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【GSRカップ】メカニックとして行って来ました!【レポート】
by: 松永 剛

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9月6日に開催された、キャラクターサイクルジャージユーザーオンリーのレースイベント『第3回GSRカップ』に前回に続き、大会オフィシャルメカニックとして参加させて頂きました!!

 

会場は千葉県茂原ツインサーキット。こちらで、2~5時間の耐久とクリテリウムが開催され、レース参加者と観客合わせて今回も1000人以上が集まるお祭りとなりました。

 

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自分のまず最初のお仕事は、開場してすぐに行われる受付の際に必要となる『車検』を行うことです。

大会の募集要項などの説明には、事前に自転車店にて車検を受けて、各項目において整備不良や部品の不具合がないかをチェックした状態で来場してください、という事になっていますが、どうしても当日までに事前車検を受けることが出来なかった人の為に、朝イチから作業を開始。6時半から始まって、約3時間ほどかけて当日分の車検を終了させました。(車検に関するお話はまた後ほど・・・w)

 

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さて、そのあとは、レースの途中にトラブルが出てしまった参加者の方達をなるべく乗れるようにしてあげて、最後までイベントを楽しんでもらうお仕事。

比較的トラブルが少なかったのは、やはり事前・当日の車検で、危険箇所を摘んでいたからなのかな?と改めて車検の効果を感じました。

 

 

会場内には多くの自転車とアニメ・マンガなどが好きなライダーが押しかけ、最初に書いたとおりまさにお祭り状態。

特に昼前後の時間帯には、レース開場のBGMはアニソンDJとなり、数名のDJが年代もジャンルもバラバラなアニソン・特撮ヒーローソングなどをエンドレスで繋いでいきます。

とくに人気のある作品の曲(アイマス、ラブライブ!、WuG!、アイカツ、プリパラ、そして弱虫ペダル)がかかると、その作品に関連したサイクルウェアを来たライダーが一斉にDJブース前にあつまり、ライブさながらのサイリウムを振りながらのコールを入れたりしている様はもはやGSRカップの風物詩となっていますw
自分が常駐していたテックブースはピットエリアで一番DJブースに近い位置なので、非常に良く聴こえました。工具を持っていないときはサイリウム片手に、ライダーの皆さんと一緒に盛り上がっておりました。ウム、楽しい!w

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そして今回はアウローラから15周年のウェアが好評予約受付中の『JAM Project』から、影山ヒロノブさん、そしてきただにひろしさんの2名が、JAMチームを結成してエンデューロに参加!走っている合間に、DJが厳選した、まさにベストと呼べるJAMメドレーを流していた際には両名もステージにあがり、お客さんたちを盛り上げる!JAMのライブでもこんなに間近にメンバーを見れることもなかなかないので、これはうれしいサプライズでした。みんなと一緒に全力で『MOTTO!MOTTO!』とコールをしてしまいました。熱い!!

 

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天候が心配された今回、自分も晴れ男なのですが、それ以上にJAMの影山さん、そして参加者の皆さんの熱気で雨雲を追い払ったのか、数キロ先は夕立のようになっていたそうですが会場はぱらっと降った程度。奇跡!

 

そして夕方に全てのレースは終了し、大きなトラブルもなく第3回大会を終えました。皆様お疲れ様でした!!

 

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レース終了後は表彰式、そして豪華商品がもらえるじゃんけん大会と続きました。

その間に自分は機材を車に積み込んで撤収準備。長い1日が終わりました。

 

 

いろんな思いをもった人達が一同に会し、楽しもう!という気持ちがいっぱいのイベント、GSRカップ。まだまだマイナーなイベントではありますが、他の有名な人気サイクルイベントと比較してもその熱気は負けていません。次回第4回も来年の早春に開催予定ですので、ちょっとでも興味あるな~という方は、是非ご参加ください!現地でお会いしましょう!!

 

 

 

 

さて、以下はテックのめかにっくちゃんとしてのお話。

 

第1回大会から、GSRカップは大会の安全な進行や皆さんに不要なトラブルで折角のイベントを無駄にして頂きたくない、という点から『事前車検』というものをお願いしています。

 

点検項目はそれほど多くなく、通常に使用出来るかどうか、という程度。ただし、直接的に安全にかかわる部分ですので点検は大事です。日ごろからご自身でメンテナンスされている方やショップで面倒を見てもらっている方ならば特に問題なく通過できるレベルなのですが、レースの前に安全性を考え、『ショップ』の『プロのメカニック』の方にチェックして頂き、問題なければ書類に一筆サインをいただいて、そちらを当日の受付の際に提出して頂く、という流れです。

