【石川ライド】極寒の中久しぶりの秩父ライドは疲労限界突破しました。
by: 石川康輔

そんなに早くないですが、日の出が遅いので凄く早い出発に見えますね。病み上がり後というか、そもそもロングを走るのは10カ月ぶりぐらいかな？久しぶりに秩父ライド行ってきました。

長距離耐性無くなりました

今シーズンからコンポーネントをR9270新型デュラエースに変更した石川です。乗せ換えてからそういえばまだちゃんと走っていなかったので、本格的に距離を走るのがこれが最初ですね。

12ｓになったことで細かい変速とワイドギアレシオの両立が可能になりました。ロングライドにおいてワイドギアは必須だと思いますし、平地での体力の消耗を抑える為にはクロスギアも捨てがたいです。

11ｓ時代にも11-34という非常にワイドなギアを愛用していた私ですが、そのギアの組み合わせとはだいぶ違うので使用感は全く別物です。

11ｓの11-30ｔに34を足したギア比なので、レースでもオールラウンドに使える頼もしい組み合わせだと思います。12ｓ11-30ｔも持っていますが、あちらは34ｔが無い代わりに皆さんが好きな16ｔがその分追加されております。11-17まで完全にクロスになるのでフロントがコンパクトであったり、登りの少ないステージでは最高の選択になる事でしょう。

実際に変速の速さは速くはなっているのですが、タイミングがうまくいくと速すぎて変速したはずなのに気が付かない程です。

リアの変速の速さもありますが、フロントは更に素早い変速で今までのDI2は機械式の変速機の方がやろうと思えば早く変速させられたのですが、今回からは完全にDI2の圧勝ですね。

勿論、シフティングピンやガイドがチェーンリングに備わっている為、変速が完了するまでのスピードはクランクの回転速度に準じるので結果的に変速の速さはどのコンポでも変わらないというのが本当のお話ですが、そういうことを言っているのではない事はご理解いただけると思います。

そして、個人的に12ｓのDI2コンポが素晴らしいと言える最大のポイントが、STIレバー自体の握りやすさにこそあると思います。

長距離を走ると、ハンドルやレバーの相性によっては握っているだけで疲れてしまうという事もあると思います。私もDI2を使う一番の理由はレバーその物の握りやすさで選択肢筆頭になっているといっても過言ではありません。

先代DI2は現行よりもコンパクトでしたが、その反面手がレバーからはみ出してしまい握りこんだり、ブラケットでエアロポジションを取ったりすることに向いていませんでした。それがワイヤレス化と形状の現代化を行う事で、少し内向きにセッティングすることでブラケットエアロポジションが非常に取りやすくなり、更には手の収まりの良いブラケット形状になったことで握り疲れやハンドルとの境目での掌の痛みも少なくなったのが個人的な感想です。

ちなみにグローブはMサイズとLサイズモノによって選ぶぐらいの手のサイズなので大きくはありませんよ。

話は戻って朝のコンビニへ

朝と言ってももうすぐ10時ぐらい。いつも熊谷寄居線の寄居に入ったところのセブンイレブンまで走ります。タンパク質と炭水化物と脂質をむさぼります。何も考えていません。食べたいものを食べているだけです。

個人的にロングライドするときはなるべく食べなれた食べ物を選択するようにしています。

何故か？

人間の胃は食べなれていないものを消化するときにいつもと違う動きをすると個人的には思っているので、摂取するものを変えるとおなかの調子を悪くするので注意しましょう。

この辺までは良かったのですが、いつもはお昼にうどんかラーメンを食べるような走行距離を走ってもなお簡単な食事と休憩も口に入れたら終わりという感じで走りました。

一年前は何度もこういったルーティンで走っていたので問題ないと思っていましたが、あまりにも久しぶりでロングライドをする身体が出来上がっていなかった為、ハンガーノックというか、なんだかパワーが出せない状態になってしまいました。

