【乗ってみました】TREK 「EMONDA ALR」！！
by: 小西 真人

先日京都で行われた、TREKのニューモデル発表会「2016 TREK WORLD」に参加してきました！！

話題の中心はやはりこれ。

エアロ効果を最大限突き詰めた「新型MADONE」！

「エアロダイナミクス」のテーマのもと、今までの「自転車ってこうだよね」という常識も見直し、

専用設計や独自規格も恐れずにトライした意欲作。

・・・乗ってみたい！！

平均速度が遅い並足ライダー小西でも、そのエアロ効果の恩恵を受けることができるのでしょうか？？

ただ、参加者に対して用意された試乗車の数が圧倒的に足りず、

「時間指定・時間制限ありの予約制」と、どこぞのサーキットで行う車の試乗会のようなことになっていました。

一番大きな試乗車のサイズが「56」で、がっかりしつつもそそくさと予約。

割り当てはおよそ1時間後。

というわけで、アップも兼ねてまずは「EMONDA ALR」を試乗です。

軽量・高性能アルミフレームバイクの実力はいかに！？

さて、1台だけあったサイズ58をそそくさと確保して、まずはサドル高を合わせます。

ステムが20㎜くらい短いですが、まあＯＫ。

ポジションが出せたらさっそくスタート！！

乗り始めて最初に感じたのが、よく言われるような「乗り心地のよさ」。

24～30ｔ位のあまり弾性率が高くないカーボンフレームのバイクの様なあたりの柔らかさ。

マンホールの蓋程度のギャップはスムーズにいなしてくれます。

意地悪して大きな路面の継ぎ目にラフに突っ込むと、さすがに「ガン！」とアルミっぽい衝撃を感じますが、

このバイクに限っては、「アルミ＝硬い乗り味」という常識は通用しなそうです。

ハンドリングはシャープ過ぎずルーズ過ぎずな、トレックらしいニュートラルなセッティング。

レーシングバイクと考えるとややルーズかなといった感じですが、ちょっと重心の変化でズバズバ曲がるといった類のものではないので、

手信号やボトルの抜き差しの際に気を使うようなことはありません。

ダンシングの際も、バイクの振りづらさは感じませんでした。

では加速性能は？？

ゆるい登り基調のコースで下ハンドル持って10秒程度のダンシング加速した結果、最高速は42.7㎞/h。

35km/h位まではサクサク加速していきますが、、40㎞/hとなると少々スピードが鈍るように感じました。

この辺りはアルミフレームの壁なのでしょうか。

総じて「乗りやすくて扱いやすく、気持ちよく加速する」バイクでした。

レースで使い倒すのが前提だったり、ガチガチなカーボンバイクユーザーのセカンドバイクとしては少々物足りないかもしれませんが・・・

「初めての1台」と考えればこれほどバランスがいいモデルもそうそう無いのでは。

さて、次はお待ちかねの「新型MADONE」の試乗です！！