【石川ライド】朝晩暑さを避けての練習ライド～エアロシートポストずり下がり対策～
by: 石川康輔

暑いですね。埼玉は午前中は９時ぐらいから、午後は７時ぐらいまでは３０℃を超える厳しい暑さが続いています。これも夏本番前の梅雨（一応）時期という事で夏を乗り切れるのか今から心配ですね。

あれ塗ったらシートポスト下がらなくなった

新しく買ったエアロロードのシートポストがずり下がるので、お店でも使っているカーボンペーストを塗ったところ、、、下がらなくなった！！

自宅でははるか昔に買った一般的なスクラブタイプのカーボンペーストを使用していましたが、段差でガツン行くと下がるのでお店でも使っているスクラブタイプじゃないカーボンペーストを買って帰りました。

MOTOREX カーボンペースト

割と業務用サイズ寄りの100ｇを買いました。

たぶん１０年単位で使える。

蓋に刷毛がついている作業性に優れる構造のパッケージなので選びました。

普通の方は一度組み付けしたら殆ど塗りなおすことが無いと思うので小分けパックもございます。

※このモトレックスのカーボンペーストはざらざら加工があらかじめされているポストやステムには使えないのでご注意ください。

ペーストが密着して摩擦が増える的な感じの仕組みで見事カーボンシートポストのずり下がりが収まりました！！

ざらざらしていないので心配になりますが、むしろこっちの方が条件によっては良い場合もあるという事ですね。

ココ１０年程前から徐々にエアロシートポストが当たり前になりつつありますが、こういうアイテムがある事で対策がなされているのですね。

ポジション出ししたのでテスト走行って感じ

10ｍｍ下げました。

元々マージンとって10ｍｍあげて組んでいたので本来出すべきハンドル落差を出してみました。

高くても良いかなって思っていたところですが、やっぱりいつも通りの方がしっくりきますね。

姿勢としても元々そんなに低くはしていないので（体型のわりにはね）ロングライドも想定しているバランス型のスポーツ走行ポジションって感じで出しています。

ハンドルを下げた方が長距離も楽に

三点の荷重バランスをロードバイクに乗る上では意識しましょう。

・サドル

・ペダル

・ハンドル

これらへの荷重の割合のバランスが結局重要です。

楽な姿勢だからとハンドルは近く高くするとサドルへの荷重が増えてお尻が痛くなります。

その為ある程度はハンドルを下げていく事で荷重を分散させることができます。

ペダルへの荷重を増やす為には単純明快、速く走る事が重要で速く走ればペダルに荷重がかかる為お尻は痛くなりにくいという単純な考えが成り立ちます。

基本的にお尻が痛くて長時間、長距離走るのが苦手な方はフィッティングを受けてハンドルを可能な範囲で低く遠くしてみましょう。

ハンドルに荷重がかかって手が痛い場合は大まかに２通りのパターンが想像できます。

1，ハンドルが近すぎて前傾姿勢が不自然な為手が痛い

2，サドルの着座位置が前過ぎてお尻にかかるべき荷重がハンドルにかかっている

両者が共存する場合もありますが、前者はハンドルが近いのに速く走ろうとして不自然な前荷重になっている場合です。後者は前乗りポジションと呼ばれるレースポジションにもかかわらずゆっくり走ろうとしてペダルへの荷重が不足してハンドルへの荷重が増えているというパターンです。

