなっただけではありません!!
前モデルではφ1-1/4インチ(31.75mm)の大径コラムを採用していましたが、今回はφ1-1/16インチ(≒27.2mm)のコラムを採用。
FOIL RCではφ1インチ(25.4mm)だったのですが、なぜか円形のシートポストと同じサイズになりました。
ヘッドのベアリングは通常の1-1/8インチになっており、旧型同様ベアリングとコラムをオフセットさせることで生まれた隙間からホースを通します。
その結果ヘッドチューブ~コラムスペーサー周りの造形が非常にスマートになり、前作よりも空力性能が向上しています!
個人的にヘッド周りがマッチョ過ぎないフレームはロードバイクらしくて好みです。
フレームの製造方法も変更されました!カーボンを成形する際に必要なのは熱と圧力です。自転車では一般的に”ブラダー”と呼ばれる風船のような物を内部で膨らませ、外型との間で圧力を掛けます。ブラダーは柔軟性が高い反面内部にシワなどができやすいというデメリットがありますし、加工後のブラダーを完全に除去するのが大変だったりします。なので安価なカーボンパーツは中からブラダーのカスが出てくることも良くあります…。
しかし新型ADDICTの各チューブはブラダーではなくポリプロピレン製の“マンドレル”を使用して成形されています。
硬い筒にカーボンを巻き付けて成形し、最後に筒を取り除くような加工方法で良く釣り竿などに使われるそうです。ブラダーと違い柔軟性がないので複雑な内部形状には使用できないのですが、その代わりに内側が非常に綺麗で肉薄に仕上がります。
シンプルな形状で軽さを求めたフレーム形状ならではの製造方法ですね!
RDハンガーはSRAM UDHではなく専用品のダイレクトマウントタイプです。SRAMのロードコンポは今の所フルマウント化の予定がなさそうなので軽さにこだわった結果なのでしょうか?
地味に嬉しいアップデートはシートバインダー。前作は軽さにこだわり過ぎた結果デザイン性に不満の声が見られたり、小さいパーツをフレームの中に落っことして大変な目に合う事が有りました(笑)松野はやらかして一度BBまで外したことがあります…。
今回は小ぶりながらも絶対にフレームの中に落ちない形状に!しかもボルトで斜め下に向かってシートポストを押し付ける形状なので、段差などで下向きに衝撃が掛かってもより強く押し付けてくれるような形状です。
また。ほぼすべてのボルトの頭をT25トルクスに限定することで万が一のトラブルに備えた工具も最小限で済みます。
完成車の状態では40mmハイトなSyncros CAPITAL 1.0S AEROを装備。
内幅25mm!な超ワイドフックレスリムにSchwalbe ONE TLEの30cがセットされていますが実測でなんと33.5mmです!フレーム/フォークの許容サイズは実測34mmなのでかなり攻めた数値になっていますね(笑)
それでも実際のクリアランスはかなり余裕があります。フックレスなのでタイヤの互換性や最大空気圧にはご注意ください。
とにかく軽さを突き詰めたモデルなのでやはり気になるのは完成車の重量ですよね。
ブログ冒頭の状態(ペダル/バーテープ無し)の状態でなんと7kgジャスト!!
実際に乗る為には付属のバーテープ(76g)やツール(30g)とか
あとはペダルやボトルケージが必要になるので7.3~7.4kgと言ったところでしょうか?
…しかし!!このADDICT RC 10はまだまだ大幅に軽量化をする余地が残されているんです!!!
まずは付属のタイヤ、Schwalbe ONE TLE 30Cは耐久性重視の肉厚なタイヤなので実測で365g。
チューブは実測98gなので、前後合わせると926gになります。
ここで軽さに振って、取り付けリストに掲載のある中でも軽量なPRO ONE TLEは片側280g。
シーラントは銘柄にもよりますが、少なめに入れても50g程度でしょうか?前後合わせると672gの計算になるので、合計でなんと254gも軽くなります!!
PD-R8000が公称248gですので、他のパーツでも少し軽量化をすれば走行可能な状態で7.00kgジャストも見えてきますね…!
フロントのローターをφ140mmにするという手段は残念ながらできません…!グラベルやeバイクでたまに見る仕様ですが、φ160mm or 180mm対応の台座になっています。
ジオメトリー
MTBほどではありませんが、ロードバイクも新しいモデルは少し設計が変わってきます。
太くて外径の大きいタイヤはハンドリングが鈍くなる(トレイルが増える)のでヘッド角はサイズによって0.4~0.8°立ち上がりました。
フォークオフセットは今回入荷したSサイズは47mmの様ですが、他のサイズや旧モデルは情報が見つかりませんでした。
同じく大径タイヤに対応するべくBBドロップは全サイズ70mmだったのが74~72mmへとなりました。
リーチ&スタックは前モデルとわずかな違いになっていますので旧モデルからポジションは大きく変わっていなさそうです。
今回入荷したのはSサイズですが、国内への初回入荷分なので数台しか入荷していないんだとか…!?
貴重なニューモデルが横浜店で見れますよ!!
ただいま修理・メンテナンス・点検などのご依頼を非常に多くいただいております。
出来るだけ多くのお客様をご対応させていただくため、緊急性のある作業
(チューブ交換、シフト調整、ブレーキシュー交換、インナーワイヤー交換など)
を優先的にご対応させて頂いております。
作業内容によってはしばらく先のご予約となる場合がございます。
ご不便ご迷惑おかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
ワイズロード横浜店はオールジャンルを取扱うスポーツバイクの専門店です。完成車を中心に豊富な取扱量があり、様々なブランドの取寄せが可能です。スポーツバイク選びに困ったらワイズロード横浜店が便利です!
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電話番号:045-263-6342
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定休日:なし
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