 

大型のイベントではその処理件数の問題だったりでなかなか実施されていないですが、ロングライド系のイベントでは比較的メジャーなシステムです。

 

また、当日は会場でもどうしても事前車検を受けることが出来なかった方向けに、当日車検を行っていましたが、残念ながら数名の方の自転車を車検通過させることが出来ませんでした。安全にかかわる重要な部位の深刻なトラブルが発生していたためです。現地でもある程度の対応が出来るように、いくつかのパーツやあらかたの工具類は用意していましたが、当然店頭レベルとは比べ物にならないですし、点検も多くの方が並んでいたので、1名あたりの作業時間も限られるためにどうしても完全な対応は出来かねます。
お店での点検の場合、たいていの場合有償になりますが、現地では無料で作業をやらせて頂いているのはこういう点からなんですね。

 

わざわざ自身の自転車をお持ちいただいても、きちんと整備されていない為に走れない、または走行中にトラブルが発生して楽しめない、こんな残念なことはありません。
また最悪の場合、ご自身の自転車のトラブルが原因で、他の参加者の方に迷惑をかけることも無きにしも非ず。(集団落車の原因になるとか) こうなるとご自身だけの問題ではありません。参加者みんなが楽しく走れますよう、事前車検のお願いを改めてさせていただきます。

 

また、普段お店をご利用になっていないという方も、当日車検の際にお伺いすることも多かったです。是非、プロに見てもらっていてはどうでしょうか。当日車検で持ってこられる方の大半は、大丈夫な状態だと思って持ってこられているかと思いますが、実際大丈夫な方も多くいらっしゃいましたが、その反面、自分がバイクを受け取った瞬間に、数箇所単位で車検的に『アウト』な状態であると判別できるくらいの方もいたのも事実。この辺は、年間にとんでもない量のバイクを整備している、われわれプロの目や耳、感覚を信じて頂きたいところ。瞬時に判断し、対応できるのが、われわれプロメカニックです。是非、お店に足を運んでみては如何でしょうか。

 

 

さて最後に、今回の車検で多かった、チェックポイントに引っかかった箇所をランキングでお伝えしておきましょう。日常のご自身での点検の際にも、この項目は要チェックポイントですので、参考にして頂ければと思います。

 

 

【第1位】 クイックレバーの締め方

 

特に多いのは女性の方。握力が男性より低い方も多いかと思いますが、それでもちょっと安全に問題のあるレベルの締りの弱いバイクが結構多かった印象。

逆に、男性の方で多かったのは、しっかりしまっているんですが、レバーの位置がフレームやフォークにピッタリ被ってしまっていて、緩めようとしても指がかからない状態。最悪の場合、なにか工具とかを突っ込んでテコの要領で開けないといけないようなものもありました(汗)

最近はフロントのレバーが前に向いてしまっている方はだいぶ減りましたが、まだ数件いらっしゃいました。

あとはクイックレバーの締り具合とともに、ホイールが真直ぐ車体に入っていなくて、ブレーキがこすれてしまっている方も。特に輪行などで会場に来られた方に多かったです。
ホイールをはめる際は、しっかりと真直ぐ奥まで入っているかを確認して、しっかりとレバーを締めましょう!

 

 

【第2位】ボルトのトルク不足

 

ステムやシートポストなど、ご自身でポジション調整をされた方に多い症状でした。現在のロードバイクの多くが、ステムやシートポストにはM5サイズのボルトを使用しています。アルミ、カーボン問わず、大体締め付けトルクがM5のボルトを使用している箇所は5Nmに設定されていることが多いのですが(実際の設定値は、取扱説明書や各部品のマーキングで確認しましょう)、現地でもトルクレンチを使用してチェックしていましたが、かなり増し締め出来てしまう状態の方が多かったです。

全く止まっていないわけではないので、さらっと乗っていると大丈夫かもしれませんが、ちょっと力が加わった瞬間に、ハンドル回りがぐるっと回ってしまったりしたら・・・そのまま転倒してしまいかねません。

 

ご自身で整備される方には、是非簡易の物でもよいのでトルクレンチの使用をお勧めいたします。
自転車用に出ているもので、各種ヘックスの交換用部品付きのモノでも1万円ほどで購入可能です。
特にカーボン製のハンドルバーや、シートポスト、フォークコラムのバイクに乗られている方は必須アイテムと思っていただいてよいかと思います。

実際今回も、カーボンポストをご自身で調整されたときに締めすぎてしまっていたようで、シートクランプ部分で割れてしまっており、安全が確保できないという理由で車検不通過になってしまった方もいらっしゃいました。ご注意ください!

