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【石川ライドハウツー】サイクリングの年間計画をざっくりと立てよう。今日が一年の始まり。
by: 石川康輔

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やってきました!2023年!毎年楽しみにしている次の年!どこに行こうかな?今年こそはあそこに行きたいな!計画立てるのってワクワクしますよね!いつか行けたらいいなを今年叶えませんか?

今こそ年間計画をざっくりと

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自然を楽しむ事ができるスポーツでもあり観光の新しい形、それが現代のサイクリングだと思います。日本の四季を最も近くで感じる事のできる排ガスゼロで動くとってもエコな乗り物がロードバイクです!!燃焼しているのは脂肪だけ!

自然環境にとっても優しいサイクリングで様々な景勝地に足を運びたくはありませんか?

私は、特に山が好きなので山を肌で感じられる場所を走ることがこの上ない喜びになります。もちろん、関東平野のその辺の山もいいのですが、、、できれば長野や北関東、、欲を言えば東北とか北海道も!大地の息吹を感じるサイクリングたくさんしたいと思っています!!

とは言え、サイクリングに使える休日というのも殆どの方は有限でかつ、楽しむのに最適なシーズンというのも結構短かったりします。今は山方面で行けるとしたら伊豆のあたりぐらいだと思いますし、走ることはできるとはいえ極寒で日も短い。

休みでいざ行こうと思っても、そういう日に限って雨が降ったりするのもあるあるだと思います。

それでも、天候に恵まれたサイクリングに行ける休日を近所のサイクリングで終わらせないために一応計画というか、心の準備ぐらいはしておいた方がいいと思うわけです。

その為にはざっくりと計画を練ることが大切です!!

明日長野に行こうぜ!

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というわけで、三月末頃に山には雪の残るビーナスライン(霧ヶ峰)を走りに昨年輪行をした話を少し挟みますが、私は割と唐突に明日ここに行こうというタイプです。流石にこの時は一週間前から予告していましたが(たぶん、、、いや、前日だった気がしてきた)、天気予報などを見て明日はベストコンディションだと思ったらいくつも計画を考えているうちの体調や天候などが合致するものを躊躇なく遂行するタイプです。

当日に目的地を変更するのもざらです。

その為にも入念にコースや休憩場所、移動方法などを事前にシミュレーションしておく必要があるわけです。というか、暇なときにグーグルマップ見てこの道楽しそうだなとか、ここのラーメン屋に11時につくためにはどこのルートを通ってみたいなことを地図上で無限にイメージすることが大切です。

予定のコースが雪崩で走れなくなったなど(実体験)の不測の事態が起きたとしても、迂回できる道などは事前に把握できるぐらいがいいので一本いい道を見つけて満足しないようにしましょう。

また、体力的に完走できるかという事もカギになるのでそういう時期になる前に事前にいつも走るコースなどで強度などを高くしてテスト走行をして自信をつけておくことも大切です。

秋頃は体力が極貧だったので春までには楽しくサイクリングができるように現在トレーニング中です。

私のコースの作り方

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当然の話ですが、まずは目的地を設定します。去年はビーナスライン(霧ヶ峰)や渋峠といった有名な道路を走ることが一つの目的でコースをいくつも設定しました。

個人的にアドバンテージだと思っているのが、車やバイクを乗るので関東甲信地域の観光道路をある程度(かなりとも言う)知っているという事が大きいと思います。

とは言え、自転車向きであるがゆえに全く知らない土地を走りにいくこともありますが、その場合はグーグルマップや個人のサイクリングブログなどを事前に漁ります。結構あるあるなのが、トンネルが自転車通行不可であったり、通れたとしても路肩が狭くて実質走行が無理な場所など事前に調べておくことです。更には、”最短距離が正解じゃない”という事もよくあるという事です。地方だと市街地や主要道路の周りに広域農道などよくあるのですが、そっちは距離が延びるものの信号も少なく走りやすく景色もいいパターンが多いです。走行距離的に可能であればそういう道をルートに設定することもコツです。

道に関する情報を調べるツールとしてツーリングマップルという地図を買って読んだりしても色々な情報を得られるのでお勧めです。富士山が見えるとかこの道景色がいいとかそういうなんてことない情報やグラベル屋さんという方に有力なオフロードの情報も書いてあります。

その上で、頭の中でコースができたらガーミンコネクトにてそのルートを再現します。ガーミン以外でもそれぞれのサイコンで地図アプリがあったり外部ソフトでルートを作って入れたりと方法はいくらでもありますが、私はガーミンコネクトで直接ルートを作ります。