ペース自体はかなり控えめにして150ｗを中央値に維持、去年よりも10ｗぐらい低く設定して走っていましたが秩父のラーメン屋まで持ちませんでした。

らぁ麺　大金星

というわけで秩父ライドが久しぶりなので本当に久しぶりにやってきました。手前の坂から完全に失速。予定の時間をかなりオーバーしてしまいましたが、丁度タイミングよく待ちなしで入れたのが本当に助かりました。

ここでちょうどキツさ基準で半分といった地点なのですが、本当にキツカッタデス。

ラーメンを食べて復活したのでこの先の山伏峠も何とかなりそうです。

ちなみに、ここのラーメン当然めちゃめちゃおいしいのですが、１２時をまわると並びが発生するのでロングライドで食べにくる方は１１時台に来たほうがいいですよ。

混んでいるので食後はそのまま移動して

今日は道の駅あしがくぼで休憩をはさみました。慣れれば道の駅はタイムロスになるのでよらずに飯能まで一気に抜けたほうが効率いいです。

身体はあるのですが、エネルギー的な面で枯渇して、うまく体の中をめぐる回路ができていない感じですね。

オーバーペースでは足をつったりするのですが、あるのは疲労感だけでしたね。距離を乗れていない証拠です。

山伏峠を越えないと平野に帰れません

ギア比的にも１倍の軽いギアを引っ提げて峠に差し掛かりましたが、勾配が対してきつくないので今回はあんまり使いませんでした。

峠も序盤からスローペースで、、、しか走れず本当に走れなくなっているなと絶望しております。

休憩時間を含め経過時間として今までで一番かかったかもしれませんね。

今シーズンはメインでSCOPEホイールを履かせていますが、ホイールの剛性が非常に高いので登りも無理なくこなせる万能なホイールです。

リムの内部的な補強もしっかりしていますし、ハブが非常にしっかりとした作りで今の所トラブルと呼べるような事は起きていませんね。

輪行したり、車で持ち運んだり結構タフに使う予定なので安心して使えるという点においても信頼のおけるホイールです。

さてここからは家まで下り坂（入間川沿いを走るのでそうだと思っている）。下界に降りたら交通量は徐々に増えるので車に気を付けて残り70ｋｍ頑張ります。

一回だけ休憩をはさんで悲鳴を上げる膝とおしりに鞭を撃って日没時間を気にしながら走ります。

17時ぐらいまでかかってしまい日没はしてしまいましたが何とかゴールしてミッションコンプリート。

本当に疲れましたね、、、、

久しぶりにかつ、前準備せずにいきなりの挑戦となりましたが、一応なんとかなったという事にしましょう。

内容も微妙ですし、疲労も結構残っているのですが、体の痛みなどはしっかりとケアをしたので全然ありません。

血行を良くするマッサージや疲労に効くタイツを履いたり翌日に温泉に行ったり、いい休日になりました。

服装に関して

この時期は一日を通して気温差が非常にあるので、いわゆる冬用のジャケットを着て出かけると日中に体温調整ができなくなってしまうので、インナーを含めて暖かくして、アウターは防風性能のない薄い長そでジャージを着て寒い朝晩はウィンドブレーカーというのが最適解だと思います。

個人的にカステリの薄い冬用ジャケットを買ったのでテストもかねて使いましたが、日中の市街地はかなり暑かったですね。

ですが、これは開閉式のベンチレーションやジップを下から開けられたりと、一時的な換気ができる仕様になっているので汗冷えはありませんでした。

来年に向けて

気持ちは早いですが来年に向けて具体的なことを考える時期になりました。春先からの絶景ライドやロングライド、各地を巡るサイクリング、やりたいことはたくさんあります。乗鞍のヒルクライムも個人的にはいきたいのはやまやまですが、スケジューリングとそこに向けての調整が大変なのもあります。もっとやりたいことをやるためには何かをあきらめる決断も必要かなと漠然と考えております。まだ何も心には決めていない段階ですが、次のステップ考えています。

皆さんも、この数年は色々と生活環境も変わったりと大変だったかもしれませんが、来年も楽しくロードバイクでサイクリングをしてください。