【2016MERIDA】2016　新城幸也はこれに乗る！！
by: 池田 哲也

 

先日、突如として（と言っても移籍話の発表はだいたいいつも突然なんですが）発表された新城幸也のランプレ・メリダ移籍。

 

なんとなく勝手にヨーロッパカーにずっといると思ってましたが、今シーズンツールに出場できなかったことと、コンチネンタルチームなのでいくつかの新城が得意なレースに出場できないこと。ピエール・ローランの移籍。そして、予算の縮小（３分の１ぐらいになってしまうらしい）などが移籍を決めた要因らしいです。

 

そんな新城には複数のチームからオファー➖それが凄い➖があったらしいのですが、より多くのレースに走れこれまでとは違う国、そして運営体制の内容などを加味して最終的にイタリアの名門「ＬＡＭＰＲＥ・ＭＥＲＩＤＡ」に加入ということになりました。

 

 

というわけで新城が２０１６年に乗るのはＭＥＲＩＤＡのバイク。

 

 

ＭＥＲＩＤＡには高剛性エアロバイクの「ＲＥＡＣＴＯ」。ぱパヴぇをターゲットに開発された「ＲＩＤＥ」など複数のバイクがありますがもう一つあるこのバイクが新城幸也のメインバイクになると思われます。

 

 

ＭＥＲＩＤＡ

 

ＳＣＵＬＴＵＲＡ　ＴＥＡＭ　フレームセット

 

￥２６９，０００－（税抜き）

（現金の場合￥４０，３５０－　現金以外の場合２６，９００－のクーポンが付きます）

 

元々、ＭＥＲＩＤＡのオールラウンドモデルで軽量バイクとしても人気があったＳＣＵＬＴＵＲＡ。

 

 

ただ、ＬＡＭＰＲＥ　ＭＥＲＩＤＡが本場ヨーロッパで戦うにあたって２５Ｃのタイヤが付かない、空力性能を意識していない、ヘッドチューブが少し長いなど多少の不満点も出てきました。

 

それらを一気に解消してついでにさらなる軽量化をしてデビューしたのがこの新型ＳＣＵＬＴＵＲＡ　ＴＥＡＭ。ジロ・デイタリアでもデビューウィンを飾り一躍２０１６年モデル注目の一台となりました。

 

 

 フレームは見た目にはややおとなしめの造形ですが細部勿論工夫の塊。

 

 

ダウンチューブはカムテールで剛性を確保しつつ空気抵抗を低減。

 

 

一見何の変哲もないリアステーにはＭＥＲＩＤＡ自慢の「ﾊﾞｲｵファイバー」。

 

フレームに繊維（フラックスということなので亜麻）をシートステーとシートチューブ、そしてフロントフォークに使うことでカーボンでは取れない振動を吸収。結果、路面の情報は伝えつつ体に衝撃は伝えない最高の性能を持たせることができます。

 

リアブレーキはＢＢ下にダイレクトマウント。これは乗り心地の為だそうです。

 

 

フロントフォークもダイレクトマウントと思いきやこちらはノーマル。

 

メーカー曰くダイレクトマウントはブレーキ台座の補強をフォークに作る必要があり重くなってしまうので重量を優先してノーマルマウントにしたとのこと。その結果フロントフォーク単体では３００ｇ以下と超軽量フォークに仕上がっています

 

 ｴﾝﾄﾞも限界までフルカーボン製。高剛性と軽量化を両立させています。（注：もちろんハンガーは交換可能です）

 

ﾌﾛﾝﾄﾃﾞｨﾚｰﾗｰは信頼性などを重視してかアルミ製。しかし、極限まで薄くしてここでも軽量化をしています。

 

 

フレームは内装式。もちろん電動対応です。

 

 

日本にあまり流通していないＦＳＡのＫ－ＦＯＲＣＥシートポストが付属。フレームとカラーも併せて統一感はばっちりです。

 

 

 乗り味ですが以前試乗した９０００の感想になりますが非常にしっかりとしたオールラウンドバイクといった印象。

 

サイズが２サイズ小さかったので窮屈なところもありましたが、高剛性フレームの為か軽くペダリングしてもスイスイ進む。

 

軽量で高剛性なレーシングフレームは乗り心地がハードになる傾向にありますがそこはバイオファイバーのおかげで衝撃は体に来ないので快適至極な走り。３００ｇ切りのフロントフォークは昔ならいろいろ不安視されたものですが何の問題もなし。むしろその時乗り比べた車体の中では上位に数えられるぐらいでした。

 

 

これだけの高性能なプロチームバイクが￥２６９，０００ー。破格の一台と言っていいでしょう。

 

 

 新城幸也の２０１６年メインバイクをぜひあなたにも

 

 

性能含めおススメです。

 

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