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【メンテノススメ】チェーンだけでなくここも交換必要?【ギア周り】
by: 松永 剛

 

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新宿本館MTB・テック担当のmattsこと私、松永がお送りするMTBのメンテナンス推奨コーナー【メンテノススメ】第1回は昨年11月末にお送りした、サスペンションフォークの簡易メンテのお話でしたが、今回は【ギア周りの消耗品】についてのお話です。

 

 

 

 

1枚目の上の写真、シマノのXTクランクにKMCのX10ゴールドチェーンがまぶしい仕様となっておりますが、これは交換後の写真です。

 

 

チェーン交換の目安は、走り方によって大きく変わります。もちろん日ごろのメンテナンスをどれくらいの頻度でやっているか、どんな場所をどんな天候の時に走ったか等によっても大きく変わってきます。

 

そこで、分かりやすく交換のタイミングを知る道具として、チェーンチェッカーという物があります。実際に伸びていて交換が必要かどうかの判断が可能です。

 

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お店でも使用しているGIZAのチェーンチェッカー。
裏側にピンがあり、一方はダイヤル部に偏心した位置にピンがあります。
このピンをチェーンの内側に引っかけて伸びを測定します。

 

 

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こちらは店頭に展示してある新車のチェーンです。
もちろん伸びはほぼゼロ。

 

 

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こちらは修理でお預しているMTBのチェーン。
ご覧のとおり、目盛が0.5以上の位置になっています。
レッドゾーンの0.75以上は即交換という判断ですが、この段階で交換してしまっても
問題はありません。汚れやサビが酷い場合は洗浄しても落としきれないので交換た方が
良い場合も多々あります。

 

 

 

ここで計測される伸びは僅かですが、チェッカーで計測する区間はチェーン全長の数分の一。つまり全体の伸びは計測した数値の数倍になるのですが、交換が必要な場合だと全体で実に1cm近く伸びていることもあります。

 

 

チェーンが伸びるって、金属のプレートが踏む力で伸びるの?って思う方も多いかと思いますが、金属の伸びは極わずかで、正確には摩耗して全長が長くなる、というのが正解。

 

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 チェーンは分解すると、アウタープレート、インナープレート、ローラー、軸の4種類の部品で構成されているのが分かります。

 

この中で、伸びにつながる摩耗を起こすのは、インナープレートと軸の部分。踏む力を常に受けつつ、間に入り込んだ遺物により削られて、ローラーの内径は広がり軸は細くなり、引っ張られると長くなる、というのがチェーンの伸びの仕組みです。

 

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図解するとこんな感じです。
白い部分がインナープレート、濃いグレーの円が軸です。
この2つのパーツの接触部が摩耗すると、図の下側のようにズレが発生して全体としては大きな伸びになるわけです。

 

 

もちろん、左右のプレート部分も変速や回転により摩耗します。

 

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こちらが先ほどのチェーンの摩耗した姿。
表面のゴールドのコーティングは剥がれてしまい、金属の地が出ています。

 

これは隣のギア(チェーンリングやスプロケット)に接触しながら変速をする自転車特有の変速システムの為、こういった摩耗が発生します。

 

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また、これはミッシングリンクの内側ですが、インナープレートと接触している部分が回転時の摩擦で削れています。こんな感じで各部が削れるため、伸び方向だけでなく、チェーンをねじった際の捻じれ具合も摩耗したチェーンでは大きくなり、この感覚でもチェーンの摩耗をチェックすることが出来ます。

 

チェーン交換を行う事で、変速レスポンスの向上や異音の解決、また表面のメッキが剥がれて錆ている状態の改善につながります。

 

 

 

しかしながら、チェーン交換をしたのに歯飛びの症状が改善しない、もしくは以前は発生していなかったのに歯飛びするようになった、という事もよく起きます。

 

 

その場合の主な原因は、チェーンリングやスプロケット側の摩耗です。

 

 

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この2枚のチェーンリングは同じ物で、歯の位置も同じです。
手前側の歯先が低くなっているのが分かるかと思います。チェーンリングは上位モデルではアルミで出来ていることが多く、意外と摩耗しています。
この様に摩耗してくると、思いっきり踏み込んだ際にチェーンが滑ってしまい歯飛びが起きたり、変速性能も低下しますので、交換が必要になります。

 

MTBのクランクで低価格帯の物はチェーンリングの部分が一体型になっていて、このようにギア板だけ交換できない場合もあります。その場合はクランクごと交換になりますが、対応しているギアの段数の範囲内で上位グレードに交換してみるのも良いかもしれません。
部品の精度も上がりますし、剛性も高いのでしっかりした感覚になります。

 

 

チェーンの摩耗の主な原因は、チェーンオイルのベタつきなどに付着した異物による摩耗の促進です。もちろん、金属同士がこすれ合うチェーンの可動には、潤滑材としてオイルは必須です。汚れを付着させないためには、必要な個所に最適な量のオイルを塗布することが大事です。

 

オフロード走行では砂や細かい石などが付着しますが、街中の走行ではより硬質な物質が付着します。車も走る道路をよく走られている方は、道路に落ちている、車のブレーキダストを拾ってしまっている事が多いです。ブレーキダストとは、車のディスクブレーキの摩擦材やディスクローターが摩耗した、非常に硬い金属系の微粒子なので、自転車のパーツに対しては天敵。

チェーンやギアのクリーニングと、最適なオイルの塗布を行う事で、これらの摩耗を大幅に軽減することが出来ますので、是非みなさんもやってみてください。

 

チェーンの洗浄や注油方法については、YoutubeのY’s Roadチャンネルのこちらの動画を参考にしてみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、ちょっと長くなってしまいましたが参考になりましたでしょうか?
なるべく交換の頻度を下げる為にも日ごろのメンテナンスが大事です!みなさんも是非やってみてくださいね。

 

チェーン洗浄に必要な道具やケミカル、チェーンオイルなども色々と在庫しております。バイクの使い方にあったオイルを選んでバッチリメンテナンスしましょう!
どのオイルを選んだらいいのか迷ったら是非スタッフまでお声かけください!

 

 

 

 


 

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