 

 

【第3位】ブレーキシューの位置

 

乗り物にとって前に進むための駆動系以上に重要なのは、止まったりスピードコントロールをするための制動装置、そうブレーキです。
今回大きな問題になるようなトラブルはほぼ無かったのですが、ロードの大半であるキャリパーブレーキのブレーキシューの位置が悪く(もしくは曲がっていたり)、タイヤに接触してしまっている状態の方が多くはありませんでしたがいらっしゃいました。
通常はアルミ、もしくはカーボンなどのリムの硬い部分に圧力をかけて制動力を生み出しますが、ブレーキシューがタイヤ側にはみ出してしまうことで、タイヤサイドに力が加わってしまい、サイドの弱い部分が削られてしまい、バースト(裂ける状態)になってしまいます。現場では今すぐにタイヤの交換を必要とするレベルではなかったので、位置を調整したうえで危険性をお伝えさせて頂きました。
ご自身でブレーキの調整を行ったりした際には要注意です。

 

 

【第4位】汚れ

 

これ、結構重要です。べ、別に汚い自転車に触りたくないわけじゃないんだからね!!いや、触りたくないなw

よく言われるたとえですが、『歯を磨かないで歯医者に行く人がいるか?』という話です。メンテナンスをご依頼いただく際に、やはりあまりにも汚れが酷いのは、作業を受ける側としては印象が悪い。当然汚れているということは、メンテナンスをしていないという事につながるので、チェックの際の目も厳しくなります(もちろん綺麗だからといって緩く見るということはありませんがw)

 

また、汚れはトラブルの原因の発見を遅らせます。たとえばフレームにキズ(ひび)が入っていても目視できなかったり、汚れで動きが悪いのか、根本的な部品の消耗なのかの判断も出来なかったりと良い事はありません。

それに、折角好きなアニメやキャラのジャージを身にまとっているんです。自転車も綺麗にしてキメてください!嫁が泣いてますよ!!
『プロデューサーの自転車汚いから、みりあ乗りたくない~!!』なんていわれたら辛いですよね(泣)

 

 

【オマケ】時間は作ってください

 

結構多かったのが、時間が無くて事前車検に行けませんでした、という方。もちろん皆さん本業のほうがお忙しいのは分かります。日々お仕事や学業お疲れ様です!

ですが!大会に参加申込して、大会当日までにどれほどに日数があったでしょうか。その中で本当に一歩も動くことが出来なかったのでしょうか?練習のついででも良いですし、アニメイトにCD買いに行くときでもいいじゃないですか、一歩足を(車輪を)サイクルショップに向けて頂ければ良いのです。そうすれば安全に、そして確実にレース当日を迎えることが出来るわけです。皆さん、好きなことへの事前準備も楽しくないですか?(例:コミケのサークルチェックとか、ライブまえの様々な準備とか)
GSRカップに向けた準備も『楽しんで』みませんか?

 

是非ぜひ、次回からはもっと当日車検の件数が減りますよう、願っております!目指せ当日車検0件!!

(※なお、次回のGSRカップの際に事前車検・当日車検を行うかは未定です。大会参加募集が始まった際にご案内があると思いますので、それまでお待ちください)

 

 

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ということで、長文になりましたが、第3回GSRカップ・めかにっくちゃんインサイドレポートでした!!

 

 

 

あ、そうそう、最後にいくつか写真を投下して終わりにいたします!

 

 

今回はワイズロードも出展させて頂き、弱虫ペダルで人気のリドレーや、弊社が独占輸入しておりますチポッリーニも展示させて頂きました。ボリューム感のあるチポッリーニのフレームで『痛チャリ』、如何ですか?!(うーん、贅沢!!)

 

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そして極秘裏に進められていた、これも公開展示!!

 

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ワイズロード(いちおう)公認キャラクターの『吉田四季ちゃん』初お披露目です!

もちろん企画立案や設定・デザイン作画はわたくし、mattsが担当。本社の会議も無事通過してのお披露目となりました。今のところ、彼女がどう活動していくのかは未定なんですが、いろいろなところで今後見かけることもあるかと思いますので、その際はよろしくお願いいたしますね!

 

あとは、GSRカップといえば、主催はグッドルマイルカンパニー様!!!

 

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いつもありがとうございます!!

 

 

 

ということで、次回GSRカップが今から楽しみでなりません!!!また会場でお会いできればと思います!!\GSR!GSR!/

 

 

 

 


 

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