実際にナビゲーションを起動するかどうかは別にして、これにより距離と獲得標高がだいたいわかります。ガーミンで地図を引くと峠は道なりに線を引くのが難しいので標高は結構多めに出ちゃうのですが参考にはなりますよ。

例えばこんな感じ

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昨年佐久を起点にロングヒルクライムコースを書いてみましたが、間違いなく完走できないのでお蔵入り(体力つくまで)のコースも多数準備しています。

車で行く場合は駐車場に戻るために周回するコースレイアウトを描いたり目的地のピストンになったり、裏技で車で行ってさらに輪行して戻ってくるなどの技もあります。日程的に余裕のある方は泊まる宿であったり、電車に乗る前に汗を流せる温泉を検索しておくのもいいでしょう。

目的を明確に

ここで大事なのは何を目的に走るかというところです。観光目的でとは言え、例えば渋峠などの20kmクラスの峠道は国内にもなかなかない格好の練習場とも言えます。

去年の渋峠は全力で登って体力測定と練習を兼ねて走ったりもしました。写真は下りで撮影して登りは全力です。観光地とはいえやってることはスポーツなので折角なら20kmの峠をどのぐらいで走れるのか確かめたい気持ちもありますよね?パワーメーターで1h辺りどのぐらいの出力が出せているかなど見たい数値を取る為にも年に複数回は行きたいですね。

観光がメインであれば、できるだけ頑張らないで走るペース配分にしたり着ていくウェアも少しだけおしゃれな?ものを選択してみたり、例えばカメラなどを持って行ってもいいでしょうし、荷物は多めにおいしい補給食でももぐもぐしたり、道中の名物をいただいたり、目的によってだいぶ変わるでしょう。

私の場合は地方の有名なラーメン屋さんをルート上に入れたりとか、お昼の時間帯に通過できるように出発時間の調整をしたりと時間管理もシビアに行います。

現地への移動方法

先ほども少し触れましたが、ルートが決まるという事はそこまでどういう手段で移動をするのかを決めるという事でもあります。車で現地まで行きその地域を存分に楽しむ走り方もありますし、輪行でA駅からB駅に向かって地域をまたぐという走り方もあります。

前者は一つの地域をぎゅっと満喫できますし、割と短時間の走行が想定されるので全力走が可能です。ヒルクライムなどの練習をする場合などはおすすめのパターンです車に荷物を置いておけるので走行中は何も持たなくていいので楽ちんです。電車で行く場合もA駅からA駅に戻るパターンであればこれと近いと思います。その場合は駅にロッカーなどがある場合は輪行バッグを駅に置いておけるので身軽に走ることができますね。

後者のパターンは、一度にできるだけ広い地域を満喫できるので観光目的や距離を重視して走る場合に有効ではないでしょうか?勿論、電車の時間次第なので必ずしも距離を走れるとは限りませんが、帰ってこなくてもいいので前者の二倍以上一方通行に走れるので都市を跨ぐ走行が可能です。温泉やグルメを満喫する為に自由にルートを描いて、ゴール地点は疲れるであろう地点を予測して場合によってはいくつもの駅を候補に挙げられる点が非常に有利ですね。地方で温泉などゆっくりしてから帰ることで都内などを通過する時間を遅らせて帰宅ラッシュを避けるという選択肢もありますよ。帰宅は10時過ぎとかになりますが。

当日の荷物

基本的に電車であれば輪行バッグは必須ですが、着替えであったり補給食であったり、人によってはカメラを持って行ったり。様々あると思います。荷物が多いと当然ジャージのポケットには入らないです。バックパックで走るスタイルは個人的にはあまり得意ではなく、普段のバイクポジションが取れるように背中にものを背負いたくないというのが一つあります。

個人的におすすめしているのが、フレームバッグと大きなサドルバッグになります。

走行性能に影響を与えにくいと思うのがフレームバッグで、荷物量を多くしやすいのが大きなサドルバッグです。

フレームの中心にバッグを取付することで2~4Lぐらいの容量を持ち歩くことが可能です。着替えも夏の時期であれば余裕で入るのでフレームバッグだけでも結構走れちゃいますよ!

大きなサドルバッグはおおむね5-15L程度と自転車用によく販売されているバックパックと同程度の荷物量が積載可能です。寒い時期のウェアやちょっとした土産物を入れるためのバッグを忍ばせて置いたり、お泊りでサイクリングをするなど考えている方は大変有効なアイテムだと思います。

ダンシングするときなどの揺れが気になるといえば気になりますが、なるべく揺れにくいサドルバッグを選んで走行性能への影響を抑えることもできますよ。

ちなみに大きいサドルバッグでフィッティングが抜群で揺れにくいのはこれです。私はこのバッグ現在二個目を使っています。凄く気に入っています。

大きいサドルバッグとは別に、輪行バッグ自体をサドルバッグのように括り付けたりすることもできますが、中サイズのサドルバッグに輪行関係一式を入れるというやり方もおすすめです。個人的に使っているのがオルトリーブのサドルバッグです。

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オーストリッチのL100輪行バッグとディスク用の輪行アイテム各種、肩パッドとかも入れてます。

オルトリーブのサドルバッグ2 1.6Lモデルになります。

サドルのレールに固定するタイプでバッグ自体の横揺れがほぼ起きない構造なので走りへの悪影響を最小限にとどめてくれる優れものです!

