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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2019/11/12 16:33
先日ご紹介した、GIOSの「SETTANTA」がモダンクラシックだとしたら
この「GIGLIO」は正統派クラシックロードバイクと言っていいでしょう。
〇KHODAA BLOOM GIGLIO 105(オリジナル完成車) ¥ASK!!
あのコーダブルームが、日本のビルダーとコラボレーション!
日本ブランドであることを突き詰めた結果、辿り着いたのが「ハンドメイド」。
職人による匠の技と、日本人にフィットする和のジオメトリーを持ち合わせた
美しいクロモリロードバイクがこの「GIGLIO(ジリオ)」。
シートチューブの下端には、誇らしげに「MADE IN JAPAN」のステッカー!
そんなツウ好みなフレームが105組みの完成車になって、さらにフレーム価格
(¥248,000-+TAX)よりもお安くなっているという・・・
細身のクロモリチューブ(カイセイ021・019)をメッキのラグで組んでいる
如何にも古めかしいルックスですが、このGIGLIOは現行モデル。
レトロなクロモリロードの味付けをベースにしながらも、イマドキのバイクに
求められる性能も考慮されているので、リアル旧車のようなクセの強さもなく
普通に扱えるバイクに仕立てられているのは〇。
独特の粘りやしなりが感じられるしなやかな乗り味は、まさにロードバイクの
永遠のスタンダード。
トップチューブにはフレームビルダーのサインが。
「MATSUDA」と聞いてピンときた方は、なかなかのクロモリ通かと。
フレームカラーはパッと見ブラックに見えますが、実際には「ダークブルー」。
自然光の下で見ると、若干パープルがかってみえる非常に上品な青でした。
メッキ加工されたシートステーの蓋も良いアクセントになっています。
先端部を大きく曲げたフロントフォークもクラシックスタイル。
最新モデルの高剛性カーボンフォーク&ヘッド周りに慣れた方が、一番戸惑う
ポイントがここかもしれません。
細いフォークブレード、1インチのヘッドパーツとコラム、スレッドステムの
レトロな組み合わせに過度な期待は禁物。
昔と今、ロードバイクの進化の度合いを噛みしめながら、丁寧なコーナリング
を心掛けてあげましょう。
ハンドルバーやステム、シートピラーはシルバーのDEDAで統一。
この手のパーツが今だにラインナップ残っているところに、イタリアにおける
自転車文化の奥深さのようなものを感じます。
日本に「KEIRIN」文化があるので、まだわからなくもないのですが・・・
コンポーネントは敢えてブラックの105(5800系)をセレクト。
ブラウンのバーテープやサドルと相まって、バイク全体の印象を落ち着いた
感じにまとめてくれています。
チェーンステーに「KHODAA BLOOM」ロゴを発見!
フレームサイズは530。
おおよその適正身長は170cmちょっとくらいでしょうか。
(詳細なフィッティングはバイオレーサーにて計測いたします)
足回りを手組みホイールに交換して、さらにクラシックな路線を突き詰めても
面白いですし、コンポに合わせてディープ系のカーボンホイールを履かせたり
しても、それはそれでカッコいいかも。
流行り廃りを気にしないでOK。
速く走ろうとしないでもOK。
マイペースでこのシブい1台を、長きに渡って楽しんで下さい。