「FENIX」をフレーム組み~その⑥「乗ってみた。」
by: 小西 真人

 

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やはり自転車は乗ってナンボ。

組み上がった「FENIX」の乗り味は果たして!

 

 

 

 

 

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第一印象は・・・意外と乗り心地がゴツゴツしてるな、でした。

 

 

春のクラシック用バイク=パヴェ御用達、のイメージがあったので

もっと快適方面に仕上げられているのかと思いきや。

かなりガコガコ揺すられます。

 

 

勝手に、コンフォートな「エンデュランス系バイク」と思ってましたが、

乗ってみて初めて、リドレー側が「フェニックスもレースバイクだ」、

と言っている意味が分かりました。

 

ロードバイクが今のように細分化される前、1台でなんでもこなしていた、

その頃のバイクのイメージです。

 

 

逆にこれでよく「ロット」の選手がパヴェを走っていたもんだ。

 

 

 

24トンカーボンのみで強度を出すためにはどうしても肉厚になるのでしょう。

ハイモジュラス系の肉薄パリパリフレームのような「良い感じのしなり」は、

当たり前ですが期待できません。

 

また、最新鋭の「FENIX  SL」と比べたら一世代前の設計になるので、

その間のトレンドの変化も影響しているのかもしれません。

 

 

 

ただ、乗り心地以外の要素は概ね良好。

 

BB周りはガッシリしてはいるけれど、硬くはないので(表現が難しい・・・)

ラフなペダリングでもはじかれず、きちんと前に進んでくれます。

 

 

この扱いやすさと、なんにでも使えそうな「オールラウンダー感」

初めてのカーボンバイクにオススメ、な所以かもしれません。

 

 

 

 

 

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というわけで、

 

タイヤを25C化しました。

 

これで乗り心地は大幅に改善。

バイクのバランスも良くなった印象です。

 

 

もともとがキレキレなキャラクターのフレームではないので、

タイヤを太くしても、さほどダルな印象にはなりませんでした。

 

 

このあたりはやはり「乗ってみないとわからない」。

 

だからこそ面白い。