【TDS STAGE4】ジルベール、走ってるっぽいですね。
by: 小西 真人

 

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昨日宣言した通り、小西個人は「BMCレーシング」推しです。

 

 

ツール・ド・スイス第4ステージではBMC勢には大きな動きなし。

 

 

初日のTTと第3ステージの貯金が効いているシルヴァン・ディリエですが、

今日から山岳ステージ突入と考えると、総合3位キープは難しいでしょう。

 

TT得意でスプリント力もあり。

もしこれで山も登れたりなんてしたら・・・その実力はもう本物です。

 

 

 

総合狙いのヴァンガーデレンは、首位サガンに対して41秒遅れ。

約40秒・・・意外と差が付いている感じがしますね。

 

ステージレースからワンデーレースまで、なんでも器用にこなす、

ペーター・サガンを相手にこの差を詰めるのは容易では無いのでは。

 

 

 

 

ワンデーレースといえば。

 

クラシックハンター「フィリップ・ジルベール」。

しれっと走ってました。

 

スイスを走っているという事はツール・ド・フランスにも出るのかも。

ジルベール好きな小西としてはこれは嬉しい!

 

 

 

フィリップ・ジルベールは、リッチー・ポートやヴァンガーデレンの様に、

1~3週間をかけて競う「ステージレース」で総合優勝を狙う、

というタイプではありません。

 

「ワンデーレース」と呼ばれる、一日で終わるレースを得意としています。

(代表的なのが春先に行われる「クラシック」と呼ばれる歴史あるレース。)

 

 

 

ステージレースのように「先を考えて今日は様子見」ということが通用しないため、

ワンデーで勝つには「一発勝負をモノにするセンス」が必要となります。

 

ジルベールは特にその辺の嗅覚が優れている感じがしますね

伊達に世界チャンピオンの証、アルカンシェルを袖に付けてはいません。

(ちなみに世界選手権もワンデーレースで、彼は2012年の王者です。)

 

 

 

で、昨年のジロ・デ・イタリア。

このセンスが炸裂して、なんとステージ2勝。

 

特に第18ステージ。

レース全体をマネジメントして得意な展開を作り上げ、

頭と足をフルに使って完璧な勝利を実現しました。

ココしかない!というタイミングでのアタックを一発で決めるそのセンス!

 

 

「ツール・ド・フランス」でもコレが発揮できれば・・・

ジルベールのステージ優勝が見れるかも。

 

BMC勢の総合争いに、もう一つ楽しみが増えました!!