日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2012/09/01 00:29
自転車を分解して専用の袋に入れ鉄道に持ち込むことを「輪行(りんこう)」と言います。その袋が輪行袋(輪行バッグ)です。
輪行が出来るようになると、行動範囲がぐっと広がりサイクリングがますます楽しくなります。
●自走ではとても行けないような遠いところも日帰り出来ます。
●行けるところまで行ってみて、力尽きたら電車で帰宅。
●標高の高い駅から出発し、低い駅まで下りだけのサイクリングも可。
●悪天候や自転車の故障などで走れなくなっても帰れます。
●クルマが無くても遠くのイベントに参加出来ます。
これが輪行袋!
では、やってみましょう。
ここでは、OSTRICH L-100 輪行袋を例に基本的な使いかたを御紹介致します。
輪行袋は色々な種類が有りますが、こちらのL-100は使わないとき(走るとき)に小さくて軽いのでとても便利です。サドル下やボトルケージに取り付けることも出来ます。
別売のエンド金具を使うことをおすすめ致します。
↓ エンド金具。組み立てると右の写真のように。変速機やフレームを保護します。
L-100はロードレーサー・マウンテンバイク兼用。クロスバイクも入ります。
いちばん人気のクロスバイクGIANT ESCAPE RX3を輪行してみましょう。
1 いちばん小さいギアに変速する
こうすることで、後輪の脱着がし易くなります。
2 ブレーキを解除する
ここは車種によってやり方が違います。RX3はVブレーキタイプなので写真のような作業です。
3 前輪を外す
車輪を外すのが苦手な方は、自転車を逆さに立てて作業するのがおすすめです。
※クイックリリースレバーは使い方を誤ると大変危険です。車輪の脱着に自信の無い方は店舗にて御案内致します。お気軽に御相談下さい。
4 後輪を外す
フレームの外へ出たら、車輪を少し傾けるとチェーンを触らなくても取れます。
5 エンド金具を取り付ける
車輪を取り付ける要領で。サドル後端とエンド金具の底面を設置させ、安定する角度を見付けます。
6 輪行袋本体を床に置く
サドル・エンド金具を置く場所が図で示されています。それが見えるように広げて。
7 フレームを袋の上に立てる
図に合わせて立てます。上手く立たないときは、エンド金具の取付角度を調整し直します。
8 車輪をフレームの左右に重ねる
なるべく平たくなるようなクランクの位置を探します。3箇所を付属の中締めベルトで固定します。
9 ショルダーストラップの片端をフレームに取り付ける
チェーンステーのBB寄り(写真参照)に通します。
10 袋をたくし上げる
無理に引っ張らないで、優しく少しずつ。半分くらいまで引き上げたら11へ。
11 ショルダーストラップを穴から出す
内側から外側にストラップを通したら、更に袋をたくし上げます。
12 ステムにショルダーストラップのもう一方の端を取り付ける
ここで、背負い易い長さに調節をします。
13 袋を完全に引き上げ、巾着を閉じる
ショルダーストラップの片方は巾着開口部から出た状態です。
14 輪行出来ました!
慣れればここまで5~10分程度ですが、駅で困らないように御自宅などで十分に練習してからお出掛け下さい。
※輪行するときは、他の人の迷惑にならないように場所や時間を選びましょう。