なのでロングライドでゆっくり走りたい場合は、ペダルにしっかりと荷重がかかる範囲内でサドルを後ろに下げて、前傾姿勢を適正に取るというのがポイントとなります。

ポジション論的なこの辺はどこが適正かというのは骨格的な要素と筋肉的な要素が組み合わさって成り立つので、継続的な運動が出来ているかどうかでも変わってきます。

また、狙っている継続時間についても、１時間持続するのが目的な場合と、５時間以上維持する場合とでも違ってきます。

レースなどにおいては最高効率をどのポイントが維持しやすいかを重視しますし、ロングライドでは高効率と低負荷のバランスをどちらにとるかでも結構変わっていきます。

運動効率を上げる為にはハンドルは低く遠くが基本ですが、その姿勢を果たして何分維持できるのかが体力との兼ね合いもある為折り合いをつけるのが難しいポイントですね。

はい、要は、、、私は運動不足なので姿勢を低くすると姿勢を維持する事に体力を使ってしまうので頑張りましょう！という事でした。

でも、やっぱりしっくりくるので少なくとも夏ジャージで走れる時期の間はこのまま走るつもりです。

別日ですが夜練もしました

特にバイクに仕様変更は無いです。

暑さに負けて？暑さを避けて、夜練習を行いました。

本当は早起きして、どこか涼しい場所に行くつもりだったのですが、山の方とか北関東の方は午後から雨ってなっていたので二度寝した感じです。

このバイクに乗ってからエアロロードって良いなって思っている石川です。

おそらくエアロロードそのもののエアロダイナミクスを感じているというよりは、スプリンターを勝たせるための推進力を最大化させたフレーム設計が私の好みにハマっているという感じだと思います。

明らかに細かい登り返しとか平地巡行の強度を上げた時とか、速いなと体感します。

向かい風でも踏み込んでいけばスピードを維持できるのでこのフレームの剛性の高さがとても気に入っています。

まだ一度もヒルクライムスポットに持って行っていないので長時間の中強度ではどう感じるかは分かりませんが、多分良いだろうなー。

105DI2も問題なくつかえています

DURAACEと比べて違いはたくさんありますが、劣ると思う事はそんなにありません。

結局少なくとも平地では同じ速度で走れるというだけでも価値があると思っています。

変速もDI2なので疲れる事も無いですし、ブレーキに関してはフィーリングでどうにかなる範囲です。本格的なダウンヒルに持って行かないと差が分かりませんが、多分私程度の使い方では明確な差（フィーリング以外の現実的な差、ダウンヒルの時間とか疲労度合とか）が出てこない気がします。

重量的な重さは脚力でカバー、、、てか、体重が重いので誤差。

これからバラ完でコンポーネントを考えている方は105も実はしっかり使える機材なのでその分をホイールとかハンドルとかより効果的なパーツに予算配分をしていただけると思います。

ちなみに、１００点満点という事ではなく、アルテグラやデュラエースと比べて実際の走行で明確にゴールタイムに差が出るかどうかという判断をした際に、多分でないと思います。という判断です。

具体的に気になるところをあげると、RDがMAX36tのロングゲージになっている為か、結構暴れます。

実際に不都合があるかと言われると、今のところないので、気にしない事で救われると思います。

STIレバーも、ほんのちょっとだけ太くなっていますが、大まかな形状が同じなのであまり気にしなければ慣れると思います。

頭のボタンが無いのでそれだけがたまに間違えて押そうとしてしまうので気を付けたいところです。

細かな違いで不満をためてしまうのであればデュラエースを使えばいいですし、現実問題で家に帰る時間に変わりが無いのであれば105でも良いよねってなるのかはあなた次第という領域の話です。

ホイールやカーボンハンドル、パワーメーターやサイコンにその分の予算を割いた方が現実的に速く楽に走れるので予算が決まっている方は105DI2ご検討ください。

まじで、最近暑いです。

真夏の「この２週間我慢すれば良いよねみたいな酷暑」が普通に今の時期にやってくるのですから、予定が狂ってしまいますね。

週間天気予報見る限りは週末から一旦ましな気温になるみたいなのでこの機会に遠出したりロングライドしたりと機会を逃さないようにしましょう！

体重発表は運動習慣が無くなって殆ど計測していないので一旦やめます。

横ばいと言えば横ばいです。

痩せるわけはない。

今週のピックアップアイテム

まぁ、これですね。

ざらざらとした滑り止めコンパウンドを含まないカーボンパーツのアッセンブルペーストです。

エアロロードのシートポストなど円形ではないモデルの場合ちょっとした製造公差によりずり下がりやすい場合があります。

ざらざらタイプとどちらが優れているという話ではなく、どっちのタイプが結果的に相性が良いかというだけの問題なので、全てのケースにこのペーストが有効だとは言いません。

ですが、私のバイクはずり下がりが解消されたので、私にとってはベストな選択と言えるでしょう。

※初めからシートポストやステムクランプに滑り止め加工がされている（ざらざら加工）場合はこの商品の使用は推奨されていません。

このLAPIERRE AIRCODE DRSについてもまだまだ完成というわけではありません。

こだわったらいくらでも手を加えられるのでどこまで実際にやるかは不明ですが、もっと快適に速いバイクを目指してカスタマイズを今後行いたいと思います。

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