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2016/02/19 02:37
やっとこさ福岡天神店にやってきましたカーボンスカイブルーのDOGMA F8
今から組めば、ちょうど春のイベントに間に合うなかなかのタイミングです。
PINARELLO 2016 DOGMA F8
カラー カーボンスカイブルー サイズ51.5
¥648,000-+TAX
(ホイールは別売りです、シマノWH-9000-C50 CL CARBON/AL F/R ¥222,271-+TAX)
2015年のツール・ド・フランス、ファンタスティック・フォーと呼ばれる強豪ひしめく中
危なげなく総合優勝したフルームが乗っていたバイクです。
ジャガーと共同開発したフレームとフォークの大きなポイントは「エアロ」と「軽さ」
フレーム重量860g(カタログ値、サイズ54、ペイント、小物なし)
フォーク重量360gとエアロロードと断りを入れなくてもかなりの軽さ。
今店にあるもので比べてみると…
店の在庫はSLじゃないほうのノアで重量はフレーム&フォーク実測で1750g
在庫はしていないけれどエアロロードで超軽量と名高い、リドレーのノアSLは
フレーム重量950gフォーク重量不明(メディア発表値、計量サイズ不明)
超軽量オールラウンダーのキャノンデール 新型スーパーシックス エボ HMで
フレーム重量777g(サイズ56)フォーク重量280g(メディア発表値)
と単純な比較は難しいものの、F8は軽量フレームといってよい軽さでしょう。
エアロなヘッドチューブ。
トップキャップ下の窪みはステム下につける電動のジャンクションをかわすためとか。
初めて知りました、かっこだけのデザインじゃなかったのか…。
ダウンチューブはエアロ形状の楕円の後ろ半分を切り落とした、FlatBack。
各メーカーごとにカムテールとか言ったりするアレです。
ONDA F8 フォークはかなりタイヤとのクリアランスが大きい独特の形状。
追い風や横風でもバイクを前に進める効果があるとか。
リアのシートステーも新たなONDAリアステー
路面追従性と快適性、デザインも新しいONDA F8フォークとぴったりです。
ピナレロと言えばASYMMETRIC(非対称)
力がかかるボトムブラケット周辺も
シートステーも前作 DOGMA65.1から大幅に変更。
一目で左右が違うのがわかります。
またこのリアブレーキ部分、エアロ効果も狙っておりまして、
前からの空気の流れからブレーキキャリパーを隠す役割も。
BBは信頼性の高いスタンダードなスレッドBB、アルミのスリーブ入りで耐久性も高そうですが
ここはプレスフィットなどのものより重いはずなので、他の部分のカーボンがどれだけ軽いのか。
さすがにフラッグシップF8、ピナレロだけが使える東レのT1100 1Kは伊達じゃないってとこでしょうか。
よりエアロになったヘッドチューブ。
THINK2はメカニカル、電子式両対応。
じつは塗装も結構凝っておりまして、この部分はマットブラックなのですが
トップチューブのこのあたりからうっすらとカーボンのパターンが見えるという渋い演出。
ステムはオプションですがエアロタイプも選べます。
エアロ ステム TIGER ULTRA 1K マットブラック ¥19,300-+TAX 90~130mm (10mm刻み)
もちろんスカイとおなじくノーマルのステム(PRO等)も選べます。
社内のインプレで共通していたのは「とても高い安定感」「高いコントロール性」
と初心者でもいけるのでは?という乗りやすさと、
「あらゆる面で加速する」「インナーだと思ったらアウターだった」という加速感と
高い次元の剛性バランスに「振動吸収性も結構高い」と
現時点で最高のロードの一つと言い切ってしまえるスキのない性能。
ただ一つ難を上げるとすると、「フレームが速過ぎて、乗ってる人間がせかされる」
「バイクのいうがままに気持ちよく乗ってるといつのまにかヘトヘトに」
というところくらいでしょうか。
これに乗って鍛えてフルームになるもよし、毎回へとへとになるまで乗って「プロってすげー」と思うもよし。
ツールを制したバイクで、あなたのお気に入りのコースを走ってみませんか?
いつもと違ったものが見えるかもしれませんよ。