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【東大和×サドル沼×コラム③】サドルを選ぶ時にちゃんと○○してますか……? [側面編]
by: 佐藤篤

2-03_

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あつし

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ブルベライダーの佐藤です

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サドル沼コラム第3

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今回はサドルの側面形状から

理想のサドルへアプローチしていきます

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目次

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サドル沼は「再発する」

サドルの正面から考える

③サドルの側面から考える◀NOW

サドルの後方から考える

最終手段

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前回と同じく

サドル側面の形状を強引にグループ分けしていきます

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※左から※

A :  FIZI:K ANTARES R3 OPEN K:IUM ¥17,545(+tax)

B :  SELLE ROYAL R.E.MED 2 ¥3,300(+tax)

C :  SELLE SMP HELL S ¥13,000(+tax)

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正面に比べると種類は少ないですが

見た目では判断出来ない要素として

座面のしなり」「体の柔軟性

がありますので確認していきましょう

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【 A 】

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座面形状 : 平坦

ノーズ下がり : 少なめ

座面のしなり : 標準柔らかめ

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頭からお尻まで真っ平らなサドルです

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先端~後方まで着座位置を変更しやすいので

こまめに変更したい方はこの形状がおすすめです

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荷重を支えるベース部分の素材/形状によって

座面のしなり方に結構な差があるので

ほぼ同じ側面形状のサドルで迷った際は

座面の裏の形状を確認してから

「ほどほどの力で」座面のしなり具合を確認しましょう

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しなり具合が大きい(柔らかい)モデルは

着座位置の安定性が増して

衝撃吸収性能も向上します

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着座位置が安定するとはいえ

もともと安定しにくい形状なので

ペダリングが安定しない間は

不安定さは感じてしまうかと思います

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また股関節の柔軟性が低い方は

サドルを前下がりにセッティングしないと

尿道への圧迫が強くなりますが

そうすると今度は前にずれていってしまうので

基本的には柔軟性がそこそこ高い方に

好まれる傾向があります

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2-03

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【 B 】

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座面形状 : 緩やかなS字

ノーズ下がり : 少なめ標準

座面のしなり : 標準

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もっとも標準的な形状はこのタイプ

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着座位置がサドルレールのほぼ中央になるように

設計されているのでポジション調整がしやすいです

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中央のくぼみと先端の凸部に着座するイメージです

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標準的な形状だけあって

あまりマイナスになるポイントは無いのですが

衝撃吸収性や座面のしなりを

必要とする方には選択肢が少ないかも知れません

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その場合は座面のクッションで補う必要がありますが

見た目や重量、第1回でも記述した耐久性の面でも

妥協しなければならない点はあるかもしれません

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2-04

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【 C 】

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座面形状 : S字

ノーズ下がり : 多め

座面のしなり : 硬め

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この形状のサドルはSELLE SMPくらいしか

存在しないと思いますが

種類もカラーも豊富で割とポピュラーなメーカーです

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後方の凸部と先端の凸部を結んだ直線が

地面と水平になるのが基本ポジションになるため

かなり上向きに取り付ける必要があります

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着座位置は後方にある窪みにほぼ限定されるため

サドルの前後位置の調整がしにくいと思いきや

サドルレールが他メーカーに比べて1.5倍くらいあるので

意外と調整幅は大きいです

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着座位置の自由度は極限まで削りましたが

一方で適切な位置に着座さえ出来れば

尿道・陰茎部への圧迫は他の形状よりも少ないとされています

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不必要な着座位置のずれを防止するためか

クッションは薄いか硬めのモデルが多く

そもそもの形状がある程度フィットしていなかればならないので

どのモデルを選択すべきか悩ましいのと

独特のポジション調整に慣れる必要があります

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基本的にはインナーパッドのある

ウェアを着ていることを前提にした設計に感じます

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ただし、一度ポジションが決まってしまえば

たとえサドルを前下がりにしても

着座位置が安定しますので

体の柔軟性が低くて尿道付近の圧迫に

お悩みの方には良い選択肢かも知れません

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このように側面形状は

[着座位置] [衝撃吸収性] [体の柔軟性]

といったサドルそのものの性能とは違った部分にも

影響が及ぶポイントがあるのが特徴です

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サドルを選ぶ際に

座面のクッションを指でふにふに

押して確認している方は多いですが

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もう少し力を加えてグニグニ

座面のしなり具合を確認している方は

結構少ない印象です

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インナーパッドの厚み、硬さと併せて

どの程度のしなり具合が必要なのかは

ある程度の期間乗ってみなければ

判断は難しいところです

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もしも数ヶ月乗ってみて

ポジション変更も試してみた結果

思うような改善につながらない場合は

側面形状からサドル交換のアプローチを

してみても良いかも知れません

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次回は

サドルの後方形状から

理想のサドルへアプローチしてみたいと思います

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お楽しみに

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※性能、特性の説明はスタッフ個人の主観によるもので

※全ての商品に当てはまるものではございません


 

 

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