フレームバッグは荷物の量やフレームのサイズに合わせて色々とあるものから選んでみてください。私は結局5つぐらい買ってその時の荷物とバイクに応じて使い分けていますよ。

様々な用品をテストして荷物などの持ち運びも普段からどうすればいいか意識してみると当日バタバタしないで済むと思います。

ちなみに荷物とは違うのですが、ペダルは長年TIMEを使っていた私ですが、輪行する機会が増えたためWAHOO SPEEDPLAYにここ数年で変更しました。輪行や観光サイクリングで一番厄介なのが歩くことです。クリートが削れるという事もそうですし、歩きにくいので歩きやすさ重視でSPDに変えるという選択肢も確かにありますが、その前にスピードプレイをお試しください。とっても歩きやすいですよ!

夏場は避暑地?へ

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暑いものは暑いので長野の高原に行ったとしても暑いのですが、それでも真夏に埼玉を走ることと比べると何倍もましです!

六月ごろからはロングライドをするための絶好のシーズンです。日が長いという事ももちろんですが、朝晩凍えないという事もあって長い時間外にいられるというメリットがあります。ですが、暑いので体力とか暑さ耐性とかコンディション調整とかしっかりやったうえでの話になります。

朝早く自走で涼しい地域まで行くという離れ業もありますが、車や電車で早朝に移動して午前中のうちに山の上に走るなども定番です。

夏場はとにかく楽しみたいならすごく限られますが長野や北関東の高原に向かうとか、涼しい地域へ移動するなど工夫が必要です。

体力が無限にある方は日が昇る前から走り始めて200kmでも300kmでも走るといいでしょう。夏は脱水とか熱中症とか体に気を付ければたくさん走れるのでそれまでに体力をつけておくと楽しめますよ!

そして、息抜きも

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たまには登山なども楽しんじゃったりしますよ。富士山に登るなんて考えてもなかったけど去年は登りました。富士山に行くぐらいなら八ヶ岳とかアルプス行くよなーって思ってたけどいい思い出になりました。

自転車を長く続ける秘訣は別のことも楽しむという事も少なからずあると思います。

登山でも心肺機能や足腰、体幹が鍛えられるのでトレーニングという点でも相性はいいと思っています。山が好きという私は歩きでも当然山に行くわけなのです。

でも、本職じゃないからと月に一回程度の山行にとどめてそれ以外の週末は自転車に乗っています。

計画とは?

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私は長期的かつ具体的な計画を立てるのがとても苦手です。一日の中のどういうことをやったり楽しいのかみたいな事はいくらでも思いつくのですが、何月何日にこれをやってという事は全くやりません。

なので、このぐらいの時期にこういう天気ならここに行って、こういうコンディションならこんなコースを走ってとか引き出しをたくさん作る事が私にとっての年間計画という事になります。

更には、普段から体重は重いのでヒルクライムを好きなだけ走れるという事は全くないので、ヒルクライムを楽しんだりロングライドをする場合は事前に体を仕上げておく必要があります。

このぐらいの走力があればこのコースに走りに行けるなというなんとなく基準も自分の中で作れるので普段の埼玉県内のサイクリングもある程度の負荷で走っておくといいですね。

日常的にあそこ行くとしたらこういうコースだなとシミュレートしたり、このフレームバッグ輪行でサイクリングするのに便利そうだなとか、この峠1500mも上るから普段のトレーニングで長時間負荷をかける練習をしておこうとか、、、色々と準備をして一つ一つの計画をタイミングさえくれば実現できる状態に準備をするのがざっくりとした計画の立て方です。

行くか行かないかは前日寝る前に決めるだけでOKです!私なんか当日起きてから決める日も全然ありますからね。

いつでも行動できるように日頃からプランを練るという事が明日のサイクリングをより楽しいものに変えてくれることでしょう!

今は寒いですし、冬季閉鎖で通れない所ばかりです。こういう時に春先以降のプランをいくつも練っておいて、日ごろから走れるように身体もアイテムも準備しておいて、その時が来たらいつでも行けるように備えておきましょう!!

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